鳴き声が語る猫の気持ち10選!愛猫の声を聞いて隠されたメッセージをくみ取ろう!
猫は言葉を話すことはできませんが、鳴き声で気持ちを表現しています。しかし、その意味を理解するのは意外と難しいもの。
そこで今回は、猫の鳴き声10選とその意味を解説します。愛猫の言葉を理解して、より深い絆を築きましょう!猫の飼い主さん必見の内容です。
1.猫の鳴き声とその気持ち
1‐1.「ミャー」「無音」:甘えたい・構ってほしい
猫が飼い主に甘えたいときの鳴き声は「ミャー」もしくは無音が多いです。
これは猫が飼い主に構ってほしい・撫でてほしい・甘えたいといった気持ちを伝える鳴き声で、とくに短く高い声で鳴く場合はより強い愛情表現になります。
もし愛猫が「ミャー」と鳴く、もしくは無音で鳴いてる風の様子が見られたら、撫でてあげたり遊んだりして、愛情を注いであげましょう。
飼い主から積極的なコミュニケーションを取ることで、猫の幸福感がUPします。
1‐2. 「ゴロゴロ」:リラックスしている・満足
猫が喉を鳴らして「ゴロゴロ」と音を立てている場合は、リラックスしている、満足という気持ちの表れです。
とくに撫でられている時や、飼い主の近くに寄り添っている時にこの鳴き声を出すことが多いです。
また「ゴロゴロ」という音は猫自身が発する低周波の音で、人や猫自身にも癒し効果があるとされています。
もし愛猫が「ゴロゴロ」と鳴いている時は、猫も幸せを感じているので、スキンシップをとりつつそっと見守ってあげましょう。
1‐3. 「シャー」:威嚇している・怖い
猫が「シャー」と威嚇している場合は、何か怖いものを感じている、攻撃しようとしているというサインです。
相手を威嚇するために、毛を逆立てたり、耳を立てたりすることもあります。
このような状態の猫は非常に強い警戒態勢のため、無理に近づいたり、触ったりせず、そっと距離を置いてあげましょう。
猫が落ち着くまで、静かに見守ってあげることが大切です。
1‐4. 「ギャアア」:やめろ~
猫が「ギャアア」と大きな声で鳴いている場合は、恐怖や苦痛を訴えているサインです。
病気や怪我をしている可能性もあるので、続くようであれば動物病院を受診しましょう。
1‐5. 「ニャーンニャーン」「ニャオ」:ねーねー・要求
猫が「ニャーンニャーン」「ニャオ」と繰り返し鳴いている場合は、何か要求しているというサインです。
ごはんが欲しい、トイレに行きたい、遊んでほしいなど、猫によって要求内容は異なります。
もしこのように鳴いていたら、猫の鳴き声と様子をよく観察して、何が欲しいのかを考察してみましょう。要求に応えてあげることで、猫との信頼関係が築けます。
ただし猫の思うままに応えすぎると、「要求鳴き」がやめられなくなってしまうので要注意!しつこくおやつを求めてきたり、猫のわがままにはきちんと「ダメ」と伝えましょう。
1‐6. 「フー」:落ち着いた・緊張がほぐれた
「フー」という鳴き声は、猫が落ち着いたときに出る穏やかな一息つきのような鳴き声です。人間のため息のようなもの。
鼻息を吐き出すような優しい音で、猫自身がリラックスしていることを表現しています。猫の緊張がほぐれたときに聞けるような鳴き声ですね。
1‐7.「ウニャウニャ」「ウマウマ」
「ウニャウニャ」「ウマウマ」は、ごはんがおいしいと感じたときに発する鳴き声のひとつです。
猫がごはんのおいしさを味わっていて、嬉しい気持ちを表しているという解釈が一般的。
すべての猫に見られる鳴き声ではありませんが、なかにはごはんを食べるときに毎回鳴いてしまう猫もいるようです!
愛猫が「ウニャウニャ」と鳴きながらごはんを食べている姿を見ると、飼い主としてもしあわせな気持ちになりますね。
1‐8.「ミャ~オ~」:やるのか?、望むところだ!
猫は テリトリー(縄張り意識)が強い動物であるため、縄張りにはいった猫同士でケンカになることがよくあります。
そんなときに聞こえてくるのが、威嚇と戦闘を示す「ミャ~オ~」という鳴き声です。同時に毛を逆立てたり、耳を立てたりして、相手を威嚇する行動も見られます。
この「ミャ~オ~」は、長く伸びた鳴き声で「オ~」の部分はとくに低く響く太い声になって、猫の闘争心を表しているのです。
まさに「おい!やんのか!?」「望むところだ!」とケンカを始めようとしている合図。時折機嫌が悪いと、飼い主にむかって鳴く姿も見られます。
1‐9.「ナ~オ」「ナー」:発情しているよ
猫は発情期になると、独特の鳴き声を上げるようになります。それが「ナ~オ」や「ナ~」という鳴き声で、繁殖本能が刺激されたことによる発情のサインを表しています。
とくに避妊・去勢手術がされていない猫は、春や夏の暖かい季節を迎えると外にむかって「ナー」と鳴きはじめるように。それぞれ異性を求めて鳴き続けるのです。
鳴き声は低かったり高かったりさまざまですが、鳴き声は非常に大きいです。
近所トラブルにもなりかねないので、子猫を希望しないのであればできるだけ早めに避妊・去勢手術を受けさせることが賢明でしょう。
1‐10.「カカカカッ」:興奮している・獲物を捕まえたい!
猫には興奮した時に出す独特の鳴き声があり、それが「カカカカ」という鳴き声です。
この鳴き声は猫が獲物(虫や鳥その他動くもの)に夢中になり、「獲物をつかまえたい!」という興奮状態になったときに出る声です。
「クラッキング」とも呼ばれますが、なぜこのように鳴くのかは明確に解明されていません。獲物を捕まえられないもどかしさや、狩りへのテンションをあげるため?などと考えられています。
しかもこの鳴き声は、ライオンやトラといった大型ネコ科動物にはできない声で、イエネコ特有の鳴き声なのです。
2.まとめ
猫の鳴き声は、猫の気持ちや状態を知る重要な手がかりです。日ごろから愛猫の鳴き声を観察し何を伝えたいのかを理解できれば、より豊かにコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
猫の鳴き声は、愛情・不安・喜び・怒りなど、さまざまな感情を表現する方法。飼い主は猫の鳴き声を聞き、猫の気持ちに寄り添えるように努めましょう!