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光復節77周年、韓国・尹大統領に透ける「淡泊さ」(演説全文訳付)

徐台教ソウル在住ジャーナリスト。『コリア・フォーカス』編集長
8月15日、光復節の演説を行う尹錫悦大統領。韓国国営放送KTVをキャプチャ。

韓国で8月15日は「光復節」と呼ばれ、日本による植民地支配が終わったことを祝う日だ。

この日の大統領の演説は数ある記念日の中で特別なものとされ、その内容が注目される。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領就任後初となる光復節記念演説の中で、注目すべき点をまとめた。

●記念行事は新たな大統領府で

記念行事は15日午前10時からソウル・龍山の大統領府前広場で行われた。「偉大な国民、取り戻した自由、新たな跳躍」をテーマとし、著名俳優・崔仏岩(チェ・ブラム)さんなどの参加の下、比較的落ち着いた雰囲気の中で行われた。

演説は過去の大統領たちのものに比べ、簡潔だった。終始険しい表情を崩さぬまま、力を込めて語り続ける尹大統領の姿が印象的だった。

政権発足から100日に満たない「ハネムーン期間」にもかかわらず、いくつかの世論調査で支持率が20%台と低迷する中での緊張が見て取れた。

演説文の中で筆者の目に止まった点が5つあった。順に、▲自由の強調、▲分断への言及なし、▲日本への譲歩、▲北朝鮮への空虚な提案、▲内政への不安となるが、一つ一つ説明していく。

●尹大統領演説、5つのポイント

(1)自由の強調

尹大統領の演説を貫く価値観は「自由」にあった。演説の中に33回も登場した。これは保守派の大統領として、韓国という国のアイデンティティを明確にするものだ。

冒頭にはまた、「自由と人権が無視される全体主義国家を建てるための独立運動では決して無かった」という言及もあった。

これは1945年8月の光復の直後、米ソにより行われた38度線での南北分断を経て48年に南北両政府が樹立する中で、民主共和国を樹立した韓国に独立運動からの正統性があるとする論理だ。

この論理は従来ならば「真の光復は統一にある」という立場に続くことになる。北朝鮮の全体主義を退け、自由民主主義体制で統一することこそが韓国の近代性の完成であるというもので、いわばバリバリの韓国式保守思想だ。

しかしながら、次項以降で見るようにこの日の演説は、南北関係においては淡泊極まりないものであった。

このことから、尹大統領の強調する自由は、南北関係における差別化(韓国優位)としてよりも、米中・米ロ対立の中で自由主義陣営である米国側に立つという、国際的な視点に重点を置いたものと捉えることができる。

「世界平和と繁栄に責任をもって寄与することこそ、独立運動に献身された方々の意思を引き継ぎ、守ること」という言及がこれを表しているが、突飛な感じを受けた。なぜか。

(2)「分断」「統一」への言及なし

自由が33回も登場する一方で、歴代大統領の光復節演説の常連である「分断」「統一」への言及は一度もなかった。「分断」という単語自体が登場しなかったのは驚きだ。

8月15日は日本による植民地支配が終わった日であると同時に、南北分断が始まった日でもあるため、なおさらだ。

同じ保守派大統領と比較しても、朴槿惠(パク・クネ)元大統領による2015年の光復70周年の演説では「分断の悲劇」、「70年の分断」といった言葉が登場する。翌16年の演説では北朝鮮の幹部や住民に「統一時代を開くことに参加してほしい」と呼びかけ話題となった。

また、李明博(イ・ミョンバク)大統領による2010年の光復65周年の演説でも「世界で唯一の分断地域」や「南北が共に平和と繁栄を成し遂げ統一の道に進むことが韓民族の念願であり真の光復を成し遂げる道」と言及されていた。

