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すぐ寝ない子どもの対処方法とは?寝かしつけでイライラしないための2つの方法を現役保育士が解説

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。

Q:寝かしつけに毎日2時間くらいかかってしまい、精神的にかなりきついです。早く寝かせる方法があれば教えてください。

皆さんは子どもの寝かしつけに時間がかかってしまい、大変な思いをした経験はありますか?
毎日何時間もかかってしまうと、嫌になってくるのは当然のこと。
なんとか時間をかけずに子どもを寝かせる方法はないのでしょうか。
今回はこちらの対処方法についてご紹介していきたいと思います。

子どもをすぐに寝かしつけるコツとは?

結論から言うと、子どもがすぐ寝るためには大人が相手をしないことが大切でしょう。
子どもが寝るためには、「もう寝る時間だから遊ぶのは終わりにしよう」 と自分で気持ちを切り替える必要があります。
そのためには、大人が「おやすみ」と挨拶した後には子どもに話しかけないことや、何かを聞かれても答えないことが大切となります。 

また、繰り返し何度も注意することも子どもにとっては遊びとなってしまうため、注意が必要なら「寝ないならママはリビングに戻るよ?」というように、はっきりと意思表示するような伝え方が良いでしょう。

しかし、小さなうちは大人の話を理解できないと思います。
そういった時は一緒に寝てしまうリスクはあるものの、寝たふりをすることで「もう相手をしないよ」ということが小さな子にも伝わります。
ただし、部屋に遊べるものがあったり、部屋から出て遊びに行けたりしてしまうと意味がなくなってしまうため、そこは注意が必要です。
また、きょうだいでふざけ合ってしまう場合には、時間をずらして寝かしつけるのも有効な手段でしょう。

一方で、このように寝る環境を整えていても30分以上立ち歩こうとするようであれば、本当に眠くないと考えた方が良いかもしれません。
こういった場合では、日中の過ごし方や生活のリズムを見直す必要があるため、関連記事を参考にしていただけたらと思います。

ルーティーンで効果的に!

子どもが寝るためには、子どもが自分で気持ちを切り替える必要があるということをお話ししました。
気持ちの切り替えがしやすくなる方法として、ルーティーンを作るのがおすすめです。

これは例えば、
・寝室に移動してから毎日子どもが選んだ絵本を1冊読んでから電気を消す。
・抱っこで寝室まで移動してから寝る

などが挙げられるでしょう。

他にも、

時間になったら歯磨き → おもちゃの片付け → 決まった時間までにおもちゃが片付いたら絵本を読む

などのように、生活習慣と結びつけながら一連の流れをルーティーンとするのも良いと思います。

また、“午前中は外に出て体を動かして遊ぶ”というような生活リズムを作ることも1つのルーティーンです。
色々と試しながらその子にあった形を探していくのが良いかもしれませんね。

いかがですか?
1日の生活リズムを見通したうえで寝かしつけについて考えてみると、寝かしつけのヒントが見つかりやすいのではないでしょうか。

これで今年の記事は以上です。
1年間ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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