幼児教育講師がおすすめする「子どもの将来の成功」に繋がる習慣4ステップ
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子どもの将来の成功に繋がる習慣を育む』というテーマでお話しします。
子どもに良い習慣を育んであげたい!将来に繋がる習慣を身につけるサポートをしてあげたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。
■そもそも将来の成功ってなんだろう?
正直将来の成功なんて人それぞれですよね。
何を持って成功か?なんて人の価値観次第なので、それはそれぞれで良いと思います。というのを前提に、ここからは僕の持論なのですが、やっぱり人が自分なりの成功を掴み取っていくには『前に進んでいこうとする姿勢』が必要なのではないでしょうか。
絶対条件ではありませんが、現状維持で良しと考えずに
- 自分を成長させようと勉強する
- 何か新しい挑戦をする
仕事においても、今のスキルと知識のまま今の方法でずっとやっていれば良いと考えず改善を繰り返していける人はその先に何かしらの成功を掴む確率は上がっていくと僕は思います。
■継続や努力を神聖化しすぎる怖さ
僕たちは、子どもが勉強やスポーツなどを通じて
- 「成長してほしい」
- 「壁を乗り越えてほしい」
- 「成果を出してほしい」
と願っていることと思います。
それは、子どもを大切に思っているからこその願いであり自然なことですが、その結果、継続や努力を神聖化しすぎていると感じることがあります。
もちろん人が成長したり、何かしらの成果を出すには『継続』は必要だと思います。
世の中には努力を必要としない天才もいますが、そんな人たちはごく一部なわけで、一般的には努力と継続があり、その結果として大きな成長や成功を掴んでいる人が大半ですよね。
そんな人たちをたくさん知っているからこそ、子どもたちに『努力』や『継続』が大事だと伝えていきたいと思っているのが僕たちだと思うのですが、本当に『継続の大切さを教えること』あるいは『子どもが継続できるサポートをすること』だけが子どもの将来のためになるのでしょうか?
■成長や成功を掴むために大切なこと
これも持論ですが「継続と努力だけでは成長や成功は掴めない」と僕は考えています。
大切なのは『改善と工夫をしながら継続と努力をする』ことなのではないでしょうか。
これはきっと色んな場面で言えますが、例えばダイエットであれば間違ったダイエット方法や自分に合わない方法をいつまでも継続しても一向に成果が出ませんよね。
勉強においても、非効率な勉強方法を継続しても成績UPにはものすごく時間がかかってしまいますし、仕事でも全く売り上げに繋がらない作業を今までの風習だからといって続けていては、ただただ無駄な人件費がかかってしまうだけになってしまいます。
つまりは
『継続と努力は大事だけど正しい継続と努力が大切であって、そのためには思考停止でただ継続するのではなく、改善や工夫をしながらの継続が大事』
だと僕は思うのです。
ということで、ここからはそんな習慣を身につけるにはどんなサポートが考えられるのかを皆さんと考えていきたいと思います。
■子どもが改善や工夫をしながら継続する習慣を身につけるサポート4ステップ
ステップ1.大人が継続だけでなく工夫や改善に目を向ける
まずはここからがスタートです。
僕たち大人の多くは、子どもの頑張って机に向かっている姿や毎日ルーティンで何かを続けている姿に「頑張ってるね!」という称賛を送っていることと思います。
もちろんその頑張る姿は素晴らしいことです。
ですが、それはあくまで継続できているという姿であり、そこに工夫や改善があるかはわかりませんよね。
あるあるですが、毎日机に向かっていても全然成績が上がらず、結果「努力しても僕はできない」と感じてしまう子もいます。
そんな子の勉強の仕方をよく観察して掘り下げていくと結構勿体無い欠陥があったりするんです。
例えば、社会の暗記系の問題をやっているとして、わからなかった問題があると答えを見て写して終わりといった勉強を繰り返している。
