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【自己否定が強い人弱い人】その原因(理由)について、現役プロ心理カウンセラーがお話しいたします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「自己否定が強い人弱い人」というテーマでお話しいたします。

世の中には、自己否定感が強い方がいらっしゃいます。
そういう人は、「自分なんかダメだ!」と思っていることが多く、「どうせ自分なんか…」という言葉が口癖であることが多いです。

実は、自己否定が強い弱いは、半分は生まれつきです。そう生まれつき決まっているのです。たとえば、世の中に数多く生息するお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2である可能性が高いです)は、自己否定が弱いです。お母さんタイプは、自分の長所に目がいく傾向が強く、前向きで立ち直りが早いです。いっぽう、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4である可能性が高いです)は、自己否定が強いです。末っ子タイプは、自分の短所に目がいき、後ろ向きで立ち直りが遅いです。

ですから、まずは、「自己否定が強い弱いは、半分は生まれつきなんだ、生まれつき決まっているんだ」ということを知っておいてください。

次に、養育者、これは親である場合が多いのですが、養育者から愛されずに育った人は、自己否定が強いです。養育者から、「お前は、馬鹿だグズだ不細工だ!」と言われながら育った子どもが、大人になってから自己否定が強いのは、容易に想像でき、親から貶(けな)されて育ったにも関わらず、自己否定が弱い人になっている…というのは、ちょっと考えにくいです。

ですから、「自己否定が強い弱いの半分は、養育者からの育てられ方によるものなんだ、どう育てられたかで決まるんだ」ということを、知っておいてください。

ここで、「私は、生まれつき自己否定が強い。そして養育者からも愛されずに育った。じゃあもう、私の自己否定はどうしようもないじゃないか!」等と嘆かないでください。
自己否定から抜け出す方法については、明日また直ぐにお話しますので…。

今は、「自己否定が強いのは、自分のせいじゃないんだ。半分は生まれつきであり、もう半分は、育てた養育者のせいなんだ」と思い、どうぞ自分の肩から重い荷物を降ろしてください。どうぞ、自己否定感が強いということで、また、自分を責めないでください。

繰り返します。
「自己否定が強いのは、半分は生まれつきであり、半分は養育者の育て方であって、あなたのせいじゃありませんよ」ということです。宜しいでしょうか?

で、ここから続きなのですが、
「このまま自己否定を抱えたまま生きていきますか? それとも自己否定を手放して生きていきますか? どうしますか?」ということです。
これから、自己否定を抱えたまま生きていくのか? 自己否定を手放して生きていくのか?は、あなたが決められる、あなたが選択できるということです。

私は、あなたに、どうせなら、
今後の人生は、自己否定を手放して生きていって欲しいと思っています。

明日は、自己否定から抜け出す方法についてお話したいと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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