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【発達障害あるある】『ちょっとだけ』の意味がわからなくて起こるトラブル・病院の待合室編

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達と育児の支援サポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
今日は、病院の待合室で起こった、息子とのちょっとしたトラブルを漫画でご紹介します。

病院の待合室のソファーで

わたしの隣にピッタリと座る、中学1年生の息子。

5歳の頃なら可愛いけど、わたしより大きな子がくっついて座るのは、少々暑苦しい。

「ちょっとだけ、離れてくれる?」

と、頼んでみました。

「ちょっとだけ、離れてくれる?」「わかったよ!」
「ちょっとだけ、離れてくれる?」「わかったよ!」

しかし、結果は・・・

え・・・全然変化なし…
え・・・全然変化なし…

離れたのは、1センチだけ…

うっかりしていました。

発達障害の息子は、わたしが伝えたかった

『ちょっとだけ』

の意味を理解できないのでした。

独特の理解をしてしまう

わたしは、

「暑苦しくない程度に、離れてほしい」

という意味で

『ちょっとだけ』

と言ったのです。

しかし、相手の立場で考えることが苦手な発達障害の特性がある息子は、

「ちょっとだけなら、1センチぐらいだな」

と、彼独特の尺度で考えてしまうのです。

具体的な距離を指定した

そこで次に、具体的な距離を指定して頼んでみました。

「カバンを置けるだけ、離れてくれる?」「わかったよ!」
「カバンを置けるだけ、離れてくれる?」「わかったよ!」

今度は、わたしが思った通りに離れてくれました。

彼に理解できる、具体的な指示さえすれば、とても素直でいい子です。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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