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知っていると得をする自家製サラダチキンの作り方と保存方法

筋肉料理人料理ブロガー、料理YouTuber
知っていると得をする自家製サラダチキンの作り方と保存方法

こんにちは、料理ブロガーの筋肉料理人です。今日は電子レンジで作るサラダチキンと、知っておくと得をするサラダチキンの保存方法を紹介させて頂きます。今回のレシピでは鶏むね肉2枚を同時に料理しますので、市販のサラダチキン5枚分位の分量になります。サラダチキンは市販品が普及していてとても便利なのですが、常食するには微妙に高いです。この方法で作って保存すれば日常的に食べやすくなります。

鶏むね肉は皆さん、ご存じのように加熱するとパサパサ、固くなりやすい食材です。ですので市販のサラダチキンのように柔らかくするのには工夫が必要です。今回のレシピでは家庭の冷蔵庫にありそうなぽん酢しょう油を使って短時間下処理することで、柔らかジューシーなサラダチキンにします。

ぽん酢しょう油で鶏むね肉が柔らかくなる

鶏むね肉に限らず肉は中性なので、酸性の調味液に漬けるとタンパク質の結合がゆるくなり、劇的に柔らかくなります。この効果は加熱後にも効くので、ぽん酢しょう油で漬けた鶏むね肉はしっかり加熱しても固くなりにくいのです。家庭にありそうな調味料で鶏むね肉を柔らかくすることができます。

そしてぽん酢しょう油での下処理は短時間で効果があるのが良いところ。室温15分の漬け時間で驚くほど柔らかくなります。

ぽん酢しょう油に漬けるので酸味が気になりますが、完成後に酸味はほとんど感じず、旨味を強く感じますので、普通に塩味で料理するより美味しいです。

電子レンジ加熱する時の注意点

電子レンジで鶏むね肉2枚を同時に加熱する場合、鶏むね肉の重さが同じくらいの物を使った方が均一に熱が入ります。今回は300gの鶏むね肉2枚を使うので合計600gですが、

320gと280g この位の違いならOK

400gと200g これは重さに倍の違いがあるのでNG

になります。個別包装の鶏むね肉を買ってくると揃えられるのでそうしてください。

それではレシピを紹介させて頂きます。

完成後に知っておくと便利な保存方法です。

自家製サラダチキン、電子レンジでの作り方

まずは作り方動画をご覧ください。

材料8食分

鶏むね肉 2枚(1枚300~320g)

サラダ油 小さじ1

A

ぽん酢しょう油、日本酒 各大さじ2

鶏がらスープの素 小さじ1

おろしにんにく 小さじ1/2(おろし生姜でもOK)

黒こしょう 適宜

作り方

1)鶏むね肉はフォークで全体を刺して(表も裏も)穴だらけにし、大き目のポリ袋に入れてAを加え、口をとじたら軽く揉んで室温で15分置きます。

※ぽん酢しょう油と日本酒に鶏むね肉を漬けることで、劇的に柔らかくなります。揉んでいる間に柔らかくなるので、その効果を実感してください。

※鶏むね肉は油が少なく、あっさりしているので旨味が少ないです。鶏がらスープの素で旨味を入れます。

※皮をはがすとカロリーが減ります。お好みで剥がしてもOKです。皮をはがす場合は1枚330g位の鶏むね肉を使うと、剥がした時に300g位になります。

鶏むね肉はフォークで全体を刺して穴だらけにします。
鶏むね肉はフォークで全体を刺して穴だらけにします。

鶏むね肉をポリ袋に入れて調味料を加える
鶏むね肉をポリ袋に入れて調味料を加える

口をとじて揉むと、手触りで柔らかくなっているのを実感できます。
口をとじて揉むと、手触りで柔らかくなっているのを実感できます。

2)漬け込んだ鶏むね肉を耐熱皿(電子レンジにかけられる皿)に、皮を下にしてのせます。ラップをかけ、電子レンジ600wで10分加熱します。途中、5分加熱したところで取り出し、肉を返して加熱むらを防ぎます。※最初に皮を下にして加熱するのは、皮がはがれにくくなるようにするためです。

