スマホ代を月5000円カット等 楽に支出を減らしてご褒美やゆとりを増やす5か条
コロナで株価や不動産価格は上がるものの、庶民の生活は厳しさを増すばかり。本格的なスタグフレーション(不景気とインフレが同時進行)が始まりつつあります。日本だけではなく、欧米やアジアでも同じことが起きています。
家計管理の基本は予算設定
こんな中、家計防衛策を考えていきましょう。家計管理の基本は予算設定です。特に家計支出の割合を大きく占める固定費には気を配りましょう。家賃は世帯収入(手取り)の1/3までが基本。私自身は家賃はできるだけ世帯収入の1/4〜1/5程度に抑えるようにしています。家賃さえしっかりと抑えておけば後は回りやすくなるからです。
固定費のカット スマホ代は始めやすい
一番始めやすい固定費のカットは通信費の節約です。スマホ代は楽天モバイル、携帯大手キャリアの子会社の新プラン、格安シムなどの活用で大幅にカットできる場合も。若年層を中心に既に実施をしていて月5000円程度節約(例:7205円のプランから2178円のプランに変更)をしている人も。また、全支出を楽天カード払いにし、楽天ポイントで通信費を実質ゼロにしている人も見かけます。
比較サイトで料金プランを見て乗り換えるのみ。データプランは固定費なので一度の節約で毎月のゆとりを増やすことが可能になります。
住宅ローン、光熱水費、保険料などの固定費も見直しの価値があります。住宅ローン金利、通信費、保険料などは比較サイト等でプランと費用を吟味して内容が同じだったら安いプランを選ぶのが基本です。住宅ローン金利などは各金融機関に問い合わせてもよいでしょう。
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口座を3つに分ける
次に口座の管理です。生活費を使うための支出を管理する口座、貯める口座、殖やす口座と3つ以上に分けましょう。
殖やす口座は老後資産など長期的に育てる口座にしましょう。原則としてお金が必要になるまでは手をつけないようにしましょう。
貯める口座にはお金をプールしておきましょう。換金しやすく、リスクの低い預金などが向きます。
殖やす口座や貯める口座に移動させる金額は毎月2割程度が理想的です。別口座にどけて簡単に使えないようにするのがコツです。余裕がない場合は月1000円から初めても。ボーナスを活用してもよいでしょう。
殖やす口座は長期で、貯める口座は中期でと使い分けるとよいでしょう。また、リスクを取りたくない人は株式等リスク資産の割合を減らしてもよいです。
よく行く店、よく買うものは要注意
変動費に関しては毎回努力をしなければならないので固定費の次にしましょう。「よく行く店」「よく買うもの」を把握し、カードで払わないなどの工夫を。セールで安くなっているからなどの言い訳も要注意です。いくら安くても要らない物はゴミになってしまうからです。
要らない物を買うのを減らし、本当にほしい良質な物にしぼっていけば満足度も高くなります。一つ一つに使える予算も増えます。
食費はネットスーパーで定期的に予算を決めて注文
食費に関してはコロナ渦でまとめ買いや買いだめが増えている人も多いでしょう。しかし、買いだめは財布の現金を減らしてしまうので要注意。流通が整っている日本であれば1週間分備えてあれば十分でしょう。週2回など決まったリズムで一定額をネットスーパーで注文すれば予算管理しやすいです。カート内で購入前に金額をチェックできるからです。
【家計管理の5か条】
1.節約は固定費から
家賃や住宅ローン、通信費、水光熱費、保険料など。
通信費節約が始めやすい
2.「使う」「貯める」「殖やす」ための、3つの口座を用意
3.一定額を別口座にどける
目安は月々の収入の2割程度とボーナスから。積立を活用したり、別口座に移動。
4.変動費の予算を決める
「よく行く店」「よく買うもの」を把握し、カードで払わないなどの工夫を
5.食費管理はネットスーパー
ネットスーパーで週2回程度など一定の間隔と予算を決めて購入