この尹大統領の異様なまでの(?)淡泊さの背景はどこにあるのか。まず考え得るのは米国への配慮だ。

45年8月の解放直後の南北分断には米国の意向が強くはたらいていたことから、分断に言及することで、尹政権が「正常化させた」と自負する米韓関係に余計な摩擦を生まないようにしたのではないかと推察できる。

さらに文字通り、北朝鮮に対するドライな世界観が作用していると見ることができる。

尹大統領は大統領候補時代から2010年の北朝鮮による韓国軍哨戒艦「天安」撃沈事件に数多く言及し、北朝鮮脅威論を煽ってきた。

また、政権発足後も2019年の脱北民2人の強制送還など文在寅前政権下で「北朝鮮に譲歩した」とされる南北関係における出来事を掘り返している。

これは「反共」保守層のアイデンティティを明確にし、結束を固める目的で行われている。一方で尹政権にとって、北韓(北朝鮮)とは他者もしくは敵であり、何かを一緒に行う対象ではないという位置づけであることが分かる。

韓国内では統一への認識が低下し続けていることもあり、南北関係を優先しない淡泊な姿勢が「分断」「統一」の不在から透けて見える。

(3)日本への譲歩

光復節の演説で日本についてどう言及するかは、時の政権の対日観を知るための重要なポイントとなる。

尹大統領はこの点で特に、新たなビジョンは示さなかった。

「韓日関係が普遍的価値に基づき、両国の未来と時代的な使命に向かって進む時、過去事(過去の歴史)の問題もしっかりと解決できる」、「韓日関係の包括的未来像を提示した金大中−小渕共同宣言を継承する」といった、いわゆる「未来志向」とされる過去の政権の立場をなぞった。

一方で、日本政府や日本社会に対する「要求」を一切しなかった点が特筆される。

これは、朴槿惠大統領が先に引用した光復70周年(2015年)の演説で、直前に発表されたいわゆる「安倍談話」を評価しつつも「残念」との立場を明かした点や、同65周年(2010年)の演説で李明博大統領が「超えるべき課題がある」とした点とは明らかに異なるものだ。

筆者は今回の光復節にあたり政権周辺に取材をしていないので分からないが、一般的に考える場合、日韓関係の改善をはかる尹政権が、日本政府に配慮したものと見るのが妥当だろう。

だが、その姿勢があまりにもあっさりし過ぎていると筆者は感じた。歴史的経緯の捉え方への視点も、過去の日韓関係への評価もなく、ただ漠然と未来を語るだけの無味無臭の言及であった。

蛇足だが、尹大統領の発言に呼応するかのように(尹大統領の前に発言したものだが)光復会長がこの日の挨拶の中で、「日本に譲歩するのも限度がある」という趣旨を述べた点は印象的だった。

(4)北朝鮮への空虚な提案

尹大統領は演説の中で、「北韓(北朝鮮)が核開発を中断し実質的な非核化に転換するならば、その段階に合わせて北韓の経済と民生を画期的に改善する大胆な構想を今この場で提案する」と述べた。

そしてその内容として、▲北韓に対する大規模な食糧供給プログラム、▲発電と送配電インフラ支援、▲国際交易のための港湾と空港の現代化プロジェクト、▲農業生産性向上のための技術支援プログラム、▲病院と医療インフラの現代化支援、国際投資および金融支援プログラムを実施する、とした。

いわばフルパッケージの経済支援であるが、注目すべきポイントは「その段階に合わせて」という一節だ。

これまで尹政権は過去の李明博政権のように(南北関係におけるブレーンが同一人物である)「北朝鮮が核を放棄するならば経済支援を行う」としてきたが、一歩進んで、段階的非核化に合わせた経済支援という形にこれを変更したかたちだ。

核開発の中断という、いわゆる核凍結を入り口とし、そこから核プログラムの公開、順次廃棄などに合わせ、経済支援を提供するというものだ。ここには当然、国連制裁や韓国独自制裁の緩和なども含まれる。

