bitFlyerの「ブロックチェーン特許」を分析する(その1)
日経の「ブロックチェーン中国急伸 特許出願、首位アリババ」という記事に対して、株式会社bitFlyerのCEO加納裕三氏がTwitterで以下のようにコメントされています。
2つ目のツイートはまさにその通りで、とりあえず何かデータを格納する先をDBMSではなくブロックチェーンにしてみただけというような「特許」が日本や米国でも見られます(こういう「ブロックチェーン言いたいだけちゃうんか特許」については別途ご紹介します)ので、特許の「粗製乱造」度がより高い中国で低価値のブロックチェーン特許が大量にあることは容易に想像できます。
本記事では、bitFlyerの9件のブロックチェーン特許がどんな内容なのかを、3回に分けて簡単に解説していきましょう。
1.特許6579680号「金融商品の指値注文を行うための装置、方法及びそのためのプログラム」
加納氏本人による発明です。仮想通貨のように変動性の大きい金融商品の取引に適したUIの発明です。補正なしで一発登録となっています。
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