バターの銀紙を取らないで!!取るとどうなる?美味しさをキープで得する賢い使い方と保存の裏ワザ
先日、テレビのバラエティー番組で、バターの銀紙を最初に「取る?取らない?」の議論をしていました。結論は、「お好みで」ということでまとまったのですが、銀紙の効果を知っている私は、教えてあげたくてもやもやしてしまいました。
そこで今回は、バターの銀紙の働きと、取った場合ではどうなるのか?さらに得する保存方法を紹介します。
香りと味わいをキープ
バターの銀紙は、硫酸紙にアルミ箔コーティングをしたものです。これにより、光・水・空気・油の通過を防ぎ、香りや味わいをキープする働きがあります。このため銀紙はできるだけ取らないほうが、いつまでも美味しく食べられます。一度はがしてしまうと、その後で包みなおしても、隙間から空気が入り劣化してしまいます。
銀紙なしで色・香り・味が落ちる
では、銀紙なしではどれだけ、酸化や劣化が進むのでしょうか?『銀紙をはがしてタッパーに入れたもの』『銀紙ありでタッパーで保存し撮影の直前でカットしたもの』を比べてみました。
『銀紙なし』は、黄色みが強くなって、実際食べてみると味も香りも悪くなっていました。油っぽいという印象です。このように銀紙を外してしまうと、劣化が進むので、できるだけ銀紙はとらずに保存するのがおすすめです。
得する保存方法
銀紙をできるだけ取らずに使えて、劣化を防ぐ使い方と保存法は、「中央から使ってくっつけて保存」です。
使い方
中央を切って中央から使う
保存法
切口をくっつけて、ラップをしてタッパーに入れ冷蔵保存。
合わせておけば1か月後もおいしい
残ったバターは、切り口を合わせて、密閉すればほとんど劣化は進みません。
銀紙なしでタッパーに入れたもの、合わせて保存した部分、ぎりぎりまで銀紙に包んで撮影前にカットしたものの3つを比べてみました。合わせていた部分は1か月後もほとんど色が変わってなく、銀紙ありと同じような色をして美味しかったです。
まとめ
バターは、銀紙を取ると酸化が進み、香りも味も落ちてしまいます。変色も進みます。美味しさキープで得する賢い使い方と保存法は、「銀紙はできるだけ取らない」「中央から使う」「切り口は合わせてラップしタッパーに入れて保存」です。バターを使う料理がおいしい季節です。上手に保存して美味しく食べてくださいね。
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