これを最大限肯定的に捉えるならば、6者協議が機能していた2010年以前の朝鮮半島情勢に戻す意思を示したと見ることも可能だろう。

しかし、この提案が実現する可能性はゼロと言い切れる。

そもそも尹大統領は候補時代から北朝鮮を「主敵」と表現してきており、大統領就任後も米有力紙やCNNとのインタビューで主敵概念をより明確にしてきたからだ。

尹大統領の演説からは、この主敵視点と北朝鮮への経済支援の整合性をどう取るのかが見えてこなかった。

さらに言うならば(2)項で言及したような、「分断」「統一(へのプロセス)」といった世界観の中にこの提案が位置づけられるべきだが、それが全く無いため、宙に浮いた空虚な提案と評価せざるを得ない。

(5)内政への不安

尹大統領はこの日の演説の中で、「公的部門の緊縮と構造調整を通じて、財政を最大限健全に運用する。これを通じ確保された財政の余力は、庶民と社会的な弱者をより厚く支援することに使う」と述べた。

だが演説では上記の内容を具体的に説明しなかった。つまり、どの部門を減らすのか、どう構造調整(リストラである)をするのかという部分を煙に巻いたまま、支援を増やすと言っているに過ぎない。

尹大統領はまた「深まる両極化と社会的な葛藤は、私たちの社会が必ず解決しなければならない課題」とした。

だがそもそもこの問題は、1997年の通貨危機をきっかけに明確に新自由主義的な経済政策に舵を切って以降続いている構造的なものだ。これに対する代案が果たして、公的部門の緊縮と構造調整だけで可能なのだろうか?

さらに言うならば、一般的に考える場合、公的部門の緊縮は公共サービスの低下を招くはずだ。何をどうするのかが全く見えてこないまま「財政の余力」と言われても何のことだか分からないのだ。

筆者は、社会的弱者への支援を増やすという尹大統領の姿勢には同意する。だが、こんな誰もが分かり切っていることに言及しながらも、具体的な内容を明かさないその姿勢を批判するものだ。

●なぜ淡泊なのか

見てきたように、この日の尹大統領の演説は筆者にとって非常に物足りないものであった。不満をひと言でいうと「ビジョンの不在」で、より具体的には「韓国は今後、朝鮮半島で何をしていきたいのか」が見えないということだ。

実質的に尹政権発足以降、初となる大事な節目の演説であったにもかかわらず、保守派、進歩派問わず過去の大統領の演説にあった具体性が全く見当たらず、主張の整合性もなかった。

この背景に何があるのか、当然ながら筆者が全て見通すことはできないが、尹大統領自身の韓国社会そして朝鮮半島情勢への理解不足が影響しているのは間違いないだろう。

通常ならば、こんな物足りない、魂がこもっていない演説が自身の「演説デビュー」となるのを座視できるはずがないからだ。

先行き不安、と言う他にない。韓国の有権者が尹政権に与える厳しい評価の理由が図らずも浮かび上がった光復節の演説だった。

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以下は8月15日に行われた尹錫悦大統領の演説全訳。出処は大統領府、翻訳は筆者が行った。

●第77周年 光復節慶祝辞

尊敬し敬愛する国民の皆さん、

750万在外同胞の皆さん、

今日は第77周年光復節です。

祖国の独立のために犠牲となって献身された殉国先烈と愛国志士たち、そして遺家族の皆さんに深い感謝と敬意を表します。

日帝強占期時代の独立運動は3.1独立宣言と上海臨時政府憲章、そして梅軒・尹奉吉先生の独立精神に見られるように、国民が主人である民主共和国、自由と人権、法治が尊重される国を建てるためのものでした。

自由と人権が無視される全体主義国家を築くための独立運動では、決してありませんでした。日帝強占期時代に殉国先烈と愛国志士をはじめ、すべての国民が共に力を注いだ独立運動は1945年のまさに今日、光復の結実を成し遂げました。

