小倉優子さんの別居は、「幸せのテンプレート」のようなハイスペック婚が必ずしも幸せでないと教えてくれた
タレントの小倉優子さん(36)が、夫である歯科医男性(46)と別居していることがわかりました。
サンケイスポーツの記事で報道されている話の流れでは
・小倉さんと前夫の間に生まれた7歳の長男と3歳の次男を、結婚当初、夫である歯科医男性は多忙の中、時間を見つけて遊び相手になっていた。
・夫である歯科医男性が先輩歯科医の信頼と歴史ある医院を引き継ぐ話が進む中、小倉さんに「芸能界を辞めてほしい」と頼んだ。
・小倉さんの妊娠が判明。
・夫である歯科医男性が結婚1周年記念日にあたる昨年のクリスマス直前に突然、家を出ていった。
・今年1月、夫である歯科医男性から弁護士を通じて、「離婚」と「2人の息子との養子縁組解消」を求める書類が届いた。
・小倉さんは自分の態度を謝る内容のメールを送ったが、夫である歯科医男性は離婚の意思を曲げず、誕生してくる赤ちゃんにも会いたくないと主張。
・小倉さんは知人に「夫は一生懸命、家庭に尽くしてくれたのに私が甘えてしまった。別居直前まで夫婦関係は良好だと思っていたのに…」と告白。
ということだそうです。
おふたりに何があったのか。「前夫の子どもをかわいがる人が、自分の子どもに会いたくない?」など、記事を読んで違和感はありますが、それはご夫婦のこと。本当のことはわかりません。
今回、結婚を支援する仲人の立場で書かせていただきたいのは、「ハイスペック婚で幸せになれない人もいる」というお話です。
開業医に必要不可欠と思う、内助の功
婚活市場でも、男性医師や歯科医は、とても人気があります。
特に、開業していてうまくいっている高収入の男性ほど、人気があります。
ただ、個人的には、女性も高給取りだったり、結婚しても仕事を続けたい女性には、開業医との結婚をオススメしていません。
医師にも、家庭を省みないでバリバリ働くタイプの女性はオススメしていません。
というのも、勤務医以上に、開業医には内助の功が必要だと考えているからです。
筆者の知人に、ある開業医の妻である女性がいます。
彼女はお中元やお歳暮、お年賀をただ送るだけでなくイラスト入りのひとことメッセージをつけ、休日出勤をする病院スタッフに、お昼ごはんを差し入れたりもしています。
クリニックの運営が円滑なのは、そういった内助の功、彼女の細やかな心配りによるものも大きいと感じています。
小倉さんが今まで、内助の功をしてこられたかどうかは、筆者にはわかりません。
ただ、小倉さんのご主人が、「歴史あるクリニックを継ぐから、芸能界を辞めてほしい」ということは、その知人女性を知っているからこそ、理解できます。
芸能界を辞めることが希望ではなく、クリニックを円滑に運営するために内助の功を頼みたい、ということだと思うのです。
離婚理由「家庭を捨てて省みない」は少なくない
最高裁判所のホームページで、どんな離婚原因があるか、わかります。
婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所(PDF)
離婚理由に多いのは「性格の不一致」「暴力」「異性関係」などですが、「家庭を捨てて省みない」という項目もあります。
離婚原因は「性格の不一致」か、またはサンケイスポーツの記事に小倉さんが「夫が尽くしてくれたのに私が甘えてしまった」と知人に話しているとありましたが、もしそれが離婚理由だったら、「家庭を捨てて省みない」という原因になるのでしょうか。
小倉さんはどんな人を結婚相手に選べば良かったのか
小倉さんが旦那さんに尊重してほしかったなら、小倉さんも旦那さんを尊重すべきだった、ということです。
小倉さんの芸能活動と同じように、旦那さんはクリニック運営を大切に思っていたのでしょう。そこを尊重できていれば、現状は違っているかもしれません。
内助の功が必要と思う開業医と多忙なタレントは、結婚相手としてはミスマッチだったのかもしれません。ハイスペック婚で幸せになれない人もいる、ということです。
では小倉さんにマッチする結婚相手は、どんな人でしょうか。
一例ですが、収入はなくても(もしくは低くても)、家や子どもの世話をしっかりしてくれる人はどうでしょう。
小倉さんは高収入でしょうから金銭的に困ることはありませんし、彼女の「芸能活動をしたい」という思いを尊重して「芸能界を辞めてほしい」と言われることは絶対にないでしょう。
付加価値として、お子さんに寂しい思いをさせることもありません。
社会的なステータスはないかもしれませんが、代わりに得られる幸せは大きいと思いますよ。
これから結婚する方にも、参考になると思います。
社会的ステータスがあったり、高収入な人と結婚する。そういった「幸せのテンプレート」のような結婚だけが、あなたにとって幸せな結婚ではないのです。
最後に(思うこと)
最後に、記事とは関係ありませんが、これを読んでくださる方にお伝えしたいことがあります。
小倉さんの夫である歯科医男性は、一般人でいらっしゃいます。その行動を、推測でお書きになってはいけないと思っています。
筆者とは全くご縁のない方ですが、今回の記事を書くにあたっていろいろなサイトを拝見しましたら、心ない、事実とは思えないことが書いてあるサイトもあり、心が痛みました。