絹のように光り輝く「極上食パン」25年焼き続けて完成した宝物レシピ初心者の方でも失敗しない工夫満載
こんにちは、保健師・ノンオイル料理研究家の茨木くみ子です。
今日はわたしの宝物の食パンレシピをご紹介します。
我が家で一番登場回数の多い食パンです。(我が家では1斤型で焼いています。後日またご紹介させていただきたいと思います。)
わたしはバターオイルを使わずにお料理をしています。
(その理由はこちらをご覧ください。)
今日の食パンも油脂は使用しませんが、油脂なしとは思えないほどしっとりふわふわ、絹のような口溶けです。(わたしはハードパンも食べますが、ふわふわしっとりソフトな柔らかいパンが大好きです。今でもパン生地がさらに柔らかくなるよう配合を見直す努力を続けています。)
わたしはパン作りをはじめて30年くらい経過します。
こんなに長い期間継続できている理由はたくさんあるのですが
一番の理由は、安全でふとらないパンが食べたいこと。
わたしは自分で焼くパンが一番美味しく、安心安全だと、真剣に思っています。
安全という点で、一番、気を使っているのはパンの主原料である粉のチョイスです。
パン作りをしたことのある方はわかると思いますが、粉以外の副材料はとても少量。
小麦粉選びは、お米選びと同じで、普通米より銘柄米を選び、産地、農薬の有無などにこだわるのと同じです。
わたしは小麦粉は国産のもので、収穫後にかける農薬(防かび剤)を使用していない粉を選んでいます。
小麦のパンに不安を感じる方はこちらをご参考にしてください。
米粉人気「小麦は身体に悪い?」小麦・米・米粉。美味い身体に優しい穀物の選び方【ほっとできる健康講話】
【早く簡単で失敗しないように作られたレシピ】
ご飯を炊くように、お米を研いで水を入れて、炊飯器でスイッチオンとはいきませんが
できるだけ簡単で、手間いらずで、早く焼きあがり、忙しい毎日の負担にならない方法を選んでいます。
失敗しにくいポイントはフープロごね
生地作りは手ごね・ホームベーカリーの生地作りモード・ニーダーなど、大丈夫なのですが、私がお勧めとしている方法はフードプロセッサーです。
金属のカッターで攪拌40秒~1分でとてもいい生地ができます。
多少、パン生地の硬さが不適切でも、しっかりこねることでカバーしてくれます。
機械の摩擦熱で生地温度も程よく上がるため、発酵もスムーズです。
初心者の方が失敗しやすい数々のポイントをカバーしてくれます。
焼成時間の18~22分を含めても90分程度で焼きあげることができます。
1/6枚 159kcal 脂質2.6g
材料 21×8センチ 高さ6cmのパウンド型(クッキングシートを敷いてください)
A
・国産強力粉(春よ恋ブレンド使用)200グラムの半量
・ドライイースト 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・コンデンスミルク 15グラム
・牛乳(30度くらい) 130ml程度(粉の種類や保管環境で変わるので要調整)
B
・粉類 のこり
・卵黄 1こ
・塩 小さじ1/3
下準備
牛乳は電子レンジで500W25秒程度で温めておく。 (フープロ・ニーダーで作る場合は30度程度。手ごねは40度)
作り方
1.ボウルに【A】を入れてよくイーストを溶かす。
イーストが溶けてぷくぷくしてきたら【B】を加えてひとまとめるする。
2.半量ずつフードプロセッサーにうつし20秒程度攪拌する。(ニーダーは12分程度、手ごねする場合は台の上にだし、なめらかになるまで、よくこねる。)
3.パン生地はひとまとめにしてボウルに戻してラップなどして乾燥予防する。
温かいところで1.5倍になるまで20分程度待つ。
4.パン生地は発酵が終了したか指に粉を付けて刺してフィンチェックし、穴が開いて残るようなら、2つに分け丸め、硬く絞った布巾などかけて10分待つ。
5.ガス抜き麺棒で15×20センチの長方形に伸ばし、両端を内側に折り手前からくるくる巻く。
2つ作り、パウンド型に入れしっかり押す。
6.二次発酵は温かいところで20分程度待つ。オーブンの余熱はガスオーブンは180度。
パワーの弱い電気などのオーブンの場合は190度以上にする。
7.二次発酵が終了したらそっとオーブンに入れて焼き上げる。
ガスオーブンは180度18分、パワーの弱い電気などのオーブンは190度22分程度で焼く。
色づかなかった場合は次回温度を上げて
8.焼きあがったら、型ごと落としショックを与え、型から出して冷ます。
YouTubeや公式ブログでは、バターオイルなしの身体に優しいレシピを
Instagramではレシピのショート動画と最新情報をご紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※今日のパンは「こねないふとらない食パン」文化出版局より、一押しの作品になります。
茨木くみ子