大谷翔平の球宴前に50長打&20盗塁はナ・リーグ史上2人目。ア・リーグには何人いるのか
今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、53本の長打を打ち、20盗塁を記録している。長打の内訳は、ホームランが28本、三塁打が3本、二塁打は22本だ。
オプタ・スタッツによると、オールスター・ブレイクまでに50長打と20盗塁の両方に到達したのは、1973年にサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーしていたボビー・ボンズに続き、大谷がナ・リーグ2人目だという。
ボビーは、バリー・ボンズの父だ。1973年の前半は、出場97試合で50長打(ホームラン25本、三塁打3本、二塁打22本)と28盗塁、打率.306と出塁率.397、OPS.968を記録した。ちなみに、後半は、63試合で27長打(14本、1本、12本)と15盗塁、打率.248と出塁率.328、OPS.796だった。
ア・リーグで前半に50長打&20盗塁は、見落としがなければ、4人が記録している。2002年の前半にニューヨーク・ヤンキースのアルフォンソ・ソリアーノが54長打(20本、2本、32本)と23盗塁、2008年の前半にテキサス・レンジャーズのイアン・キンズラーが52長打(14本、4本、34本)と23盗塁、2013年の前半にロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトが52長打(15本、8本、29本)と21盗塁、2018年の前半にクリーブランド・インディアンズのホゼ・ラミレスが57長打(29本、2本、26本)と20盗塁だ。
4人のうち、トラウトとラミレスは、今も同じチームにいる。インディアンズは、2022年からガーディアンズとなった。
今シーズン、この人数は、さらに増えるかもしれない。ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、49長打(15本、9本、25本)と22盗塁を記録している。あと1本、長打を打つと、50長打&20盗塁となる。
また、ジャレン・デュラン(ボストン・レッドソックス)とガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、それぞれ、44長打(10本、10本、24本)と21盗塁、50長打(27本、5本、18本)と14盗塁だ。2人とも、50長打&20盗塁まであと「6」という点は共通する。レッドソックスもオリオールズも、オールスター・ブレイクまでに6試合を行う。
40長打以上&15盗塁以上は、他に2人。ラミレスが42長打(23本、1本、18本)と16盗塁、フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)は41長打(15本、0本、26本)と16盗塁を記録している。