名古屋喫茶メニューがミニチュアに。人気YouTuberが“映える”撮り方を指南
喫茶店主らも太鼓判を押す細かすぎる再現度!
喫茶店の名物メニューをミニチュアフィギュア化した「純喫茶ミニチュアコレクション」。第3弾の「東海編」が5月に発売されました。老舗のサンドイッチや映える小倉トーストなど名古屋らしいメニューを押さえたラインナップとなっています。
「名古屋、東海地方は国内の中でも純喫茶の文化が根強く、激戦区としても知られている地域。エビフライのサンドイッチなど他にはないメニューもある。これまで東京編、大阪編を手がけ、第3弾として東海地方は外せないと考えました」と企画したケンエレファント・担当者。
5種類のラインナップもツボを得ています。地元の喫茶店ツウも納得できる、個性と人気のあるメニューがしっかり網羅されているのです。
「純喫茶にまつわる書籍を多数執筆されている『東京喫茶店研究所』二代目所長・難波里奈さんに、ラインナップの選定をはじめ監修していただいています。難波さんと社内のスタッフで相談しながら、コーヒー、食べ物(甘いもの、食事系)、飲み物(クリームソーダ)などバランスを考えて選定。いかにシズル感を出すかを工夫しながら開発しました」(同)
フィギュアは全国のカプセルトイ売り場の他、書店や雑貨店、ケンエレファントのWebショップなどでも販売。購入者からは「実際に行ってみたくなる!」「行ったことのあるお店だ!」などの声が寄せられ、店に足を運んでフィギュアとメニューを並べて撮影する人もいるのだそう。
フィギュアのモデルになった店の店主らも、出来栄えには太鼓判を押します。「完璧です! クッキーの仕上げに網で焦げ目をつけるんですが、そこまで再現してくれていてびっくりしました」(「珈琲処カラス」の店主・西脇美穂さん)、「かわいいね。細かいところまでよくできてるよ」(「KAKO花車本店」マスターの土屋賞蔵さん)、「うちのエビフライサンドが一番出来がいいんじゃないですかね。店のすぐ近くにガチャガチャがあって、スタッフもみんな買いに行ってうちのが出るまでガチャガチャしてます」(「コンパル大須本店」スタッフ)
人気YouTuberが指南! 純喫茶コレクション“映える”撮影法
今回はフィギュアの完成度の高さを際立たせるため、本物のメニューとのコラボで紹介することにします。さらによりフォトジェニックな1枚を目指し、名古屋の人気YouTuberにも“映え写真・動画”の撮影法を伝授してもらいます!
「ポイントは自分が巨人…またはガリバーやでえたらぼっちになったつもりで撮ることです!」
というのは「ずいみーもぐもぐちゃんねる」を運営する名古屋のYouTuber・ずいみーさん。「引いたアングルで全体を写そうとはせずフィギュアに寄って撮る。そうするとそれぞれの大きさが分かりやすくなり、フィギュアが引き立ちます」
さらに動画編集すればこんなトリック動画も。
※『ずいみーもぐもぐチャンネル』「コンパルのエビフライサンドのミニチュアと実物を並べてみた」
フィギュアがリアルなため、目の錯覚を誘うユニークな映像、動画が撮れるのです。
フィギュア×本物 コラボ写真コレクション
筆者もフィギュアと本物メニューのコラボ写真を撮影。フィギュアを含めてどれもおいしそうです(名古屋市内の4店舗をピックアップ。他、岐阜県高山市「コーヒー ドン」のコーヒーもあり)。
□「KAKO花車本店」(名古屋市中村区)のシャンティールージュスペシャル
□「洋菓子・喫茶ボンボン」(名古屋市東区)のサバラン
□「珈琲処カラス」(名古屋市中区)のカラスのフロート
フィギュアを純喫茶へ足を運ぶきっかけに
“映える”写真のSNS投稿は、近年の純喫茶の楽しみ方のひとつ。歳月を重ねた老舗の空間はそれだけで趣があり、カラフルなメニューや歴史を感じる器がいっそう引き立ちます。さらにミニチュアフィギュアをプラスすれば、他にはない面白さも加わり、映え度がいっそうアップすることは間違いありません。
「フィギュアをきっかけに純喫茶に興味を持っていただけたら。モデルとなっている喫茶店へ行って、本物のメニューと写真を撮ってもらえたらうれしいです」とケンエレファント・担当者。リアルなフィギュアをゲットすれば、純喫茶へ足を運ぶ楽しみが増えそうです。
(写真撮影/筆者。ずいみーさんの写真、動画はずいみーさん撮影)