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【神戸市長田区】密林の楽園カフェで頂く絶品フェジョアーダ! Cafe Amazonas “ZUN”

くりあんぱん神戸の日常系webライター(神戸市)

長田区のアスタくにづかにあるブラジル料理カフェ「Cafe Amazonas “ZUN”(カフェアマゾナス ズン)」をご紹介します。サンバを学ぶ為にブラジルに留学した経験をお持ちのオーナーが、「ブラジルの国民食『フェジョアーダ』のおいしさを多くの方に知ってもらいたい」「地元長田を盛り上げたい」という思いから2019年1月17日にオープンしたお店です。

公式Instagram Café Amazonas “ZUN”

お店はアスタくにづか5番館の地下1階、のぼりエスカレーター乗り口の左側にあります。

留学中、ブラジル各地の中でも特に「アマゾン」に深い感銘と居心地良さを感じたというオーナー。その思いが店舗外観・内観に存分に反映されています。ちなみに、店名「ZUN」は、オーナーが高校時代に付けてもらったニックネームだそうです。

カウンター6席、2名テーブル3席、4名テーブル3席、計24席あります。

緑豊かな空間に、カラフルな品々やサンバの装飾品が飾られています。色とりどりで鮮やかながらも統一感のある様子はまさに「室内ジャングル」。特に、サンバの衣装を全身にまとったマネキンは思わず歓声が出る程の美しさ、楽しみにご訪店ください。

一番のオススメであり看板メニューは「本場仕込みのフェジョアーダ」のワンプレート(税込1,200円、デザート・ドリンク付きで税込1,500円)。何日も時間と丹精を込めて作られた逸品です。
フェジョアーダとは、豆類と肉類を煮込んだ料理のこと。現地では大きな土鍋で作ったものをおたまで取り分けて食べるのだそう。過酷な環境下で懸命に生き抜く労働者を支えた、素朴ながらもスタミナ満点の、庶民のソウルフードです。
ブラジル料理といえば、串に刺した塊肉をじっくり炭火焼きしたおもてなし料理「シュラスコ」が有名で提供店舗も比較的多いですが、本格的な「フェジョアーダ」が食べられる店舗はまだまだ限られます。そのおいしさと栄養価の高さから、地元のファンはもちろん、「ZUN」の味を求めて遠方からもブラジル料理好きが訪れる大人気商品です。その他、「コシーニャ」等ブラジルの軽食、様々な品を少しずつ楽しめるランチプレート(14時までの限定商品)、長田名物牛すじを煮込んだカレー、定番のカフェドリンク・スイーツ、「アマゾン」をイメージしワニやカエルの肉を使った一品料理が揃っています。

フェジョアーダとデザート・ドリンクのセット「フェジョセット」です。デザートは日替わりでこの日はプリン、ドリンクはコーヒー・紅茶・マテ茶の3種類から選べます。
※筆者の希望でドリンクを少し後で提供して頂いた為、本写真はドリンク無しの状態で撮影しています。

このボリュームとジューシーさ、たまりません! お肉の香ばしい香り、お豆とご飯のほっこりした香り、トッピングのキャッサバ粉とピクルスの爽やかな香りが加わり、食欲を最大限にそそられます。
「Cafe Amazonas “ZUN”」のフェジョアーダは、お豆は黒いんげんを、お肉は豚肉と厳選した2種類のソーセージを使用しています。塩・オリーブオイル・ニンニクのシンプルな味付けで、具材の風味と旨味が引き立つ仕上がりです。スパイシーなポークソテーと大きなハーブ入りソーセージは、現地の食文化を再現しつつ日本人の好みに合わせたチョイス。ダイナミックながらも非常に味のバランスが取れています。つい前のめりでガツガツ食べ進めてしまいますよ。

左:普段より少し多めにタバスコをかけて、ご飯と具をよく混ぜてお召し上がりください。
右下のドリンクが「マテ茶」です。マテ茶は南米でよく飲まれている「マテ」という植物から作られたお茶で、「飲むサラダ」と言われる程ビタミン・ミネラルが豊富な飲み物です。野菜の栽培が困難でお肉中心の南米食において、栄養バランスを整える重要な役割を担っています。
右:カトラリーもブラジル製。分厚いお肉を食べる機会の多いブラジルで作られるナイフは、他国製のものと比べ切れ味が良いのが特徴です。

オーナーの一紗(カズサ)さん。太陽のように明るく朗らか、輝くオーラをたたえた素敵な女性です。
「神戸まつり」を始め数々のイベントやステージに出場されており、カズサさんと意識せずともそのパフォーマンスが印象に残っている方も多いのではないでしょうか。出場だけでなくサンバ教室も開かれている、サンバ界を牽引する第一人者です。
料理やサンバ等ブラジルの文化や歴史、地元民ならではの長田談義など、たくさんお話を聴かせて下さいます。取材時も全てをご紹介しきれない程お話を聴かせて頂きました。また個人的には、会話をするうちに自分が本来持っている力を引き出されるような感覚があり、カズサさんの会話上手と懐の深さを感じました。是非皆様も、実際にお店でお話を伺ってみてください。なお、その場合はお昼休みのピークをずらして13時頃の訪店をお勧めします。


ブラジル料理を楽しんでみたい方、元気をつけたい方、食事の際にオーナーとのお喋りも楽しみたい方にはまさにぴったりのブラジル料理カフェ「Cafe Amazonas “ZUN”」。元気で晴れやかな気持ちになれるパワースポットです。

●Cafe Amazonas “ZUN”●
〒653-0042 兵庫県神戸市長田区二葉町5丁目1 アスタ5番館地下1階
営業時間 月~金曜日 11:30~16:30(L.O.16:00)
定休日 土・日曜日
電話番号 090-1957-6879
公式ホームページ Cafe Amazonas “ZUN”|神戸市長田区のブラジル料理アマゾンカフェ ズン
公式Instagram Café Amazonas “ZUN”

神戸の日常系webライター(神戸市)

神戸でささやかに暮らしている一市民。大好きな町神戸の魅力を、心地よい日常から拾い上げて大切にお届けしていきます。記事を通して皆様と「わくわく」「ほっこり」な気持ちを分かち合えたら嬉しいです。よろしくお願いします!

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