【新年度開始!】保育園でわが子はどのように過ごしているの?保育園の一日を追ってみた!
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
新年度が始まりました、子どもや保護者、保育士もまだ慣れない環境の中で過ぎた一週間でした。
保育園に新しく入園した子どもは、短い時間から徐々に預ける時間を長くしていく”慣らし保育”が終わり一日保育に移行していきます。
さて、保育園でわが子が一体どのように過ごしているのか気になりますね、日課はどの保育園でも大体一緒なので、大まかな流れと解説とともにお伝えしていきますので参考にしてください。
登園
「おはようございます」の挨拶とともに登園。
保育士はニコニコの笑顔とともに挨拶と検温をします、ここで保護者は気になることや保育士に伝えたいことを口頭で伝えます。
受け入れた保育士が担任ではなくても大丈夫です。些細な事でもきちんと担任に伝えてくれます。
「じゃあね、また後で迎えに来るからね!」「お仕事に行ってくるね!」という保護者の言葉に泣けてしまう子どもも当然います。
でもここでいつまでも泣きじゃくる子どもに寄り添っていては遅刻してしまいますし、子どもも切り替えができなくなるのでさっと仕事に向かってください。
ニコニコした笑顔の保護者の姿を見て子どもは安心します、”大丈夫かな…”と不安そうにして送り出すと子どもも不安になります。
ほとんどの子どもは、数分もすると泣き止み保育士とともに遊びだす場合が多いです。
午前のおやつ
登園してから少し遊んで、落ち着くと午前のおやつの時間になります。
幼児(3歳以上)はおやつがなく、そのままお部屋で遊んでいるか、晴れている日は園庭遊びです。
おやつが終わるとその日の主活動に入ります。
幼児は、行事に参加したり、お部屋で制作物を作ったり、天気が悪い日はホールでリズム遊びや晴れた日は園庭で自分の好きな遊びを楽しみます。
時には、お散歩に行く日もあります。
乳児(0歳から2歳)は、幼児とほとんど同じですが、体調が悪い子が多い時にはお部屋遊びのみにする場合もあります。
給食スタートが乳児からなので主活動は乳児で一時間ほど、幼児では一時間半から二時間ほどになります。
給食
子ども達はみな楽しみにしている給食の時間。
保育園では、食育の日や季節に合ったメニューを取り入れるなど工夫を凝らしています。
子ども達に人気のメニューは、やはりパンや麵類です、パンの日は揚げパンやサンドウィッチにできる食パンなどがあり、麵類ではカレーうどんや五目うどんや味噌ラーメンなどもあります。パスタも人気メニューです。
新型コロナの影響で、手洗いの徹底、アルコール消毒やパーテーションの設置、テーブルを拭くぞうきんは消毒の濃度まで決められており、感染予防に努めています。
幼児になり、4歳ぐらいから自分の箸を使って給食を頂きます。もちろん箸がうまく使えなくても心配いりません、保育園のスプーンも貸してもらえますし、保育士が箸の使い方も教えてくれます。
保育園ではなるべく自分の事は自分でやれるようにさせているため、おうちから持参して保育園で使用するものは自分で使いこなせるものを持たせるのが良いです。
自分で使えないものを持参して上手に使えないと自分でやりたいというモチベーションが下がるからです。
例を挙げますと、水筒です。最近ではコップスタイルの水筒はあまり見かけなくなりました、直接口をつけて飲む水筒を持ってきている子どもが多いですが中には、コップスタイルの水筒を持参している子がいます。どんなタイプの水筒でもよいのですがおうちで一度自分で使えるかどうか試してみてください。
ほかにも箸入れケースがやりにくいもの、コップ袋の巾着が使いずらいものなども時々見かけます。
お昼寝
乳児は給食が終わると午睡に入ります。午睡は個人差がありますが眠たくなるのが早い子は早めに給食を済ませて、11時ぐらいから寝てしまう子もいます。
逆にあまり眠たくない子は給食が終わるとすぐには寝れませんが、体を休める時間として布団でゴロゴロします。
午睡では、睡眠チェックとして5分から10分おきに呼吸や体位のチェックが行われています。うつぶせ寝が安心する子どもが多いですが、保育園では呼吸の確保のため仰向けに寝るよう体位を変えていきます。
時間としてはたくさん寝る子は三時間ぐらい、短い子で一時間ほどです。
おうちに帰ってから夜、なかなか寝てくれなくて困っているというご家庭も時々あるのでそのような時は保育士に相談してください、臨機応変に対応してくれるはずです。
幼児になると午睡はありません。
給食が終わるとお部屋遊びか園庭遊びに入ります、中には体力がなくて眠たくなってしまう子どももいますが、そのような場合も保育士に相談すれば対応してくれます。乳児のお部屋にお邪魔して午睡する子どももいます。
午後のおやつ
午睡がおわると目覚めた子からおやつの時間です。
まずトイレに行きオムツを変えた子どもから順番におやつを食べます。
手作りおやつや季節に合ったおやつなど様々なおやつが提供されます、ジャンキーなおやつはなく素朴なおやつが多いです。
幼児にも午後のおやつはあり、自分たちで作るおやつもあります。簡単にできるものばかりですが子ども達は楽しみにしています。
ジャムを挟んでサンドウィッチを作ったり、おにぎりを握ったりします。
メニューによっては苦手なものがありますが、保育園では無理に食べさせることはなく、子どもに寄り添いながら進めたり、残したりしています。
ヨーグルトやゼリーは人気のおやつです。
遊びの時間
午後のおやつが終わるのが三時頃です。そこからほどなくするとお迎えの時間になります。
早いお迎えの子どもはおやつが終わって少しすると降園の時間です。
保護者がお迎えにくるまで自由に遊んで待っています。
お迎えが来ると急に泣き出してしまう子どもがいますが、これは安心して泣き出してしまうのです。さっきまで楽しく遊んでいた子どもですが保護者の顔を見ると急に泣き出してしまうことはよくあります。
子どもも保育園で頑張っているのですね、入園当初によくあることです。
保育園の日課に合わせて生活して体も疲れていますので、おうちではゆっくり過ごしてください。そしてなるべく子どもに寄り添ってあげることがベストです、おうちに帰れば食事の支度や洗濯物などやることはたくさんあり、大変だとは思いますが。
長時間保育
4時になると長時間保育に入ります。
日中の保育士が勤務を終えて長時間保育を担当する保育士が子ども達と一緒に過ごします。
長時間保育でも引き続き自分の好きな遊びをします、保育園によっては、園庭遊びをするところもあります。
7時までなど遅くまで開園している保育園では、6時半ぐらいにおやつが提供されます、このおやつはごく簡単なおやつで、おせんべいなどです。
もしお迎えの時間が遅くて担任にいつも会えないこともあるかもしれません、そのような場合も園長先生などに相談すれば対応してくれるはずです。
日中の保育時間で気になることがあれば気軽に相談すれば大丈夫です。
まとめ
進級した子どもも新しく入園した子どもも毎日本当に頑張っています。
働きながら子育てもこなし、家事もこなし保護者も本当に大変だと思いますが、時間をうまく使って親子ともども無理のない生活をしたいものです。
”時間がない”ではなく”時間は作るもの”です、時短グッズをうまく利用しながら休日はストレス解消をして、自分の体も大切に。
体を壊しては本末転倒ですから。
コロナ禍から徐々に抜け出し、行事なども元に戻りつつありますのでこれからが楽しみです、不安に思うこと、納得のいかないことがある時はなんでも相談してみましょう。