節約下手な人がやりがち「収入が上がらない人」の3つの習慣
不思議なもので、節約をすることで収入もあがる人もいますが、節約をすることで収入が上がりにくくなってしまう人もいます。その差はどこから生まれるのでしょう。
今回は、家計管理アドバイザーから見た「収入があがりにくい人」がやりがちな習慣を紹介します。「節約をしつつ収入もあげている人」の習慣を知りたい人は、参考にしてみてくださいね。
1:節約をする目的がはっきりしない
節約下手な人は、なぜ節約をするのかという問いに、「なんとなくお金を貯めないと心配だから」と答える人が多い傾向があります。目的がはっきりしないから、目の前のお金を使わないようにすることばかりを考えてしまい、収入アップのための勉強などへのお金を出し惜しんでしまう傾向があります。
一方、節約をすることで収入アップにもつなげられる人は、「事業を始めたり拡大したりする資金を貯めたいから」など、はっきりとした目的をもっていることが多くなります。目的がはっきりしているからこそ、収入アップのための勉強などへのお金も惜しまないため、結果として収入もあがりやすい傾向があります。
節約を頑張っているのに、収入が上がりにくい人は、まず何のために節約をするのかという目的をはっきりさせることから始めることが大切ですよ。
2:何でも後回しにする
お金のこととなると、期限が少しくらい遅れてもいいだろうと考えたり、やらなければいけない手続きもつい忘れてしまったり、ついやるべきことを後回しにしてしまう人がいます。
このような人は、仕事でも期限や時間を守ることが苦手なことが多く、そのため仕事での信頼も得にくく収入があがりにくくなっていることも。時々、仕事ではきっちりしているのに、プライベートはいい加減という人もいますが、そのような人は、「収入は高いのにお金がない人」になりやすい傾向があり、どちらにしてもお金がない状況から抜け出しにくくなります。
一方、節約をすることで収入アップにもつなげられる人は、仕事でもプライベートでもしっかりしている人が多くなります。お金の管理も仕事と同じようなモチベーションで取り組むので、収入アップと貯蓄が同時に叶うことが多くなりますよ。
3:収入をあげたいという欲がない
節約下手な人は、貯蓄が思うように進まないことを「収入が少ないせいだ」ということが多いのですが、とはいえ、「収入をあげる努力はしない」という人が多く見られます。
一方、節約をすることで収入アップにもつなげられる人は、「節約の目的を達成するためには、これだけ収入を増やせばいい」と、明確な額で考え、そのためにどのような努力をするかまで計画を立て、ひとつずつ実行に移す人が多く見られます。
なかには、健康上の理由などで収入をあげることが難しい人もいますが、節約上手な人の中には、健康上の理由があってもできることを模索するなど、できないことよりもできることを探す人も多く、その努力と熱意に驚かされることも多いものです。
もちろん、収入をあげるために無理をしすぎる必要はありませんが、不平不満を口にするばかりで、何もしない傾向がある人は、できないことより何かできることはないか探す習慣をつけることが大切です。
まとめ
節約をすることで収入アップにもつなげられる人は、収入の多さも手助けになり、いち早く大きな額の貯蓄に成功する人も多くなります。
一方、節約をすることで収入が上がりにくくなってしまう人は、値上がりなどの影響も受けやすく、いつまでも苦しい節約をしなければならないことが多くなります。お金を使わないことばかりを考えると、ストレスにもなりますので、節約と収入アップを同時に考え、より楽に貯蓄ができる方法を考えられると、より節約が楽しくなるはずですよ。