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なぜ久保建英は日本代表でスタメンになれないのか?森保ジャパンでの起用法と重要視される資質。

森田泰史スポーツライター
ボールを追う久保(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

スタートダッシュに、成功した。

日本代表は16日に2026年ワールドカップ・アジア二次予選でミャンマーと対戦。上田綺世、鎌田大地、堂安律が得点を挙げ、5−0で二次予選の初戦を制している。

ミャンマー代表に勝利した日本代表
ミャンマー代表に勝利した日本代表写真:長田洋平/アフロスポーツ

この試合、久保建英(レアル・ソシエダ)に出場機会はなかった。

森保一監督の中で、久保の序列は高くない。ミャンマー戦に限らず、これまでの起用法を見れば、それは明らかだ。なぜ指揮官が、そのように考えているのか。その理由を探りたい。

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■可変システムの狭間で

森保ジャパンは【4−3−3】を基本布陣にしている。【4−3−3】と【4−2−3−1】の可変システムを使用する、というのが森保監督のベースのコンセプトだ。

意外に、“肝”になっているのは中盤の3枚の構成である。「アンカー+2インサイドハーフ」あるいは「ダブルボランチ+トップ下」という形が採られるのだが、ここがスムーズに動けないと、チーム全体が機能不全に陥る可能性がある。その辺り、森保監督は非常に考えて選手を起用している。

そして、中盤の選手が流動的に動くなかで、前線の選手に求められるのは、「突破力」と「守備力」である。

スタメンに名を連ねた相馬と堂安
スタメンに名を連ねた相馬と堂安写真:長田洋平/アフロスポーツ

ここからは、具体的に掘り下げていく。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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