ふわふわ、もこもこ、もふもふ…日本語には、思わずほんわかしてしまうようなオノマトペが沢山。癒し系、と呼ばれるキャラクターの多くは、こういった要素を持ち合わせているような気がします。

さて、話は変わりますがあなたは犬派？猫派？どちらでしょうか。話題作り、とまではいきませんが、こういった質問を人生で一度は受けたことがあるかと思います。（私は犬好きの猫派と答えております。）はっきりと答えられる方や、実際に愛犬や愛猫と生活していらっしゃるという方は割とすんなり答えられるかと思います。

秋田県横手市にて、昭和元年に創業した和菓子屋「蕗月堂」さん。町の人たちからも長年愛されるお店には、秋田県のソウルフードでもあるバター餅のほかに、もうひとつ私イチオシのお土産和菓子が。今回は蕗月堂さんの「もふどら」をご紹介。

いかがですか、愛くるしいこちらのパッケージ！秋田県といえば、もふもふふわふわがたまらなく愛おしく、知名度の高い犬種・秋田犬。

肝心のどら焼きはといいますと、くるんと上機嫌なしっぽの模様が印象的な丁子色の皮。柔らかな秋田犬の毛をイメージした蒸し皮のどら焼きは、ふかふかと軽やかな食感。舌の上でしゅわりと馴染んでいきます。

皮だけではなく、中の粒餡も絶品！ほろり、とろりとほどけていく素朴な小豆の風味と旨味が、マーガリンの塩気や脂質のまろやかさとぴったりマッチして思わず破顔。黒糖の主張が慎ましやかなのは、季節によって素材や練り上げ具合を見極めていらっしゃるという自家製あんこにスポットライトを当てるため、というのもあるのではないでしょうか。あんこが美味しい、それだけでも人に勧めたくなるどら焼きです。

思わずひとつずつ箱入りというのも、カジュアルすぎないお土産としても重宝しますね。にっこり笑った秋田犬と目が合えば、その魅力に手に取らずにはいられないかも…目と舌でほっこり癒されたい方、いかがでしょうか？