自己啓発本には、危険性があります。もちろん全てではありません。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、「自己啓発本の危険性」です。
今日、私が言いたいことは、次の3点です。
1.自己啓発本は、一時的に、私たちのテンションやモチベーションをあげてくれる、栄養ドリンクのような存在であり、根本的に精神力や体力をつけさせてくれるものでは、基本ない。
2.自己啓発本は、たまたま運良く成功したお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)が、自分の考え方や行動を紹介した本に過ぎないことが多く、基本、再現性がない。
3.お母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)が書いた自己啓発本は、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4)の人が読むと、気持ち悪くなったり具合が悪くなることが多い。← もう少し具体的に言うと、末っ子タイプの人が、お母さんタイプが書いた本を読むと、精神が後退し、周囲の人と軋轢を起こしやすくなり、さらにドツボにハマるようになる…です。
今言ったことを、少しばかり深掘りしたいと思います。
自己啓発本は、私たちのテンションやモチベーションをあげさせてくれますが、その効果は長続きせず、かえって事態を悪化させる事態を引き起こすことが多い…です。そう、お金や時間や信用を失ってしまうということです。
自己啓発本の著者は、「私のような考え方をして、私の行動をマネれば、金も名誉も手に入る」なんてことを言うことが多いですが、再現性は少ないです。何故なら、その著者が成功したのは、たまたま運が良かったから…だけだからです。
自己啓発本を書いた著者は、お母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)であることがほとんどです。逆に言うと、お母さんタイプ以外の人は、自己啓発本を書きたがらない…と言っていいかと思います。
お母さんタイプは、末っ子タイプ(エニアグラムでいうとことのタイプ4)の私からすると、後退方向にあたる人なので、彼らの本を真剣に読むと、具合が悪くなったり気持ちが悪くなることが多いです。そして、真剣に実行に移すと、周囲と軋轢を起こしたり、お金や時間を失うなど、さらにドツボにハマることが多い…です。
【「すっごく心細い」がピタリとやむ!】という本は、自己啓発系の本にしては珍しく、お母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)の人が書いた本ではなく、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4)の著者である私が書いた本なので、基本、どなたにもおススメの本となっています。宜しければ、ぜひ手にとってご覧ください。※ 但し、世の中に大勢いる、お母さんタイプが読むと、「意味わからん」となる可能性があります。
ちなみに、上記の本は、非常に平易な言葉で書かれていますが、内容が大変に奥深いため、読めば読むほどタメになるという、ちょっと変った、味わい深い本となっております。
私が自己啓発本の中で、万人(ばんにん)におススメする本は、なんと言っても、デール・カーネギーさんが書いた「人を動かす」というタイトルの本です。今、ご紹介した本は、初版が1936年と大変に古い本なのですが、今読んでも非常に新鮮に感じられる内容となっています。正に「名著中の名著」と呼んでいいのではないでしょう。
今、日本で売られている本のほとんどは、この「人を動かす」の二番煎じ・三番煎じと言っていいかと思います。自己啓発の本を何冊も読むくらいだったら、「人を動かす」という本を、くり返し何度も読むほうがいいです。私の絶対のおススメ、ぜひ1度お読み下さい。
今日は、自己啓発本の話ばかりをしたのですが、セミナー講師も、コーチングをやっている人も、コーチングを教えている人も、カウンセリングをやっている人も、カウンセリングを教えている人も、ほとんどお母さんタイプであることが多いです。
何故なら、お母さんタイプは、自分が正しくて大物であると信じて疑わないことが多いですし、世話焼きで教えたがりだからです。
私は、末っ子タイプのカウンセラーです。
よってカウンセラーの中では、ちょっと珍しい、数少ないタイプです。私は、人のお世話をしたいというよりは、人の心を探求したいという知的好奇心と、人の話を聴くのが得意、人を笑顔にさせるのが好きという理由から、この道に入りました。
私は、世の中に多く存在している、著者、セミナー講師、コーチ、カウンセラーが、生まれつき性格を勉強し、「自分はどういう人間なんだ」ということに興味を持ってくれたら、どんなに素晴らしい世の中になるかと夢見ているのですが、その実現は、どうやら簡単ではないようです。
エニアグラムの本を読んでも、自分のタイプがよくわからないかと思いますので、生まれつき性格に興味がある方は、お近くのキャラ診断アドバイザーをお訪ねください。
というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。