子どもを1分で寝かせる!保育がオススメする最強のトントンとは
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。
今回は子どもたちが1分で寝る最強のトントンについてご紹介していこうと思います。
今の子どもはなかなか寝ない
子どもの寝かしつけは隠れた重労働です。
なかなか寝てくれなければ家事が進まないばかりか、ついつい大人の方が先に眠ってしまいます。
それなのに、布団の中で暴れたり、話し始めたりと、寝るまでに時間がかかってしまう子は多いものです。
特に最近、簡単に寝ない子どもたちが増えているように感じます。
それは、スマホやテレビゲームなどのように体を動かさずに楽しめる遊びが増えたことに原因があるのではないでしょうか。
そのため、
・昼寝をしなくて眠かった
・日中にたくさん体を動かした
・翌日に楽しみな行事を控えている
なんてことがない限り、すぐに寝てくれないなんて子も多いかと思います。
ところが、そんな子どもたちを1分で寝かせてしまう、とっておきの寝かしつける方法があるのです。
これさえ知っていれば、大人が眠くなる前に寝かしつけることができるだけでなく、早めに家事を終わらせて自分の時間を作ることができますよ。
それは子どもをトントンする方法にコツがあるのですが、一体普通にやるのと何が違うのでしょうか。
最強のトントンとは!?
なかなか寝ない子どもたちを一瞬で寝かしつけるトントン。
それは、体を揺らすトントンです。
それでは、具体的に説明していきましょう。
①押すイメージで
トントンで体を揺らすためには、「叩く」のではなく「押す」ようなイメージです。
手の平全体を使うのではなく、掌底打ちのように、手の平の手首に近い部分を使い、押すように優しく重く手を動かします。
お尻や太もものように肉付きが良く、叩けば揺れる部位をトントンしてみてください。
②少し強めに
叩く強さは、想像しているより強めで良いかと思います。
体が揺れていることが重要です。
お尻をトントンするのであれば、全身が揺れ、頭や顔も少し動く程度の強さを基準とすると良いでしょう。
③早く、そして小刻みに
トントンする速度は速く、1分間に約200回程度です。
少し分かりにくいですね。
アンパンマンマーチの歌に合わせてやるのをイメージするとやりやすくなります。
冒頭の歌い出し部分、「そ」「う」「だ」の1文字に1回ずつ叩く速さでトントンしましょう。
体を揺らすとなぜ眠る?
一体どうして体を揺らすトントンが入眠するのに効果的なのでしょうか。
それは、体が揺れている状態の方がリラックスして、深い眠りに入るまでの時間が短くなるからです。
例えば、ベビーカーや自転車などでも気付いたら寝ていたなんて経験はありませんか?
大人でも車や電車に乗って揺られていると、なんだか眠たくなってきますよね。
これらはゆりかご効果と呼ばれ、脳科学の実験でこれらの効果は解明されています。
そのため、そういった体が揺らされる環境こそ、ゆりかごに乗せられた子どものように、静かに眠りにつくことができるのです。
※ゆりかご効果の詳細については、日本脳科学関連学会連合のウェブサイトよりご覧ください。
ダメな場合も
とは言え、この方法でも寝てくれない子はもちろんいます。
特に細身の子だと、体が揺れにくく、全身に振動が行き渡りません。
そうなるとリラックス効果が薄れてしまい、この方法で寝かせるのが難しくなるのです。
ちなみに、私がよくやる細身の子を寝かせる方法もご紹介しておきましょう。
それは、手の平でおなかを軽く押さえるように重みをかけ、指を使ってトントンするやり方です。
人は眠ると、呼吸が深くてゆっくりになるため、それを促すように優しく腹部を圧迫することで、呼吸が整って入眠しやすくなります。
細身の子にはこちらの方法を試してみてくださいね。
まとめ
今回は子どもたちが一瞬で寝る最強のトントンについてお話ししました。
子どもたちを寝かせるポイントは「ゆりかご効果」であり、体をしっかりと揺らすことで瞬時に深い眠りへと誘うことができます。
ポイントはお尻や太ももを
①押すイメージで
②少し強めに
③早く、そして小刻みに
トントンしてみてくださいね。
効果に個人差はありますが、早い子だと1分かからずに寝てしまいます。
真夜中に子どもが目覚めてしまった時に、再眠させるのにも使えますよ。
子どもの寝かしつけに悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてくださいね。