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隣のキャンパーが「うるさい!」警察に通報はOK?NG?キャンプ場の騒音問題との付き合い方

モロケン/MorokenGo旅とキャンプのYouTuber

風の音を楽しみながら、星空を眺めて至福のリラックスタイム・・・と思いきや、お隣のキャンパー達は大盛り上がり!もしかして・・・この宴会、朝まで続くの?

Phil Coffman on Unsplash
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キャンプ場で自然を感じながら、ゆっくり過ごすひと時はキャンプの醍醐味の一つです。

もちろん、家族連れやグルキャンなど、様々なスタイルのキャンパーがキャンプ場を利用するので、人によっては少し騒がしく感じることがあるのも仕方のないことです。

ですが、度が過ぎる盛り上がり方をしてしまう人たちも、一定数存在しています。

そこで今回は「キャンプ場の騒音問題はどの程度まで許されるのか?」「騒音問題の対処方法」「警察に通報する時の注意点」について紹介します。

基本的に消灯時間(クワイエットタイム)は静かに過ごす

盛り上がっていると騒音の区別

消灯時間が定められているキャンプ場は、22時から翌7時までとしているところが多いようです。

明確な消灯時間が不明の無料キャンプ場なども、22時から翌7時までは静かに過ごしましょう

 PIXABAYより
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基本的に消灯時間とは、眠るための時間なので、自分がまだまだ起きていたいと思っていても、周囲に配慮しましょう。

また、キャンプ場にはいろいろな目的の人たちが集まっているため、一日中静かに過ごさなければいけないという決まりもありません。あくまで、消灯時間(睡眠の時間)に騒がしくするのは問題であるということです。

キャンプ場の防音能力は0

キャンプ場は住宅街と違い、建物など音を遮るものがありません。薄い布一枚で遮られている空間です。

大声で騒いでいなくても、普通の会話でも遠くまで、声が通ってしまいます。他にもスマホで動画を観たり、薪を割る音などにも注意しましょう

 PIXABAYより
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耐えきれない騒音!直接対決は基本NG

深夜になっても騒がしい人たちに、直接注意することは極力避けるべきでしょう。

なぜなら、注意する時に、相手を刺激してしまうことがあるためです。

特にお酒が入った集団に注意すると、悪意なく盛り上がっているところに、水を差したと勘違いされてしまい余計なトラブルに発展してしまうことがあるからです。直接注意して、トラブルに発展してしまうのであれば、初めから管理人や警察など第三者を通した方が賢明です

 PIXABAYより
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キャンプ場の管理人に報告する

度の超えた騒ぎようであれば管理人に報告します。

管理人はキャンプ場を管理する立場にあるため、騒音などのトラブルなどキャンプ場で起こっている問題を解決しなければいけない立場にあります。

遠慮せずに困ったことがあれば、相談しましょう。

警察に通報する前に考えること

 PIXABAYより
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管理人不在のキャンプ場などでは、警察に通報すると現場に駆けつけた警察官に注意してもらうことができます。

騒音に関する通報の基準というのは明確に設定されてはいませんが、あまりに遅い時間まで騒ぎが収まらない時は通報することを検討するのも方法の一つです。

※110番は緊急性の高い事態を扱う番号なので、通報する時はよく考えておこないましょう。

騒音くらいで通報してもいいのかな・・・と迷うかもしれませんが、騒音に関する通報は意外と多く、あまりに耐えがたい場合の頼みの綱にしている方は多いようです。

通報する場合の流れは?匿名で通報できる?

 PIXABAYより
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110番に繋がると、通信指令課という現場の警察官に指令を出すところにつながります。

「事件ですか?事故ですか?」と聞かれるので、騒音の苦情であることを伝えましょう。

110番で伝えること

  • 通報の趣旨(騒音であると伝えます)
  • どんな種類の騒音であるか
  • 場所
  • 通報者の名前

その他、電話口で聞かれたことに答えて通報は完了します。その際に、名前を聞かれますが、名乗りたくない場合は匿名で通報したい旨を伝えれば、匿名の通報として対応してもらうことができます。

筆者の経験談ですが、無料キャンプ場を利用していた時にかなり騒がしい集団が近くでバーベキューを始めたので、テントごと離れた場所に移動したことがあります。テントの場所を動かせるのであれば、動かしてしまうと騒がしい環境から少し離れることができます。

結局、他のキャンパーが警察に通報したようで、パトカーがキャンプ場にやってきました。

詳しいことはわからないのですが、騒がしかった集団が警察官達に食って掛かるように大きな声を出していた一幕もありました。

騒がしいの基準は人それぞれですし、楽しい時間に水を差されるのは、誰でも嫌なことです。だからこそ、下手に直接注意してしまうと、余計なトラブルに発展しかねないと、実際と現場を目撃して思いました。

なんでも通報してしまえばいいという訳ではありませんが、自力で対処することが難しいような状況では、管理人や警察など、第三者の力を借りることも重要だといえるでしょう。

旅とキャンプのYouTuber

唯一無二の映えるキャンプ動画を配信しています。元福岡県警察官で現在はYouTuber。九州でSNSのサポートをする会社ミセカタのスタッフ。SNS上の見せ方や見え方を考えている人です。本名:諸藤健太郎。

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