ししとうは「穴を開けてから、加熱して下さい!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「ししとう」は好きですか?
ししとうは、まさに夏のこの時期(6月〜9月)に旬を迎えます。ししとうの正式名称は『獅子唐辛子(ししとうがらし』と呼ばれ、とうがらしの辛みが少ない甘味種です。ししとうは、その豊かな風味と食感を活かして、「天ぷら」、「焼き」、「煮る」など様々な料理に活用されています。
そんな、魅力いっぱいのししとうですが…皆さんに1つだけ注意してもらいたいことがあります。
今回の目次
- 穴を開ける「理由」
- 穴の開け方
- ししとうの選び方
- まとめ
穴を開ける「理由」
皆さんに注意してもらいたいことは…「穴を開けてから、加熱する」ことです!
料理が好きな方なら『知ってる知ってる!』と思うかもしれませんが、意外とこの手間を省いてしまう方も少なくありません。
一体なぜ、ししとうに穴を開ける必要があるのでしょうか?
【穴を開ける理由】
ししとうの中身は空洞になっているため、加熱調理の際に中の空気が膨張して破裂することがあります。特に天ぷらでは、熱い油が飛び散る危険性もあります。このため、ししとうを調理する前に穴を開けることは非常に重要です。
穴の開け方
続いて、ししとうに穴を開ける具体的な方法を皆さんにご紹介します。
穴の開け方は1つだけではありません!私が今回皆さんにお教えするのは「爪楊枝で刺して穴を開ける方法」です。
具体的な方法って言っても、爪楊枝で刺して開けるだけなんですけど、1つだけ大事なポイントがあります。それは…
しっかりと反対側に貫通させるように穴を開けて下さい!
表面に軽く刺すだけではなく、ししとうの中の空気がしっかりと逃げるように、反対側までしっかりと貫通させることが重要です。これで破裂を防ぎ、安全に調理することができます。
よく、『穴を開けたのに…破裂しました』をいう方がいますが、恐らくこれが原因だと思います。
つまり、「穴は2箇所必要」ってことです!
ししとうの選び方
せっかくなので、最後に皆さんに「ししとうの選び方」をお教えしたいと思います。皆さんに見てほしいポイントは2つあります。
1つ目は…「表面にハリと光沢があるもの」
2つ目は…「実の先端がくぼんでいるもの」
以上の2点を意識して、ぜひ選んでみて下さいね!
まとめ
- ししとうは「穴を開けて」加熱する
- ししとうの中身は空洞になっているため、加熱調理の際に中の空気が膨張して破裂することがある
- 開ける際はしっかりと反対側に貫通させるように穴を開ける
- ししとうは表面にハリと光沢があって、実の先端がくぼんでいるものを選ぶ