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パパでも今すぐできる!【寝かしつけ4ステップ】

赤ちゃんは可愛い…けれど、孤独になりがちな育児。パパにはぜひ早く帰ってきてほしいとママたちは願っています。でも、ママたちからお願いしたいことがあるんです。実際に、2500人以上の夜泣き相談にのってきた三橋かなが、ママからのお願いごととパパでも今すぐできる!寝かしつけ4ステップと注意点をご紹介します。

パパへのお願い―――"いきなり帰ってこないでね♪"

ママは毎日赤ちゃんを寝かせるまでのスケジュールを考えて動いています。ようやく、寝かせようと思ったらパパが帰宅で赤ちゃんは大興奮。やっと寝かしつけが始められると思ったのに…と、複雑な表情になっていないでしょうか?

興奮させるなら、寝かしつけまでやってほしい⋯。静かに過ごしていたのに、遊ぶだけ遊んで「じゃ、寝かしつけよろしく!」は辛いですね。

もちろん、ママだって、パパがプレッシャーを感じなら毎日お仕事に行っていることを、ありがたく感じています。なので、ぜひ早く帰ってこられる日があるなら、事前に「家に帰るよ」と連絡をしておきましょう。

寝かしつけをしたことがないパパ向け「寝かしつけ4ステップ」

みなさんのご家庭では、パパは寝かしつけをしますか?

「パパだとギャン泣き、パパでは寝ません」という声をよく聞きますが、パパが寝かしつけができると、ママはその間自由になれますし、復職後の「私じゃなきゃ」のプレッシャーを感じずにすみますね。

今回は、今まで寝かしつけをしてきたことがないパパ向けに、まずパパにやってほしい寝かしつけ4ステップをご紹介します。

step1:意識して1対1の時間をつくる

信頼関係は大事です。普段から、機嫌がよい時だけではなく、泣いている時も抱っこで落ち着かせたり、お散歩にお出かけしてみましょう。

step2:一緒に寝室に行く

機嫌がよいときに、わが子と寝室に行きましょう。そこで、「ここで寝てるなんて、かっこいいね!」「ぐっすり寝てくれてありがとう」などベッドやお布団を触りながら、声をかけてあげてください。寝室へのポジティブ気持ちと、パパとの寝室に入る事への抵抗をなくしていきます。

step3:ルーティーンを行う

赤ちゃんは、ルーティンがあると安心します。

ママが毎日行っているルーティンがあればぜひそれをやりましょう。興奮はさせないように気を付けてくださいね。

step4:「ママがいいんだって!」は、なし。

もちろん最初は、「いつもはママなのに、なんで〜〜!?」と泣くかもしれません。

でも、最終的に、泣き続けているからと「ママがいいんだって」とバトンタッチしないこと。赤ちゃんも、泣き続けたらママに変わってもらえるんだ!とわかると、代わってもらえるまで泣き続けるようになります。

そして、ママにも大事なことが…

それは、パパを信頼するということです。泣いているわが子を見ると「私だったらすぐ泣き止むのに。もういい、代わって!」という気持ちが、でてくるかもしれません。

でも、パパも頑張っています。パパなりのあやし方で、泣き止ませよう、寝かせようとしています。だから信頼して任せる!これは、ママに大切な意識ですね。

最後に、家族はワンチームです。

"夫婦は尊敬すべき他人"

「察して。わかって」はなかなか難しいことも多いです。職場でも、スムーズな業務遂行のために、必要な人に声をかけをしたり、資料を用意したり、段取りをするのと一緒で、自分が何に困っているのか、大変に思っているのか、お互いどう感じているのか。夫婦での気持ちの共有も大切になってきます。

ただし、夫婦で夜泣きに耐えて疲弊していくご家庭も多くみてきました。夜泣きが辛い、全然寝ない、寝かしつけが辛いご家庭は、睡眠の専門家に頼るという手段があることも知っておいてくださいね。

IPHI乳幼児睡眠コンサルタント。ねんねブーケ代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から乳幼児睡眠の国際資格を取得。小・中・高校教員免許保持。保育士養成系大学での講師活動や、企業と連携し睡眠講座も開講。instagramを中心に発信を続け、総フォロワー1・6万人。月150組相談、のべ2500人以上の睡眠相談実績を持つ。自身が運営する「るるるん。ねんねサロン」では、毎日夜泣きや離乳食、子育て相談ができる。元アナウンサー。

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