なぜ久保建英は日本代表でスタメンになれないのか?森保ジャパンでの起用法と重要視される資質。
スタートダッシュに、成功した。
日本代表は16日に2026年ワールドカップ・アジア二次予選でミャンマーと対戦。上田綺世、鎌田大地、堂安律が得点を挙げ、5−0で二次予選の初戦を制している。
この試合、久保建英(レアル・ソシエダ)に出場機会はなかった。
森保一監督の中で、久保の序列は高くない。ミャンマー戦に限らず、これまでの起用法を見れば、それは明らかだ。なぜ指揮官が、そのように考えているのか。その理由を探りたい。
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■可変システムの狭間で
森保ジャパンは【4−3−3】を基本布陣にしている。【4−3−3】と【4−2−3−1】の可変システムを使用する、というのが森保監督のベースのコンセプトだ。
意外に、“肝”になっているのは中盤の3枚の構成である。「アンカー+2インサイドハーフ」あるいは「ダブルボランチ+トップ下」という形が採られるのだが、ここがスムーズに動けないと、チーム全体が機能不全に陥る可能性がある。その辺り、森保監督は非常に考えて選手を起用している。
そして、中盤の選手が流動的に動くなかで、前線の選手に求められるのは、「突破力」と「守備力」である。
ここからは、具体的に掘り下げていく。
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