【京都市西京区】紅葉名所の西山山麓にポツンとある静かな街で見つけたハロウィンスイーツと銘菓が美味い!
善峯寺や大原野神社、十輪寺など西山地域の寺社仏閣の参道ともなる小塩山山麓にあたる大原野は京都市の西の果てになります。山中の大原野口は向日市との境になります。そこから田畑広がる真ん中にある閑静な住宅街の右京の里近辺を2023年10月17日に歩いてみました。
大原野口の交差点沿いにポツンとあるのが、「コーナン向日町大原野店」と「スーパーマツモト」です。この辺りには商店街や個人商店も少なく住民らの衣食住に欠かせない拠り所となっています。コーナン店内には「ダイソー コーナン向日町大原野店」もあります。筆者もいつものことですが、ついついいろいろと買い込んでしましまいました。
「スーパーマツモト」から西へ、右京の里から上里方面へ歩いていると、昭和レトロな看板のケーキショップ「モンペリエ」がありました。「洛西銘菓 ぼんぼち」のポップにある平安神宮奉納菓子や善峯寺の巡礼スイーツの記載が気になったので入ってみることに。玄関の雰囲気とは打って変わって、ショーケースにはお洒落で可愛いケーキや焼き菓子がずらりと並んでいます。
北海道産のえびすカボチャを使ったハロウイン仕様の「かぼちゃモンブラン」が可愛い。持ち帰って食べていただいた近所のママさんたちも「すごくおいしかったですよ。濃厚でずっしり感も最高、甘さもちょうどよく中のスポンジとの相性バツグン、食べ進めるごとに、幸せ感を感じました! パンプキンの飾りもかわいいし、この時期何度でも食べたくなる味ですね」と話してくださいました。
「ぼんぼち」は、桜の名所でもある洛西に因んで、ポルトガル領のマデイラ島で造られている酒精強化ワイン「マデイラワイン」を贅沢に使い、塩漬けにした桜の花を添えたバターケーキです。中には桜の実が入っています。こちらもママさんたちが「桜ですね〜、しっとり感となめらかさで一口一口が絶妙なおいしさ、中のチェリーのアクセントがよい感じでした」と言います。
創業から54年続くこの店の2代目店主によると、洛西は桜の名所としても知られているということで、ひたむきに桜を愛し、桜を守り育てることに情熱を傾けつくした庭師弥吉を描いた、水上勉の小説「櫻守」にも登場するそうです。
他にも、表面にアーモンドがぎっしり敷き詰められた「フロランタン」やストロベリーのクリームがサンドされた「バッフェル」など美味しそうな焼き菓子やケーキがたくさんありました。
さて、いよいよ紅葉シーズン間近ですね! 魅力いっぱいの京都西山地域へぜひ足をお運びください。「京都西山はいいぞ! フォトコンテスト」(外部リンク)も開催中です!
「モンペリエ右京の里店」 京都市西京区大原野上里鳥見町14−10 075-331-9303