しかし独立運動はそこで終わったわけではありません。その後、共産勢力に対抗して自由国家を建国する過程、自由民主主義の土台である経済成長と産業化を成し遂げる過程、そしてこれを土台に民主主義を発展させてきた過程を通じて続いており、現在も進行中なのです。

過去には弱小国が、強大国によって抑圧され剥奪された国民の自由を取り戻すために主権国家を建てることが時代的な使命でした。

これからの時代的な使命は、普遍的価値を共有した国家が連帯し、自由と人権に対する脅威に共に対抗し、世界市民の自由と平和そして繁栄を成し遂げることです。

自由を実現するために始まった独立運動は、真の自由の基礎となる経済的土台と

制度的民主主義の構築につながり、今後は普遍的価値に基づき世界市民の自由を守り、拡大することで継承され発展されなければなりません。

尊敬する国民の皆さん、

光復節の今日、私たちは過去から未来を貫く独立運動の世界史的意味を、ふたたび刻まなければなりません。

歴史的な時期ごとに私たちの独立運動はその性格と時代的使命を異にし進められてきた、躍動的な過程です。

自由を実現し、自由を守り、自由を拡大し、また世界市民と連帯して自由に対する新たな脅威と戦いながら、世界の平和と繁栄を成し遂げていくことです。

祖国の未来が見えない真っ暗な日帝強占期、自分の命を草芥のように捨てて国内外で武装闘争を展開された方たち、ノブレス・オブリージュを実践しながら武装独立運動家を育てた方たちを考えると、今も感激し胸が熱くなります。

そして自由民主主義国家を建設する民族の力量を育てるために、国内外で教育と文化事業に邁進した方たち、共産侵略に対抗して自由民主主義を守るために戦った方たち、

真の自由の経済的な土台を作るために汗を流した産業の担い手と指導者たち、制度的民主主義を定着させるために犠牲と献身をしてきた方たちが、自由と繁栄の大韓民国を作った偉大な独立運動家であるという点も忘れてはいけません。

私たちは大韓民国の自由と独立のために犠牲となって献身されたすべての方たちを、必ず記憶しなければなりません。

この方たちに対する尊敬と礼遇を尽くすことは、私たちの義務であるだけではなく、未来の繁栄の出発です。

尊敬する国民の皆さん、

過去、私たちが自由を取り戻し守るため、抜け出すべき政治的支配を行っていた対象である日本は、今や世界市民の自由を脅かす挑戦に立ち向かい、共に力を合わせて進むべき隣人です。

韓日関係が普遍的価値に基づき、両国の未来と時代的な使命に向かって進む時、過去事の問題もしっかりと解決できるでしょう。

韓日関係の包括的未来像を提示した金大中ー小渕共同宣言を継承し、韓日関係を早く回復し、発展させます。

両国政府と国民が互いに尊重しながら、経済、安保、社会、文化にわたる幅広い協力を通じ国際社会の平和と繁栄に共に寄与しなければなりません。

私たちの独立運動精神である自由は平和を生み出し、平和は自由を守ってくれます。

韓半島(朝鮮半島)と東北アジアの平和は世界平和の重要な前提であり、私たちと世界市民の自由を守り、拡大する基礎となります。

北韓(朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮)の非核化は韓半島と東北アジア、そして全世界の持続可能な平和に必須なものです。

私は北韓が核開発を中断し実質的な非核化に転換するならば、その段階に合わせて北韓の経済と民生を画期的に改善する大胆な構想を今この場で提案します。

北韓に対する大規模な食糧供給プログラム、発電と送配電インフラ支援、国際交易のための港湾と空港の現代化プロジェクト、農業生産性向上のための技術支援プログラム、病院と医療インフラの現代化支援、国際投資および金融支援プログラムを実施します。

