【現役保育士が現場で思うこと】実は困っている保護者の行動とは
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
毎日、仕事に育児に頑張っている保護者のみなさん本当にお疲れ様です。
保育園では、長時間子どもが過ごしやすいように努力をしていますが、保護者のみなさんにも協力してほしいことがたくさんあります。
しかし保護者のみなさんも考え方がさまざまで、正直なところ保育士が戸惑ってしまうことも多々ありまして、直接言えないこともあるのです。
今回はありがちな保護者の行動についてお話したいと思います。
お迎え時間に来ない
連絡帳などにお迎え時間を記載することになっている保育園も多いと思いますが、お迎え時間になってもなかなか来ない保護者が結構多いのです。
仕事や交通事情などで大幅に遅れる場合は電話をしていただけると非常に助かります。
数分、10分いや20分ぐらい遅れても問題ないでしょと思われがちですが、実は違うのです。子どもは待っています、ただ待っているだけでなくその日に少し体調が悪く一日を通してあまり食べられなかった場合など、特にお迎えを待ち望んでいることもあります。電話連絡するまでもないことはお迎え時にお話しすることもありますので。
特に仕事がお休みで日頃やれないことをしているとすぐに時間が過ぎてしまいます、あっという間にお迎えの時間ということもあるでしょう。気持ちはよくわかりますが時間は守るようにするとよいですね。
持ち物に名前がない
本当に些細なことですが、大きくわかりやすく書くだけで非常に助かります。
給食の用意の時や布団を敷く場合など名前が大きく書いてあるだけで子どもを待たせることなく早く仕事が進むのです。
あれこれ探している時間は待っている方にしたら長く感じるものです、保育園ではいつも決まった保育士が支度をするとは限りません。クラスの担任なら記名がなくともわかることがありますが担任が不在の場合もありますので名前を書くことは非常に大切です。
連絡帳に何も書いていない
特に乳児さんの場合、いつもと変わりがないのなら良いのですが、少しでも体調の変化や発達の変化などがあればなんでもよいので書いてほしいのです。
保育士とのコミュニケーションにもなりますし、保育士は連絡帳に書いた情報を基に一日を通して注意したいことや配慮するべきことを考えています。
交換日記みたいになってしまいますが子どものために、些細な事でも伝えて頂くことは重要です。
登園時にいつまでもバイバイできない
子どもはわかっていても保護者と別れたくないもの、子どもが泣いていたら離れたくないですよね。
時々見る光景なのですが、子どもが泣いているとなかなか離れることができずにいつまでも説得している保護者がいます。泣いている子どもを置いて仕事に行くなんてとても辛いと思います。
しかし時間をかけてもどうしようもないのです、そのような場合は”お願いします!”と言ってさっとその場を離れるのがベストです。
お迎え時に保育士から”あの後すぐに泣き止んで遊んでいましたよ”と言う言葉よく聞きませんか?子どもは必死に切り替えようとしています。切り替えたくても保護者の姿があったらタイミングがわからずますます戸惑ってしまいます。
泣いている時間が長いほど子どもは疲れてしまいますし良いことはありません。
子どもは保護者の不安な顔より笑顔が見たいはず。思い切って離れてみてください、保護者の姿が見えなくなったとたんに立ち直る場合がほとんどですから。