【大田区】蒲田の商店街にある穴場寿司店。土日限定「昼のおまかせ」コスパ最強のランチ
蒲田駅西口から徒歩約11分の場所にある「蒲兎鮨(ほとすし)」。こちらの土日限定ランチ「昼のおまかせ」コースが、コスパ最強と評判を聞きつけ、早速お邪魔してきました。
お店のある場所は、昔ながらの蒲田の街並みと温かな人情が感じられる「大城通り商店会」の一角。「大城通り商店会」には、JR蒲田駅西口から池上通りまでの大城通り沿いに、さまざまな業種の店舗が軒を連ねています。
地域の人々の暮らしを支えてきたこの商店街は、車や人の行き来がある賑やかな通りでもありました。そんな好立地にある「蒲兎鮨(ほとすし)」では、3,000円で大満足の「昼のおまかせ」ランチが楽しめます。
カウンター6席の店内
装飾がほぼないすっきりとした店内は、こぢんまりとしたカウンター席のみ6席(撮影時は5席)。カウンターもシンプルで、気兼ねなくお寿司を楽しめる空間です。
訪れた日は地域の方々が多く、地元ならではの話題で、初対面のお客さん同士も楽しげに会話を交わしている様子でした。和やかな雰囲気が流れ、地元に根差したお店であることを感じました。
土日限定「昼のおまかせ」ランチ(3,000円)
※人気のランチなので、予約がおすすめです。
土日限定「昼のおまかせ」ランチは、13貫のお鮨に玉、半巻、椀物が付く充実の内容。追加でお酒類も注文可能です。特に日本酒の種類が豊富なので、店主さんおすすめの一杯とともにさらに至福のひとときを過ごせそう。
カウンター越しの店主さんとの会話も弾み、お酒も進んでしまいそうですね。
それでは、この日いただいた13貫のお鮨からいくつかをご紹介します。
まぐろの中トロ
熟成された中トロは、ほどよい脂とマグロの旨みが絶妙で、とろけるような口当たりが特徴です。熟成によって旨みが凝縮されていました。
こはだ
青魚特有の臭みがなく、上品な風味。ほんのり甘みが感じられ、酢でさっぱりとした口当たりで、こはだの概念が変わる一貫です。
たこ
半生のたこはとろんと溶けるような新食感。スルッとした口当たりが印象的でした。
いくら丼
超小粒のいくら丼は、卵膜が程よくプチッとはじけ、とろけるような口どけです。これはおかわりしたくなる美味しさです。
お椀
かに入りのだんごが入った温かいお吸い物は、ほっとする優しい味で、ふわっと口の中でくずれるだんごが絶品です。
穴子と玉子
穴子はふっくらとした身で、口に入れた瞬間にホロリととろけるような食感。上品な甘みのタレが穴子の旨味を引き立てています。
玉子はきめ細かく、しっかりと出汁が効いていて、口当たりが優しくほんのり甘さが広がります。
シャリはしっとりふんわりとしてツヤがあり、お鮨と一体となってとろけていくような食感。13貫のお鮨に玉、半巻、椀物、どれも丁寧に作られていることが伝わり、最後の一口まで満足感がありました。再訪したくなるお店です。
「蒲兎鮨(ほとすし)」について
2018年7月に開業し、2021年2月に理想の店内にリニューアルオープン。開業当初は繁華街での営業を考えていたものの、駅から少し離れた地元密着型の商店街の立地に魅力を感じ、現在の場所に決めたそうです。
大田区出身の店主さんは、料理が好きで「家ではなんでも作っちゃいます。」とニコリ。スポーツや音楽の経験があり、お話上手なオールマイティな方です。話が尽きず、あっという間に時間が過ぎていきました。
店名「蒲兎鮨(ほとすし)」の由来を伺うと、「私が卯年です」とのこと。縁起の良い意味も込められており、一度聞くと印象に残る素敵な店名ですね。
平日は夜のみ営業で、「おまかせ」・「お酒と楽しむおまかせ」の完全予約制。お寿司や一品料理をゆっくり堪能できるため、こちらもおすすめです。日本酒と一品料理のペアリングも楽しめるため、ぜひ店主おすすめのお酒とお鮨で特別なひとときを過ごしてはいかがでしょうか。
年末年始も営業
さらに今回は、年末お持ち帰りメニューとして検討中の「おいなりさん」を味見させていただきました。
甘めに味付けされたおあげがふっくらしていて、中に入った酢飯の酸味が程よく、絶品の一品でした。
年末お持ち帰りメニューには、鯖棒寿司(2,000円)や穴子棒寿司(2,500円)もあるそうです。詳細は公式インスタグラムをご確認ください。
また、年末年始も休まず営業予定とのこと。お近くで過ごす際にお店が見つからない場合は、ぜひ問い合わせてみてください。贅沢で幸せなお鮨が堪能できるかもしれません。