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ド豚骨から本格博多ラーメンまで! 大阪・兵庫の超濃厚豚骨ラーメン3選

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン

パワーをつけたいときはやっぱり濃厚な豚骨ラーメン.

今回は大阪・兵庫のオススメの超濃厚豚骨ラーメンのお店3店を紹介したい。豚骨のパワフルさは東京に決して負けておらず、むしろ勢いすら感じるお店ばかりだ。

ぶたのほし(兵庫・尼崎)

ぶたのほし
ぶたのほし

2018年創業で、店主は濃厚豚骨の横綱「無鉄砲」出身。

ド豚骨のお店なのに店内がオシャレで、すみずみまで清掃が行き届いている。JBLの大きなスピーカーで60~80年代の洋楽の名曲が流れていて、待っている間も至福の時間だ。

とんこつラーメン
とんこつラーメン

こちらが「とんこつラーメン」。羽釜が2つと寸胴1つでグラグラ炊いている豚骨スープを状態を見ながらブレンドし、都度かき混ぜて調整している。その姿を見ているだけで惚れ惚れしてしまう。

具はチャーシュー3枚、青ネギ、ナルト、メンマ。麺は太め平打ちで短めの麺。

豚骨のパワーは完全に「無鉄砲」譲りで、日本最強レベルのクオリティ。パワーは凄いのにどこまでも上質で美しい。卓上に辛ニラがあり、それを入れると一気に関西っぽくなる。

修行先譲りの豚骨パワーと店主の独自の美学で、唯一無二の素晴らしい一杯になっている。名店!

極濃豚骨 らーめん小僧(大阪・福島)

極濃豚骨 らーめん小僧
極濃豚骨 らーめん小僧

2014年創業。こちらもド濃厚豚骨のお店で、一番濃厚な「禁断らーめん」“スープにレンゲが立つ”ことでお馴染み。

禁断らーめん
禁断らーめん

こちらが「禁断らーめん」。本当にレンゲが見事に真っ直ぐ立っている。

具はチャーシュー、刻みタマネギ、ネギ、ノリ。麺は太め平打ちのミネヤ食品製。

スープは国産豚骨のみを使用し、油を使わず水のみで圧力寸胴で骨が粉々になるまで旨みを搾り切った超濃厚豚骨スープ。これは凄い。

豚骨の濃密感だけでなく骨感も結構出ている。刻みタマネギの清涼感がオアシスのよう。

この濃度も日本最強クラスだ。

博多とんこつ 天神旗(大阪・上新庄)

博多とんこつ 天神旗
博多とんこつ 天神旗

2000年オープンの博多ラーメンの人気の老舗。とても清潔感のある店内。

老塩とんこつ
老塩とんこつ

こちらが「老塩とんこつ」。スープはこってりの「老」とあっさりの「若」から選べる。

具はチャーシュー2枚、ネギ、きくらげ、ゴマ。麺は極細ストレート。

臭みはないが、厚み十分の濃厚な豚骨スープが絶品。

塩ダレの主張は強すぎず、あくまで主役は豚骨スープ。一般的な博多ラーメンと違って、スープがなみなみたっぷり入っていて、これが嬉しい。お腹に余裕があれば替え玉もオススメだ。

店主の美学がお店やラーメン全体ににじみ出ていて、とても良いお店。これぞ名店。

※写真はすべて筆者による撮影

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ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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