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【大田区】毎日訪れても飽きない。池上で話題の日替わりでパティシエが変わる新感覚なスイーツ店。

いいじまおおこ地域情報発信ライター(東京都大田区)

日替わりでパティシエとスイーツが入れ替わるという話題のお店が池上にあると聞き、訪れてみました。

場所は、東急池上線「池上駅」から徒歩約7分の池上本通り沿い。お店の名前は「ノミガワスイーツ」といいます。店名の通り、呑川沿いの稲荷橋のたもとにありました。

「ノミガワスイーツ」は、「Our Kitchen」をテーマに、シェアキッチンを利用する方々と共に創り上げるという新しい形のスイーツ店です。「ただ時間で場所貸しをするお店」ではなく、運営するスタッフも一緒になってパティシエの想いを叶えるお店づくりをしています。

「みんなで創る“まち”のスイーツ屋さん」を目指し、同じ志を持つ47名が、各々のタイミングでスイーツを作って出店しています。

店内は、くすみカラーのグリーンの壁とレトロな装飾で、落ち着いた雰囲気で素敵。木目が美しいカウンターも印象的です。カウンターには冷蔵ケースと緑の枠のショーケースがあり、そこにスイーツが並んでいました。

「カフェいろは堂」が併設されており、大きな窓があるスペースにイートイン用のテーブルと椅子があります。地域の常連さんがスイーツを堪能している姿が見られ、親しみやすい雰囲気です。

毎日通える秘密とは?

「ノミガワスイーツ」の定休日は水曜日で、隔週で月曜日と木曜日も休業日になります。お休みがある程度決まっているため、訪れやすいのが特徴です。

スイーツの種類も日替わりで変わるため、毎日訪れても新鮮さが続くと評判。私が訪れた日は、「ひつじのおやつ屋」のわたさんが出店していました。

「ひつじのおやつ屋」は、「家族や大切な人と分かち合いたくなるお菓子」がコンセプトです。パートの仕事しながら「ノミガワスイーツ」に出店しているわたさんは、息子さんがいるお菓子好きのママさん。お菓子への探究心が深く、家族の話をするときに見せる素敵な笑顔が印象的な方でした。

ショーケースには、シンプルで上品な美しいスイーツが並んでいました。

いくつかスイーツをお持ち帰りしました。

ピオーネのロールケーキ(470円)

卵を共立てし、国産小麦を使用したスポンジはきめ細かくしっとり。ピオーネがたっぷりと入っており、クリームの甘さも優しく軽いロールケーキです。美味しくて、もう1つ食べたくなるほどです。

メープルシュガーのフィナンシェ(250円)

可愛らしい丸い形のフィナンシェは、香ばしいメープルの風味がしっかりと感じられます。カリッとしたくるみと、しっとりとした生地の食感の違いも楽しめます。

固めのプリン(300円)

「ひのき山農場」の平飼い卵を使用した固めのプリンは、一口食べると濃厚な卵の風味が広がり、しっかりとした食感がたまらない一品。

底にたっぷりと溜まったほろ苦いカラメルソースが、甘さとのバランスが絶妙で、後を引く美味しさでした。

人と人、人と町が繋がるお店

「ノミガワスイーツ」では、さまざまな背景や立場の方がパティシエとしてお菓子を提供しています。

パティシエとして初出店を目指す「プレクラス」という取り組みもあり、運営チームなどがサポートすることで、メンバーたちは力を合わせて夢を実現していきます。想いやこだわりがたっぷり詰まったスイーツが店頭に並ぶのは、そんな背景があるからです。

さらにお店には運営スタッフなどがサポートしているので、パティシエたちが安心して出店できる環境が整っています。

訪れた日は、売り場の後ろのキッチンスペースで今後出店予定のパティシエが仕込みをしている姿が見られ、みんなでお店を創り上げている様子がうかがえました。

共に創り上げる新しい形の「ノミガワスイーツ」。

日替わりで変わるパティシエとスイーツで、訪れるたびに違った楽しみや新しい出会いが待っています。ぜひ一度、足を運んでみてください。

【店舗情報】
ノミガワスイーツ
〒146-0082 東京都大田区池上2-22-3
営業時間:13時〜16時
定休日:毎週水曜日/月曜日・木曜日を隔週ごとに休み
※シェアキッチンの為、電話での問い合わせはお控えください。
※営業日や出店するパティシエの最新情報はインスタグラムで確認をお願いします。

>>公式インスタグラム
運営元:(株)G.U.style

地域情報発信ライター(東京都大田区)

地元での食べ歩きが大好き。散歩やカフェ巡りなどで新たな発見をするたびにワクワクしています。地元愛たっぷりで、地域の魅力をお伝えします。広大な大田区を一緒に再発見しましょう!

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