怒られた時、落ち込みやすく傷つきやすい人 と そうでもない人。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日のテーマは、
「怒られた時、落ち込みやすく傷つきやすい人とそうでもない人」です。
私(竹内成彦)は、生まれつき性格を長年に渡って研究している、性格心理学に詳しい心理カウンセラーです。
さて、生まれつき性格を説明するにあたっては、「いろいろな切り口があるのですが、その中でも「怒られた時に、どのような反応を示すか?」というものがあります。
世界的にみて、もっとも人口が多いお母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)は、怒られても比較的ヘッチャラなタイプです。お母さんタイプは、怒られた時、怒り返したり、不満な顔はするものの、短時間ですぐに気持ちを切り替えることが出来ます。瞬間、「ふん」という表情をするか、すぐに忘れてしまうかに関しては、人それぞれですが、比較的早く、自分の気持ちを立て直すことが出来ます。
いっぽう、末っ子タイプ(エニアグラムのタイプ4)は、怒られると、かなり精神的なダメージを受けます。怒った人の顔や叱責した言葉をいつまでも忘れることが出来ず、メソメソクヨクヨします。そう、末っ子タイプは、長時間に渡り、気持ちを引きずるのです。
よって、怒られてもヘッチャラなお母さんタイプには、時に怒っても大丈夫ですが、怒られて、ただただ凹み萎縮する末っ子タイプには、なるべく怒らないようにしてあげてください。
お母さんタイプの子どもは、たとえ厳しく怒られたとしても、お母さんが優しい声で「おいで」と言えば、すぐにお母さんに近付いていくことができますが、末っ子タイプの子どもは、厳しく怒ってしまうと、お母さんが優しい声で「おいで」と言っても、なかなかお母さんに近付いていくことが出来ません。恐怖感情が先に立って、身動き出来なくなるからです。
生まれつき性格は、今言ったように、本人の言動に強く影響を与えます。
よって、保護者である親御さんは、自分の子どもは、どんなタイプなのか?
よく見極めた上で、怒るなり褒めるなりしたほうが宜しいかと思います。
そして、この記事をご覧の方は、自分は怒られるのに強いのか? 怒られるのに弱いのか? よくよく考えてみると良いかと思います。
今言った「強い弱い」は、「好き嫌い」ではありません。誰だって、怒られるのは嫌いに決まっています。怒られたあと、自分はどのような反応を示すか? 能力を伸ばす方向で動くのか? 能力を縮ませる方向で動くのか? で、怒り感情に強いか弱いかが決まります。
最近は、指導者の立場である人に対しても、「なるべく怒ってはいけない、厳しく指導してはいけない」という風潮が強くなってきてしまいました。これは、その昔、「世の中には、なるべく怒らないほうがいい子、人がいるということがわかってきた」という意味であって、誰に対しても、叱ってはいけない怒ってはいけないという意味ではありません。そのあたりのことが誤解されていることに関しては、私は大きな危惧を覚えています。
叱られて怒られて成長するタイプであるお母さんタイプが、誰にも厳しく指導されることなく育っていくのは、本人にとっても非常に大きな不幸であり、社会にとっても非常に大きな損失だと私は思います。何故なら、お母さんタイプは、厳しく指導されることによって、能力を開花出来る人だからです。
この記事をご覧のあなたは如何ですか?
怒られても、比較的平気な方ですか?
それとも、怒られると、落ち込んでしまったり傷ついてしまう人ですか?
あなたのお子さんや部下はどうでしょうか?
怒っても大丈夫なお子さん、部下でしょうか?
それとも、怒ってはいけない、繊細なお子さん、部下でしょうか?
今言ったことを、知っているのと知らないのでは大違いです。
興味がある方は、ぜひ、キャラ診断アドバイザーから、生まれつき性格診断をお受けになることをおススメいたします。
尚、今日は、お母さんタイプと末っ子タイプの話を中心に進めて参りましたが、その他のタイプ、おじいさん、おばあさん、お父さん、長男、長女、二男、二女は、お母さんタイプと末っ子タイプの間にいる人、怒られると伸びるタイプと言えることもなく、縮むタイプと言えることもない人、とお考え下さい。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。