認知10%以上は全国で8体のみ、ゆるキャラも曲がり角。
地域活性化の手法の一つとして注目される「ゆるキャラ」に関する、全国調査があったようで。
全国1200名に対して、訪問留置法で調査を行ったとのこと。ちなみに、この訪問留置法とは、調査員が対象者宅を訪問し、その対象者にアンケート用紙を渡して記入依頼を行い、後日回収にうかがう手法とのこと。15-79歳の男女が回答とのこと。ネット上のみでのアンケートではないので、一定の信憑性があるのかもしれません。
さて、この写真のオカザえもん(愛知県岡崎市)は、全体で見ても8位の認知度、19%の方々に認知されているとはかなりのモノですよね。
で、実際の順位はと言うと・・・
このような結果とのこと。くまモンとふなっしーがほぼ横並び、そしてせんとくんやひこにゃんと続く訳ですね。かなり各地でゆるキャラブームだけれど、一方で認知が10%あるキャラは8体しかいないわけで、ごく一部をのぞくと厳しい状況がみてとれますね。
日本リサーチセンターのサイトにて詳細な結果は掲載されているので、ぜひごらんくださいませ。
ゆるキャラを通じた地域活性化は、日本独自な物のようです。
国際交流基金・KAKEHASHI-PROJECTを通じてアメリカを訪問し、ゆるキャラを活かした地域活性についてプレゼンテーションを行った、西原孝太郎氏(第一印刷・代表取締役、バリィさんの生みの親)によると、現地では「マスコットキャラクターで地域活性化??」という反応だったとのこと。現地では、マスコットなどは子ども向けのもの、といった見る向きが多く目新しく映ったようです。今後、海外展開を視野に入れるキャラクターもある中で、一方今後ゆるキャラのあり方もとわれる曲がり角にやってきているようです。
投資対効果もとわれる必要があるでしょう。
またそもそも、なぜゆるキャラを作るのか、意図を明確にする必要もありかもしれません。
全国的な知名度を目指すのは、容易でなさそうです。
そんな中、エリアや特定の世代などに強い、っというのも目指す姿の一つかもしれません。