尊敬する国民の皆さん、

世界経済の不確実性が拡大している中、韓国経済の国際信認度を守っていくためには、何よりも国家の財政が堅固でなければなりません。

私は公的部門の緊縮と構造調整を通じて、財政を最大限健全に運用します。

これを通じ確保された財政の余力は、庶民と社会的な弱者をより厚く支援することに使います。

経済的、文化的な基礎を庶民と社会的な弱者に保障することは、私たちが追求する普遍的価値である自由と連帯の核心です。

困難な方たちの生計の安定のために基礎生活保障を強化し、突然の危機で困っている方たちに対しても政府の支援を強化します。

障害者の日常生活が不便でないように、介護サービスを大幅に補強し、保護施設で自立を準備する青年たちをより丁寧に支援します。

国民の住居への不安がないよう、需要と供給を歪める各種規制を合理化し、住宅市場を安定させます。

また、社会的な弱者のための住居福祉に最善を尽くします。

最近あった、近年はじめての集中豪雨による水害は、国民に大きな被害と苦痛を与えました。

災難は常に庶民と社会的な弱者に、より大きな被害と苦痛をもたらします。より最新の注意を払い徹底して支援します。

国民の迅速な日常回復のため、被害支援と復旧に最善を尽くし、根本的な対策を講じるつもりです。

水害、新型コロナの再拡散などで困難な状況にある小商工人たちには、十分な金融支援を通じ、借入金返済の負担が加重されないようにします。

敬愛する国民の皆さん、

ますます深まる両極化と社会的な葛藤は、私たちの社会が必ず解決しなければならない課題です。

これを本質的に解決するためには、跳躍と革新が必ず必要です。跳躍は革新から生まれ、革新は自由から生まれます。民間部門が跳躍そして成長できるよう、規制を革新します。

韓国企業が海外に離れていかず、国内に投資し雇用を創出できるよう、果敢に制度を革新していきます。

科学技術の革新は私たちをより速い跳躍と成長に導くでしょう。産業の高度化と技術発展を追従するにとどまらず、主導していけるようにします。

人類の持続可能性を脅かす、気候変化やパンデミックの危機もやはり、尖端科学技術の融合により解決策を見つけることができます。

偉大な国民の皆さん、

私たちは険しく一寸先も見えない状況の中で、誰も私たちの未来を信じなかった瞬間にも、自由、人権、法治という普遍的価値を追求し、目覚ましい繁栄を成し遂げました。

自由を取り戻し、自由を守り、自由を拡大する過程の中でより強くなることができました。

私たちの独立運動は絶え間ない自由追求の過程として、現在も進行中であり今後も続くでしょう。

国民の皆さん、

大韓民国に自由と繁栄をもたらした私たちの憲法秩序は、厳酷だった日帝強占期に

祖国の独立のために献身された方たちの、偉大な独立精神の上に立っているものです。

自由、人権、法治という普遍的価値に基づき、共に連帯し、世界平和と繁栄に責任を持って寄与することこそ、独立運動に献身された方々の意思を引き継ぎ、守ることです。

私は偉大な国民の皆さんと共に、私たちに与えられた世界史的な使命を必ず成し遂げます。

ありがとうございます。

ソウル在住ジャーナリスト。『コリア・フォーカス』編集長

群馬県生まれの在日コリアン3世。1999年からソウルに住み人権NGO代表や日本メディアの記者として朝鮮半島問題に関わる。2015年韓国に「永住帰国」すると同時に独立。16年10月から半年以上「ろうそくデモ」と朴槿恵大統領弾劾に伴う大統領選挙を密着取材。17年5月に韓国政治、南北関係など朝鮮半島情勢を扱う『コリアン・ポリティクス』を創刊。20年2月に朝鮮半島と日本の社会問題を解決するメディア『ニュースタンス』への転換を経て、23年9月から再び朝鮮半島情勢に焦点を当てる『コリア・フォーカス』にリニューアル。ソウル外国人特派員協会(SFCC)正会員。22年「第7回鶴峰賞言論部門優秀賞」受賞。

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