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結婚に後悔あり、離婚に後悔なし。卒婚する人も増えつつある今日この頃。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

知人から、「結婚に後悔あり、離婚に後悔なし」という言葉を教わりました。
私は、「確かに…」と思いました。

私は、心理カウンセラーとして、「結婚して良かった」という声をたくさん貰っていますが、それ以上に「結婚しなければ良かった」という声もたくさん貰っています。
いっぽう、離婚に関しては、「離婚して良かった」という声は圧倒的にたくさん貰っていますが、「離婚しなければ良かった」という声は、ほんの少ししか貰ったことがありません。

上記は、私の経験則で書いたことなのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

私は、結婚に関しては、特に初婚に関しては、想定外のことに多々遭遇し、戸惑うことが多いかと思うのですが、離婚に関しては、自分自身、若くはなくなってしまったことはあるかもしれませんが、結婚する前に戻るだけなので、想定外のことに遭遇する可能性は少なく…、よって離婚に関しては、後悔することが少ないのだろうと思うのですが、このあたり如何なものでしょうか?

私は、自分のカウンセリングルームで、離婚したクライアントから、次のような言葉を、実際に聞いたことが多々あります。
「離婚して、〇年経ちますけれど、後悔したことなど1度もありませんね。あるとすれば、もっと早く離婚すれば良かったなぁーって思うぐらいかな」
「離婚の後悔は、1ミリもないですね。何でもっと早く離婚しなかったんだろうと思うだけかな」
「離婚してからのほうが、精神的にも経済的にもラクになりましたね。時間も自由に使えるし…。だから後悔はありません」

一説によると、離婚したことを後悔するのは、全体の2〜3割程度だそうです。


で、離婚を後悔している人は、次のようなことを言うことが多いです。
1.お金に困るようになった。
2.規則正しい生活が送れなくなった。
3.子どもや孫に会えなくなった。
4.老後、ひとりぼっちかと思うと寂しくて不安だ。

上記の言葉は、実際、私が、自分のカウンセリングルームで聞きました。
だから、離婚する際は、よくよく考えてから離婚したほうが宜しいかと思います。

あとですね。何度も離婚をしたことがある人から聞いた話ですが、「離婚しようかどうしようか迷っている間は、離婚しないほうがいい! 本当に離婚したかったら、迷いなんか何もないから…」とのことです。ぜひ参考にしてください。

と、ここまで書いてきて、なんだか「離婚のススメ」のようになっているので、言い添えますが、私は個人的には、離婚しないほうがいいかと思っています。何故なら、結婚生活を継続させるという行為は、魂の成長につながる可能性が大だからです。←このあたり、いかにもスピリチュアルカウンセラーが言いそうなことですね。スミマセン。

あとですね。近頃は、「子どもも育っちゃったことだし、私たち、互いに別々に暮らそうか?」ってなことで、卒婚される方も多いようです。このあたり、昔は、なんだかんだで三世帯・四世帯と大家族で住んでいた家庭が多かったことも考えると、最近の人は、私も含め、「我慢や辛抱が足りないのかなあ…」と思う次第です。

今日は、いつになく、まとまらない記事になってしまって申し訳ないです。
これから結婚する人も離婚する人も卒婚する人も、私の書いた記事が何かしら役に立つことを祈って、今日はペンを置きたいと思います。←パソコンのキーボードを打つのをやめる…という意味です。

その他、私は「結婚は、やっぱり博打(天国 or 地獄 or 人生の墓場)なのか?  ギャンブルなのか?」という記事も書いています。気力・体力がある方は、どうぞ続けてお読みください。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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