Apple ID設定をアップデートとは?いろんな機能に必須なApple IDについて解説!
このページでは「iPhoneでApple ID設定をアップデートする手順」「Apple ID設定をアップデートするケースとその意味」について解説しています。
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そもそもApple IDって?
iPhoneやMacなどApple製品を使っているユーザーだったら人によっては何度か経験されてらっしゃるいるかもしれませんね、「Apple ID設定のアップデート」という指示に。
このページではこの件のもう少し具体的な中身と実際の対処方法をまとめていきますが、まずはそもそも「Apple IDとはなんぞや?」というところの確認から始めておきましょう。
Apple IDはAppleのクラウドサービス利用のためのID
一言でまとめてしまうならApple IDとは「Appleが提供しているクラウドサービスを利用するための統一アカウントのID」ということになるでしょうか。
iPhoneやiPadのようなタイプのデジタルガジェットはクラウドのサービスを使うこと前提ですべてが設計されています。
ユーザーが意識してクラウドを積極的に活用する、といった使い方をしなくても、iPhoneの普通の機能がいつの間にかネットのサービスと連携して豊富な機能を提供してくれる仕組みになっています。
ですので、これらのデバイスをインターネットと完全に切り離してしまうと、出来ることにアレコレ制限がつくようになります。
このように、結果的にiPhoneの優秀さを陰で支えることになっているクラウド側のサービスを利用するためのアカウント、それにログインするためのIDがApple IDです。
Apple IDでログインして使える機能
基本的にはApple社がネットのサービス/クラウドの機能として提供しているものはすべてApple IDでログインする必要がある、と考えておけば間違いはないでしょう。
具体的には次のサービスを使うにはApple IDが必要です。
- iCloud
- Apple Music
- App Store
- FaceTime
- iTunes
- Apple Pay
他社のサービスで言えば、マイクロソフトが提供するオフィスオンラインとかOneDriveなどを活用するためのMicrosoftアカウントや、Gmail、Google Workspace、Androidスマホに必須なGoogleアカウントのようなイメージですね。
Apple ID設定をアップデートするケースとその意味
次にApple ID設定のアップデートを求められるケースの主なものをご紹介します。また、Apple ID設定のアップデートが意味することにも触れておきましょう。
Apple ID設定のアップデートが必要になるタイミングは?
そもそも「Apple ID設定のアップデート」という言葉の意味というか指示する内容がちょっと分りにくいですよね。
Apple IDでログインすると様々な個人情報を設定できたりもしますので、そういった内容の更新・訂正を求められているのかも?とか勘違いもしそうな表現です。
ですが多くの場合、実際にはそういった操作とは結びついていません。Apple ID設定のアップデートを求められる主なパターンは次のようなケースです。
- iOSのソフトウェアアップデートを行ったとき
- iPhoneやiPadを機種変更して設定などをバックアップから引き継いだとき
- Apple IDのアカウント関連のシステム側に変更があったとき
- 長い間Apple IDでログインしない状況が続いたあと
- 何らかの理由でApple IDでログインするアカウントにロックがかかってしまったとき
- Apple IDでログインするアカウントで保持している情報を変更したとき
どこかふわっとした表現で言葉が示す中身がちょっと分りにくい感じはありますが、「Apple ID設定をアップデート」と言われてもそれが設定アプリから出ているメッセージなら心配することなく対応して大丈夫です。
上にあげたApple ID設定のアップデートを求められるケースのうち最後の一つ、6番目だけはちょっと性格が異なります。
これは恐らくApple社のクラウド側にあるApple IDに紐付くアカウントに保持されている情報の一部が、手元にあるiPhoneやiPad等のデバイス中に保存されている情報と一致しなくなっているケースで発生するのだと思われます。Apple IDでログインし直して情報の同期を取り直すのでしょう。
複数のiOSデバイスを併用しているユーザーではこのケースが起こる可能性が増えますね。
Apple ID設定をアップデートする意味
一部、Apple IDに紐付くアカウントで保持する情報が手元のデバイスのものと一致しないから、というケースもありますが、「Apple ID設定をアップデートする」意味はどちらかと言えば「Apple IDによるログイン情報の(妥当性の)再確認」ぐらいのイメージです。
表示としては「Apple IDの確認」ぐらいのほうが迷わない気もします。
ログインし直してみてユーザーが使っているApple IDが正しいかどうかの再確認を行う、ぐらいの目的と考えておくといいでしょう。
iPhoneでApple ID設定をアップデートする手順
iPhoneからApple ID設定をアップデートする手順は簡単です。次の順番で操作してください。
- 設定アプリを起動
- 「Apple ID設定をアップデート」の項目をタップ
- 「Apple ID設定の提案」という画面で「続ける」ボタンをタップ
- Apple IDの「パスワード」を入力
- iPhoneのロック解除でも使う「パスコード」を入力
この5ステップでApple ID設定のアップデートの手続きは終了です。
ちなみに設定アプリのホーム画面に「Apple ID設定をアップデート」の項目は普段は表示されていません。実際にこの手続きが必要になったときだけボタンが表示される作りになっています。
また、このボタンが出ているときにはiPhoneのホーム画面にある設定アプリに注意を促すいつものマークがつきますので、Apple IDの設定を行う必要があるかどうかはすぐに分る作りになっています。
上の手続きの中身を見てみるとなんとなく想像がつくのではないかと思いますが、実際にiPhoneで行なう操作は「Apple IDでログインし直す」ようなイメージです。
1つの例外を除きApple ID設定のアップデートを求められるパターンは、機種変など何らかの理由で再ログインを行ってアカウントにキチンと接続し直せるかどうかを確かめる必要が出た時に要求されるもののようです。
ですので「Apple ID設定のアップデート」の表示の仕方は、より正確には「Apple IDでの『ログイン状態』のアップデート」のほうが処理の内容にマッチするんじゃないか、と言う気もします。
ただまあ、文章が長くなり過ぎちゃって実際にiPhoneの画面に表示するのにはあまり向いてはいませんね。