※加熱時間の目安は鶏むね肉1gに対し、電子レンジ600wで1秒です。今回は600gだったので600秒、10分加熱になります。

電子レンジ600wで10分加熱します。
電子レンジ600wで10分加熱します。

加熱むら防止のため、5分加熱したところで肉を返します。
加熱むら防止のため、5分加熱したところで肉を返します。

加熱が終わったら、基本、すぐに食べられます。ですが加熱直後はアツアツなので切ると肉汁が流れ出します。冷ましてから切った方が美味しいです。そして耐熱皿には肉汁が出ています。肉汁に漬けた状態で冷ますとより美味しいです。

この状態でも美味しく食べられますが、肉は焼き目がつくとより美味しくなります。皮目に焼き目をつけます。

3)フライパンにサラダ油を引いて強火にかけます。2)の自家製サラダチキンの皮を下にして入れ、肉を滑らせながら焼き目をつけます。焼き目は皮にだけつければOKです。焼き目がついたら2)の耐熱皿に残った肉汁に漬けて冷まします。

※皮を剥がして作る場合は、焼き目を入れすぎないようにしてください。固くなります。

皮に焼き目をつけます。
皮に焼き目をつけます。

皮に焼き目をつけるとメイラード反応で焼き目の旨味が入り、皮の余分な脂が出てカロリーカットになります。
皮に焼き目をつけるとメイラード反応で焼き目の旨味が入り、皮の余分な脂が出てカロリーカットになります。

冷めたら出来上がり、薄めに切って食べると美味しいです。

皮が付いてる方を上にして、皮が剥げないように注意して切ります。
皮が付いてる方を上にして、皮が剥げないように注意して切ります。

電子レンジで自家製サラダチキンの出来上がり。
電子レンジで自家製サラダチキンの出来上がり。

市販のサラダチキンよりしっかりした食感、薄めの味付けで食べやすく、皮に焼き目がついているので風味よく旨味があって美味しいです。優しめの味なので市販品より食べやすいと感じる方が多いと思います。

次は知っておくと得をする保存方法について紹介させて頂きます。

自家製サラダチキンの便利な冷凍保存方法

自家製サラダチキンの保存はチルド保存で3日、冷凍で1ヶ月くらいです。ブロックのまま冷凍するときはポリ袋に自家製サラダチキンを入れ、耐熱皿の蒸し汁も入れて冷凍します。これでもいいのですが、もっと便利な冷凍方法があります。

サラダチキンを薄めに切ってラップで包み、1食分づつ冷凍します。

サラダチキンをラップに板状に広げて(蒸し汁を少量かける)冷凍すると、解凍しやすく、食事にタンパク質が足りないと思た時にすぐに解凍して食べられます。

自家製サラダチキン1/4枚分(これが1食分、タンパク質15g)をラップの上に広げ、少量の蒸し汁をかけて包んでから冷凍します。
自家製サラダチキン1/4枚分(これが1食分、タンパク質15g)をラップの上に広げ、少量の蒸し汁をかけて包んでから冷凍します。

上の画像が自家製サラダチキン1枚分を4等分して包んだところです。こうして冷凍すると1食分づつ手軽に解凍して使えます。
上の画像が自家製サラダチキン1枚分を4等分して包んだところです。こうして冷凍すると1食分づつ手軽に解凍して使えます。

鶏むね肉1枚(300g)には60gのタンパク質が含まれるので、4等分して冷凍すれば1食分で15gのタンパク質を摂取できます。

タンパク質15gはプロテイン1回分位なので、自家製サラダチキンを小分けして冷凍すればプロテイン代わりに便利だし、副菜に使えばお腹にたまるのでご飯を減らして糖質制限できます。

タンパク質を摂取して糖質制限できる!

めっちゃお得な作り置きになります。

皆さんも是非、自家製サラダチキンと小分け冷凍技をお試しください。

サラダチキンを3枚同時に料理したいいって時は過去記事と下の動画を参考にご覧ください。鶏むね肉1キロをフライパン一つで同時に料理します。

フライパン一つで鶏むね肉1キロ、サラダチキンの作り方、冷凍保存もOK!

料理ブロガー、料理YouTuber

料理ブロガー、調理師、料理研究家。フィットネス全般の愛好家。料理レシピ開発、料理教室、料理イベント、料理の撮影、スタイリングなどを手掛ける。プロフ名の筋肉料理人は、30年以上続けている筋トレを捩ってつけました。目標は70歳でベンチプレス100キロです。

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