保育園でママ友はいらない理由6つを現役保育士が訴え「トラブルの温床」「家庭内の問題を子が暴露」
現役の保育士&幼保英検1級です。
基本的に保護者は全員仕事をしているという前提で利用できる保育園において、ママ友(パパ友)を作るかどうか迷う方もいるでしょう。
現役の保育士から見れば、保育園ではママ友はいらないと断言できます。
今回は、保育園ではママ友はいらない理由6つを具体的なエピソードを交えながら紹介しますよ。
保育園では先生に聞けば良いのでママ友はいらない
保育園への持ち物や準備品など、分からないことがあればママ友ではなく担任の先生に聞いて欲しいと保育士は思っています。
そもそも、幼稚園とは異なり保育園では降園時間が全員バラバラなので、伝達事項があれば各家庭に個別で対応するという前提で動いています。
先生に遠慮する必要はありません。
たとえ年長さんであっても、子どもからではなく先生から保護者への伝達を行います。
だから、一斉に降園したあとで「持ち物なんだっけ」と先生ではなく、やむなくママ友に確認する必要がないのですね。
いざというときの情報収集にママ友が必要と考えるのであれば心配しなくて大丈夫です。
家庭内での話を子ども同士で暴露するのでママ友はいらない
「カスミちゃんちのパパは大きなおならをする」
「シュウ君ちのお兄ちゃんは塾に行っていて30千万円もお金がかかるらしい(お金の単位は誤って伝達される)」
「ユウ君ちのパパとママは喧嘩ばかり。いつも怒鳴っている」
などなど。子どもは聞いた情報を誰にでも話してしまいます。
ママ友Aから聞いたプライベート情報を家庭内でパパに話し、それを一緒に聞いていた子どもがママ友Aの子どもに話し、ママ友Aが子どもを通じて聞く。
次にママ友Aさんと顔を合わせるときは気まずいことこの上なしですね。
ママ友同士は毎日会話をすることがなくても、保育園の子ども同士は毎日、7-9時間を共に過ごしています。
子ども同士は毎日しゃべり倒していることは、盲点なので要注意です。
ママ付き合いなくても子どもは友達作るのでママ友はいらない
ママ同士が仲良くないと子ども同士が仲良くなれないと思っているのであれば、大間違いです。
カナ君のことをよく思っていないレイ君ママ。
我が子にはできるだけカナ君と遊んで欲しくないと思っています。
そんなレイ君ママの願いはよそに、保育園ではカナ君とレイ君は大の仲良し。
子どもが遊びたい子は子ども自身が決めるし、保育士もトラブルなどがない限りは親の意向などを加味して席を離すなどはしません。
子どもが仲間外れにされることはないのでママ友はいらない
年中・年長になると子ども同士が家で遊ぶ約束をしてきて、ママ友たちの了解の上で保育園外で一緒に遊ぶという状況は良くあります。
仮に、保育園ママの連絡先を一切知らなくて子どもを保育園の友達と保育園外で遊ばせられなくても、保育園で仲間外れにされることはありません。
「日曜日にタカちゃんちにいったー!」などと、嬉しそうに報告してくれますが、呼ばれていない子のことは話題にすらなりません。
ママ友同士の関係性は、子ども同士の関係性には影響を及ぼさないのだなといつも思います。
必要なときは嫌でも呼ばれるのでママ友はいらない
卒園時など謝恩会がない保育園であっても、卒園児の親がお金を出し合って先生にプレゼントなどを買うということもあるでしょう。
そのように集金など親全員が協力し合う必要がある場合は、日頃からママ友を作らなくても自動的にお声がかかります。
卒園児の親で作るグループLINEに招待してくれるでしょう。
そのときにやるべき仕事をきちんとこなせば、ママ友がいなくても気持ちよく卒園できますよ。
ただ、親切に声をかけてくれたママさんにはお礼の一言は忘れたくないものです。
子どもとの関わりが薄くなるのでママ友はいらない
降園後、玄関先で他のママと10分はしゃべってから帰るミサキちゃんママ。
そんなミサキちゃんの爪は伸び放題。
ママ友と交流する時間があるのなら、ミサキちゃんの爪を切ってくれと保育士は思います。
保護者の勤務時間は8時間だとしても、通勤時間もあわせ9-10時間は保育園で過ごすことになる子どもたち。
保育園の門を出たら子どもの言う事、様子をじっくり聞いて観察する時間にしてほしいと願っています。
まとめ
保育園ではママ友はいらない理由6つを具体的なエピソードを交えながら紹介してきました。
子どものためにママ友を作らなくてはと焦っているのであればママ友は不要ですが、おしゃべりが好きで保育園の親同士でもお話をしたいというのであれば別です。
子どものためではなく、自分自身のストレス解消や楽しみとしてママ友との交流を楽しんで欲しいと思います。
保育園で育つ子の気になる特徴については、「保育園で育った子の5大特徴を現役保育士が紹介」という記事で紹介していますので合わせてご覧くださいね。