政府の「コロナ対応」評価は日本人の56%に対して韓国人は29%!摩訶不思議な現象!
昨日公表された読売新聞の世論調査によると、どうやら日本国民の56%が新型コロナウイルスを巡る政府の対応を評価しているようだ。「評価する」は2か月前の27%から倍以上もあり、逆に「評価しない」は66%から37%とほぼ半減したとのことだ。
およそ一か月前のNHKの世論調査でも「評価する」は「大いに評価する」(5%)と「ある程度評価する」(46%)を合わせて51%もあった。
評価の理由は様々だと思うが、何と言っても▲状況を悪化させていないこと▲欧米諸国の二の舞になっていないこと▲保健や医療システムが整備され、重症化を防いでいること▲学校の休校や閉鎖もなく、また飲食店への休業要請もなく、「3蜜」による入場制限も段階的に緩和するなど日常生活を取り戻しつつあること▲中小企業や小規模事業者への持続化給付金支給など生活支援を行っていること▲観光事業へのテコ入れなど経済を回していることなどが挙げられるのではないだろうか。
理由は何であれ、上記の二つの世論調査からして日本国民の半数以上が政府の新型コロナウイルスを巡る対応にある程度納得しているようだ。
日本の新型コロナ感染状況は10月19日現在、感染者は9万3427人、死亡者は1677人である。米国(感染者約815万人、死亡者約21万人)、フランス(感染者約93万人、死亡者約3万3千人)、スペイン(感染者93万人、死亡者3万3千人)に比べれば、桁違いに少ない。欧米と比較すれば、明らかに日本の現状は評価に値する。但し、同じアジアの隣国・韓国と比べると、正直評価はできない。
韓国は10月19日現在、感染者は2万5333人、死亡者は447人。日本は感染者で韓国よりも約3.6倍、死亡者数で約3.7倍も多いことがわかる。総人口では日本(約1億2590万)は韓国(約5180万人)よりも約2.4倍多いことを加味しても日本の感染者数、死亡者数は韓国に比べて明らかに多すぎる。特に、首都に限っては、差がさらに開いているのが実情である。
東京の感染者は10月19日現在、2万9046人、死亡者は436人である。一方、ソウルは感染者5713人、死亡者は69人である。東京は感染者ではソウルよりも約5倍も、死亡者では約6.3倍も多い。東京(約1400万人)の人口はソウル(約1000万人)よりも約400万人多いことを勘案しても東京はソウルに比べて感染者も死亡者も多すぎる。
(参考資料:東京はソウルに比べて感染状況が悪いのに本当に大丈夫なのだろうか?)
感染対策だけを見ると、韓国の方が「業績」が良い。それにもかかわらず、16日に公表された「韓国ギャラップ」の世論調査によると、新型コロナウイルスを巡る政府の対応を評価している韓国国民は29%と、日本国民のおよそ半分程度だった。およそ2か月前には「評価する」は40%程度あったのに日本とは逆に著しく減少してしまった。そこで、直近の8月から9月までの2か月の日韓の感染状況を比較してみた。
8月の感染者は日本が3万2257人、韓国が5739人。死亡者は日本の332人に対して韓国は24人。また、9月の感染者は日本が1万5192人、韓国が3707人。死亡者は日本の274人に対して韓国の91人である。日本の8月の感染者は韓国の約5.6倍、死亡者は約13.8倍も多い。9月も感染者数で約4倍、死亡者で約3倍も日本のほうが多かった。
日本人には日本人なりの基準、物差しがあって総合的に判断し、評価していることと思うが、厳しすぎる韓国人の眼にこの日本国民の政府への「評価」は果たしてどのように映っているのだろうか?
「優しい」と思っているのか、「甘すぎる」とみているのか、知りたいところだが、文在寅大統領だけは「羨ましい」と思っているのでは?