【速報!】ついに決定、アカデミー賞!果たしてレオはどうなった?!
88回アカデミー賞全受賞作は次の通り。(受賞作は太字)
クリス・ロックの司会は人種ネタ山盛りで、最高でした。
それぞれに授賞式の模様や周辺情報を伝えるコメント付きです~。
作品賞
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』
- 『ブルックリン』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 『オデッセイ』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
- 『ルーム』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』
レオの興奮冷めやらぬ中、そこか!そこきたか!作品賞は絶対に『レヴェナント』だと思ったけど、そこかー!いえ、でもカトリック教会における性的虐待と組織的隠蔽という驚きの事実を描いた素晴らしい作品です!「バチカンまでこの声が届くことを」のコメントもいい。作品紹介は後日!
監督賞
- アダム・マッケイ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『レヴェナント: 蘇えりし者』
- レニー・アブラハムソン『ルーム』
- トム・マッカーシー『スポットライト 世紀のスクープ』
くー、惜しい!ジョージ・ミラーに獲ってほしかったー。イニャリトウ、去年はもっと舞い上がってた気がするけど、2年連続だからなんだか余裕。「レオさん、あなたこそレヴェナントだ」という言葉が泣かせるね。レオはこの言葉だけでも嬉しかったと思います。
「肌の色なんて、髪の長さと同じくらい無意味なことなんです」という人種問題に関するコメントもありました。大事だよね。
主演男優賞
- ブライアン・クランストン『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
- マット・デイモン『オデッセイ』
- レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント: 蘇えりし者』
- マイケル・ファスベンダー『スティーブ・ジョブズ』
- エディ・レッドメイン『リリーのすべて』
今年のアカデミー賞の、間違いなくクライマックス!レオ!レオ!レオ!獲らなくていい!と思ったけど、壇上のレオの笑顔と、会場中の「よかったね!レオ!」という温かい声援と拍手を聞いたら泣けてきました~!スコセッシ監督へのコメント、強欲な政治から環境を救ってほしいという、彼らしいマジメなコメント、よかったね!よかったね!これで脂っ気が抜けて、結婚でもしちゃったらどうしよう。どうもしないけど。
主演女優賞
- ケイト・ブランシェット『キャロル』
- ブリー・ラーソン『ルーム』
- ジェニファー・ローレンス『JOY』
- シャーロット・ランプリング『さざなみ』
- シアーシャ・ローナン『ブルックリン』
プレゼンターはエディ・レッドメイン。これは堅いところ。ブリーもぜんぜん余裕。
助演男優賞
- クリスチャン・ベール『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- トム・ハーディ『レヴェナント: 蘇えりし者』
- マーク・ラファロ『スポットライト 世紀のスクープ』
- マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』
- シルヴェスター・スタローン『クリード チャンプを継ぐ男』
これは文句なし、私もこの人しかない!と思っていたけれど、心情的には「スタローンにあげたかった!」っていう映画ファンはたくさんいるんだろうなあ。
助演女優賞
- ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』
- ルーニー・マーラ『キャロル』
- レイチェル・マクアダムス『スポットライト 世紀のスクープ』
- アリシア・ヴィキャンデル『リリーのすべて』
- ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』
アリシア、すごくかわいいわあ。『リリーのすべて』も『コードネームU.N.K.L.E.』もすごくよかった、大好きな女優さん。この映画、本来はアリシアの主演作品なのにいつのまにか助演扱いになって、アリシアはそのことについてあまりコメントしてなかったようですが、まあアカデミー賞を受賞できれば結果オーライですよね。
脚本賞
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』
- 『エクス・マキナ』
- 『インサイド・ヘッド』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』 トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
- 『ストレイト・アウタ・コンプトン』
プレゼンターはエミリー・ブラントとシャーリーズ・セロンの5月27日公開『スノー・ホワイト』の悪の姉妹のコンビですね。2人とも美しいけれど、赤いドレスのシャーリーズはあまりの美しさ!
