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【白馬村】まるでアート空間!カラフルな店内で癒しのひとときを楽しむ「カフェカッカ」

横川あきな長野の取材ライター(安曇野市、大町市、北安曇郡 など)

長野県白馬村の北アルプスを臨む絶好のロケーションに佇むカフェカッカ。
色鮮やかなインテリアとカラフルな料理が訪れる人々を魅了するこのカフェは、白馬村にUターンした藤村立葉さんが、2023年1月にオープンしました。

立葉さんの温かい人柄が、カフェの隅々にまで感じられる特別な空間は、白馬村を訪れる観光客からはもちろん、地元の人々からも愛されています。

JR白馬駅から北アルプスを一望しながら歩くこと約10分、緑の屋根が目印のカフェカッカに辿り着きます。入り口は木の温もりが漂い、小さな看板に書かれた「kakka」の文字と外観から店内の様子がうかがい知ることができないその様子が、この先にどんな空間が待っているのか、期待感を高めてくれます。

扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのが色とりどりの草花が描かれた鮮やかな絵画。これは、立葉さんが美大に通っていた頃からのご友人が描いたもので、ラベンダー色の壁面ともぴったりと調和しています。

店内はラベンダー色と黄色で彩られ、ポップながらも、ナチュラルな木目が印象的なインテリアと相まって、どこか落ち着いた空間が広がっています。

座席はテーブル席が6席、カウンター席が2席。午後3時頃、訪れた時はすでに満席状態で、その人気ぶりがうかがえます。テーブル同士が近いこともあって、別々に訪れたお客さん同士が自然と会話を楽しむ光景も見られました。

そんな光景に、立葉さんは「地元のお客さんの中には、週に何度も足を運んでくださる方もいます。お客さん同士の交流が生まれる瞬間を見るのが、とても嬉しいです」と微笑みながら話してくれました。

メニューは、タコスやラザニア、ポテトなどのランチメニューに加え、プリンやチーズケーキ、季節のフルーツを使ったデザートが並びます。メニュー表は、すべて手書きのイラストが添えられており、細部にまで立葉さんのセンスが感じられます。

今回注文したのは「オムレツプレート(税込1,000円)」。タコミートのオムレツにサラダ、フォカッチャがセットになったボリューム満点の一品です。調理が始まると、キッチンからスパイスの香りが広がり、食欲をそそられます。

そして、プレートが運ばれてきた瞬間、そのボリュームに思わず驚きました。大きなオムレツにたっぷりのサラダ、さらにフォカッチャが添えられており、彩り豊かに盛り付けられたプレートは、思わず写真に収めたくなる一皿です。
オーナーの立葉さんは「料理を見た瞬間に、『わっ』と驚きを感じてほしい」という思いを込めて、料理を提供しているそうです。

オムレツは、ふわっとした卵の中にスパイシーなタコスミートがたっぷり詰まっていて、食べ応え抜群。添えられたフォカッチャとも相性ピッタリで、ついつい手が止まらなくなります。

デザートには、おすすめの「イチジクのタルト(税込550円)」をいただきました。サクサクとしたタルト生地に、ふわっと軽やかなクリーム、そして旬の甘いイチジクが絶妙なバランスで、こちらもまた絶品でした。デザートは、季節ごとにメニューが変わるそうで、訪れるたびに新しい味に出会えるのもまた嬉しいですね。

長野県出身の立葉さんは、大学進学をきっかけに京都に引っ越すと、京都市内のカフェやパン屋で長年働きながら経験を積みました。その後、白馬村へのUターンをすることが決まり、それとほぼ同時に、「この地でカフェを開こう」と決めたそうです。

カフェカッカの「カッカ」は、息子さんが立葉さんのことを「お母さん」ではなく、「カッカ」と呼ぶことから名付けたそう。店名からも、家族への愛情と同じように、お店への愛情がこもっていることが感じられます。

オープンして1年半が経った今、「毎日が精一杯で、これからのことはまだ想像できません」と語る立葉さんの表情には、忙しい中にもやりたいことを実現している充実感が滲み出ています。

地域の方々の笑い声が響く「カフェカッカ」。温かい雰囲気と色とりどりの料理を楽しみに、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

≪店舗情報≫
【店名】カフェ カッカ
【住所】長野県北安曇郡白馬村北城5847-3
【電話】なし
【営業時間】10:00-17:00
【定休日】不定休
【駐車場】5台
【SNS】公式Instagram

長野の取材ライター(安曇野市、大町市、北安曇郡 など)

担当地域:白馬村、小谷村、池田町、松川村、大町市、安曇野市。愛知県出身・長野県在住の取材ライター。長野の北アルプス地域を中心に、周辺エリアの人やものの魅力をお届けします。みなさんの「行ってみたい」「食べてみたい」「会ってみたい」そんな思いが湧き立ってくるようなワクワクする情報を発信していきます。

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