生まれつき。こっちは正義で、相手は不義と思う人たち。自分は正しくて、相手は間違っていると思う人たち。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、「こっちは正義で、相手は不義と思う人たち」です。
「自分は正しく、相手は間違っている。もしくは、自分は良くて、相手は悪い」
と思う人たちです。
私(竹内成彦)は、長きに渡って、生まれつき性格を研究しているカウンセラーなのですが、「こっちは正義で、相手は不義」と思い込みやすい性格の持ち主は、ズバリ、お母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)であることが多いです。
※ エニアグラムには、様々な流派があります。
私は、1番、キャラ診断アドバイザー協会の教えを信頼しています。
「よーし、戦争するぞ! 相手国は悪いのだから…」と思うのもお母さんタイプですし、「戦争は絶対に反対だ。そうだ、デモ行進しよう!」と考えるのもお母さんタイプです。そう、お母さんタイプは、自分は正しく、相手は間違っていると思い込みやすいタイプなのです。
しかも、お母さんタイプは、感情タイプであり、好き嫌いがハッキリしているので、「自分が好きなものはいいもの」「自分が好きなものは正しいもの」と思いこみやすい…という特徴があります。そして、困ったことに、そんな特徴に、自分自身が気付いてないことがほとんどです。
私は、防御型の末っ子タイプなので、嫌いな人がいると、そぉーと逃げたり隠れたりすることが多いのですが、お母さんタイプは、自分の嫌いな人がいると、「自分が正義」とばかりに、相手を攻撃することが多いです。
実際、いじめっこ集団のリーダーは、ほとんどがお母さんタイプです。そしていじめを阻止しようと頑張るのもお母さんタイプです。両者は、やっていることが、まるっきり真逆ですが、自分のやっていることに正義を感じている…という点においては、まるっきり一緒です。
だから、お母さんタイプの子どもには、小さい時から、やっていいいこと悪いことをしっかり、しかも厳しめに、教えたほうがいいです。「道徳観をしっかり植え付ける」こと、それがお母さんタイプの子どもを育てるコツです。
最近は、『叱らないしつけ』が流行っていて、「誰にも厳しく指導されたことがない」と言うお母さんタイプの人が世の中に増え、私はホント、困ったものだなぁと思っています。
私は、お母さんタイプとつきあうときは、いつも『攻撃されるリスク』を抱えている…と承知しているので、なるべくお母さんタイプからは、嫌われないよう気をつけています。そして、出来る限り、好かれるような言動を取るよう心掛けています。そして、最悪、嫌われそうになったら、極力、距離を置くよう注意しています。
今、大切なことをサラッと言いました。
1.攻撃型のお母さんタイプには、嫌われないよう仲良くすることを心掛ける。
2.攻撃型のお母さんタイプには、嫌われそうになったら、そっとバレないよう、距離を置くに限る…です。
それでも、それでもお母さんタイプから攻撃されるようでしたら、こちら側も別のお母さんタイプの人を見つけ、その人に相談し、その人から早めから自分の身を守ってもらいましょう。
そう、お母さんタイプに対抗できるのは、やっぱりお母さんタイプだけなのです。
そのためには、私たちは、日頃から、優しいお母さんタイプからは、可愛がられるよう、お利口さんでなくてはなりません。ええ、そのあたりは、十分にエネルギーを注ぎたいところです。
ここまで、お母さんタイプから、嫌われない方法、攻撃されない方法、攻撃されたらどうするか? について語って来た私ですが、お母さんタイプから好かれることについても言及しなければなりません。
お母さんタイプから必要以上に好かれると、それはそれで厄介です。
何故なら、精神状態が後退方向にあるお母さんタイプは、人を愛する能力もスキルもないくせに、人を見ると、面倒を焼きたがる傾向、好きになった人を自分の子分にしたがる傾向があるからです。後退方向にあるお母さんがタイプが焼く世話は、ホント、大きなお世話であることが多く、迷惑そのものです。
と、ここまでお母さんタイプを悪くばかり言ってきた印象の強い私ですが、成長方向にあるお母さんタイプは、本当に頼もしい、愛あふれる菩薩様のような存在です。成長方向にあるお母さんタイプは、思わず拝みたくなるような、本当にありがたい存在です。
お母さんタイプが成長方向にあるか後退方向にあるかは、反省する習慣があるかどうかで決まります。「自分にやってきたこと、自分のやろうとしていることは、本当に正しいのだろうか? 間違ってはないだろうか? 相手の迷惑になってないだろうか?」とお母さんタイプが考えられるようになったら、言うことなし、間違いなし、本当に最高です。
世の中には、人の数だけ、自分の正義があります。
あなたは、自分が正義で、相手は不義だと思ってないでしょうか?
あなたは、自分は正しく、相手は間違っていると思ってないでしょうか。
このあたりは、ホント、十分に、注意したいところです。
というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。