脚色賞
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 アダム・マッケイ、チャールズ・ランドルフ
- 『ブルックリン』
- 『キャロル』
- 『オデッセイ』
- 『ルーム』
プレゼンターはラッセル・クロウとライアン・ゴズリング。
ライアン「僕ら合わせて二つのオスカーを獲得してるけど」
ラッセル「ええと、君は獲ってたっけ」
ライアン「いや、君が二つ。合わせてっていっただろ?」
長編アニメ映画賞
- 『Anomalisa』
- 『父を探して』
- 『インサイド・ヘッド』 ピート・ドクター、ジョナス・リヴェラ
- 『ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜』
- 『思い出のマーニー』
ま、これは文句なしですよね。『インサイド・ヘッド』すごくいい映画、すごく斬新な映画だもんね。こちらのプレゼンターは「トイストーリー」からウッディとバズが登場。ま、つまりトム・ハンクスとティム・アレンですね。
外国語映画賞
- 『大河の抱擁』 (コロンビア)
- 『裸足の季節』 (フランス)
- 『サウルの息子』 (ハンガリー) ネメシュ・ラースロー
- 『ディーブ』 (ヨルダン)
- 『A War』 (デンマーク)
ほらきた、『サウルの息子』'''。間違いないですね。
プレゼンターでイ・ビョンホンが登場!ビョンさま、どんどん遠くに行っちゃうなー。すっげー疲れた顔してますけども。
長編ドキュメンタリー映画賞
- 『AMY エイミー』 アシフ・カパディア、ジェームズ・ゲイ・リース
- 『カルテル・ランド』
- 『ルック・オブ・サイレンス』
- 『ニーナ・シモン〜魂の歌』
- 『ウィンター・オン・ファイヤー: ウクライナ、自由への闘い』
受賞作ではないけれど、女性唯一のオスカー監督キャスリン・ビグローによる『カルテル・ランド』、気になります。こちら日本公開が決まっていますし、作曲賞候補の『ボーダーライン』と併せて見ると、ずーんと来そうでいいと思ますね。『ルック・オブ・サイレンス』は前作『アクト・オブ・キリング』でインドネシアの虐殺を加害者側から描いたジョシュア・オッペンハイマー監督が、今度は被害者側から描いた作品。
短編ドキュメンタリー映画賞
- 『Body Team 12』
- 『Chau, Beyond the Lines』
- 『Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah』
- 『A Girl in the River: The Price of Forgiveness』 シャーミーン・オベイド=チノイ
- 『Last Day of Freedom』
プレゼンターのコメディアンが「この部門の人は、他と違って、まったくお金持ちになれない人たちなんですよ!終わったらホントにシビックで家に帰るんです!」だから彼らに賞を上げるのは大切なこと!といいこと言った後で、「オスカーを手にしたのは、マッドマックス!ではなくて――」って、マジでウケましたwww
短編実写映画賞
- 『Ave Maria』 Eric Dupont、Basil Khalil
- 『Day One』 Henry Hughes
- 『Everything Will Be Okay』 Patrick Vollrath
- 『Shok』 Jamie Donoughue
- 『Stutterer』 Benjamin Cleary、Serena Armitage
『ルーム』の天才子役、ジェイコブ・トレンブリーがプレゼンターとして登場。マイクに背が届かず、積み上げた台にのってるのも可愛い~!
短編アニメ賞
- 『ある熊の物語』 ガブリエル・オソリオ・ヴァルガス、Pato Escala Pierart
- 『Prologue』
- 『ボクのスーパーチーム』
- 『We Can't Live Without Cosmos』
- 『明日の世界』
プレゼンターに「ミニオンズ」が、ミニオン語で登場。英語字幕付きで発表って、なんか可愛い。
作曲賞
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』 トーマス・ニューマン
- 『キャロル』カーター・バーウェル
- 『ヘイトフル・エイト』 エンニオ・モリコーネ
- 『ボーダーライン』 ヨハン・ヨハンソン
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 ジョン・ウィリアムズ
エンニオ・モリコーネってほんとすごいなあ。60年代からずーっとダメな時代がなくて、87歳で初受賞。タランティーノもすごく喜んでいると思います。通訳付きのイタリア語のスピーチもいい。
歌曲賞
- "Earned It" (『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)
- "Manta Ray" (『Racing Extinction』) J・ラルフ、アンソニー・ヘガティ
- "Simple Song #3" (『グランドフィナーレ』) デヴィッド・ラング
- "Til It Happens to You"- (『ハンティング・グラウンド』) レディー・ガガ、ダイアン・ウォーレン
- "Writing's on the Wall"- (『007 スペクター』)
ジョー・バイデン副大統領の言葉、実際の性的暴力の被害者レディ・ガガによる"Til It Happens to You" が感動的でした。"Writing's on the Wall" を高音で聞かせたサム・スミスの、こみ上げながらLGBTに言及したスピーチもよかった。
音響編集賞
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 『オデッセイ』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
- 『ボーダーライン』
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
録音賞
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 『オデッセイ』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
美術賞
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』
- 『リリーのすべて』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 コリン・ギブソン、リサ・トンプソン
- 『オデッセイ』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
いやもうこれすごかったもんね。マシンで搾乳されてるおばちゃんが一番インパクトでしたけども。
撮影賞
まあ当然。3年連続だから、みたいな理由でこれ以外が獲ったら、獲った人のほうがなんとなく恥ずかしい気持ちになっちゃうよね。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- 『100歳の華麗なる冒険』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 レスリー・ヴァンダーウォルト、エルカ・ウォーデガ、ダミアン・マーティン
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
その世界観を作るジャンルの賞を総ナメにした『マッドマックス』。まあイモータン・ジョーを見たらねえ。
衣裳デザイン賞
- 『キャロル』
- 『シンデレラ』
- 『リリーのすべて』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ジェニー・ビーヴァン
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
文明を含めすべてが無くなった時に、人間は何を着るのか?そういうコンセプトのもと、廃物利用で作った衣装だそうです。壇上のジェーニー・ビーヴァンの服の背中にラインストーンのスカルが描かれていたのも、なんだか『マッドマックス』っぽかったです。
編集賞
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 マーガレット・シクセル
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
撮影時間480時間を2時間の映画にしたのは、監督のジョージ・ミラーの奥さんです。作品を本当の意味で完成させたのはこの人だよね~。
視覚効果賞
- 『Ex Machina』アンドリュー・ホワイトハースト、サラ・ベネット、ポール・ノリス、アンドリュー・ホワイトハースト
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 『オデッセイ』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
アカデミー賞中盤は、完全な『マッドマックス 怒りのデス・ロード』祭り。視覚効果賞で、久々に違う作品がコールされました。