その子にとっては当たり前な勉強法なのですが、そこに暗記の要素は全くありませんから、答えを書いたその一瞬は覚えているかもしれませんが時間が経てばすぐに忘れてしまいます。
・間違ったところに付箋をつけて後から何度も振り返る
・解答欄は空欄のままにしておき、何度も繰り返し解いてみる
定着させるにはこのようなことが必要ですよね。
そうやって、効率の良い勉強の仕方、成果の出る勉強の仕方があって初めて継続や努力が最大限の力を発揮するわけですから、まずは僕たち大人がただ机に向かって頑張っている姿を見ただけで良しと考えず、もう一歩先の取り組み方や工夫などに目を向けていく意識を持つことが第一歩かなと思います。
ステップ2.問いかけを通じて一緒に改善と工夫を考えていく
まず大人の意識を変えたら、ここからは少しずつ子どもにアプローチをしていきます。
例えば、勉強を始める前に
「今日はどんな作戦で効率よく勉強していく?」
と聞いてみるのも良いですね。
本当に些細な問いかけですし1日数分で済む対話ですが、子どもが『少しでも効率よく勉強する工夫』を考えるきっかけになります。
問いかけをするときのポイントは
子どもがどんな工夫を考えるかにはあまり拘らないこと
経験の浅い子どもですから、大人が考える本当に効率の良い方法や成果の出る方法とは程遠い作戦を立てることもあります。
ですが、大事なのは『素晴らしい工夫を立てたこと』ではなく『工夫を考える習慣を育むこと』です。
もちろん後々工夫の精度も上げていかなくてはいけませんが、まずは「工夫を考えることって楽しい!面白い!」と思ってもらうことが何より大事であり、その楽しい!という感覚があれば、あとは勝手に自分の習慣にしていくことができます。
工夫を考えて実践する習慣がつき経験を積んでいけば、そこから精度は自然と上がっていきます。
なので、最初のうちは特にせっかく考えた子どもの作戦を否定することはなるべく避けて、どんな作戦でも「いいね!やってみよう!」と肯定してあげてくださいね。
ステップ3.振り返りの問いかけを行う
これは毎回やらなくても良いのですが、やはり大切なのは「その工夫がどうだったか?」という振り返りをすることですよね。
先ほどのケースで言えば、子どもが勉強を終えて夜ご飯を食べている時などでも良いので
・「さっきの工夫やってみてどうだった?」
・「前より効率よく勉強できた感じする?」
・「勉強進めやすくなった?」
などと問いかけてみて、子どもの体感を聞いてみましょう。
これもその体感がどれだけ精度の高いものかは重要ではなく振り返る習慣をつけるための質問なので、子どもの回答に対して
・「なるほど!そうだったんだね!じゃあ次も続けていけると良いね!」
・「そうなんだ!じゃあ次はまた違う工夫をしてみると良いかもね!」
などと肯定的に返してあげてくださいね。
このようにして、日々の中でステップ②と③を繰り返しながら子どもの考える習慣のサポートをしてあげれば十分なのですが、最後にステップ④として大事だと思うことをお話しします。
それが
ステップ4.工夫と改善の大切さを伝える
ここまで、まず大人の見方を変え問いかけで習慣化のサポートをしていこうとお話ししてきましたが、それを本当に子どもが自分のものにするためには「それがなぜ大事なのか?」を理解して腑に落ちる必要があります。
ただ親の問いかけでやらされて身に付く習慣もありますが、それだけでは親と離れてからも継続する習慣にはなりづらいものです。
だからこそきちんと理由を伝えてあげる必要があるのです。
その伝え方は本当にそれぞれです。
ここでこんな伝え方をしてください!ということもできますが、それではみなさんのお子さんに合った伝え方から離れたものになる可能性が高いです。
今日のテーマに関して共感していただいた方は『ただただ継続するだけではなく、効率の良い方法や成果の出る方法を考えながら継続や努力をする』その大切さをなんて伝えようか?とぜひ考えてみてください。
そうやってご自身で探したものだからこそ、最もお子さんに伝わりやすい形になると僕は思ってます。
いかがでしたでしょうか?
今回はかなり僕の経験からの持論が多くなってしまいましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。
皆さんの子育てを応援しています!