【先回りはNG!】手出し・口出ししすぎると子どもはどうなる?幼児教育講師が解説!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『先回り子育ての大損』というテーマでお話しします。
『先回り育児』について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
先回りをしない方が良い理由として『子どもの長期的な成長面』であまり良くない影響があると語られることが多いです。
そのため僕も完全に先回りをしないなんて無理という前提はありながらも、できる限りできる範囲で先回りをしない努力は子どもの成長にとってプラスの効果を発揮してくれると考えています。
今回は少し視点を変え「先回りって損だよね」という内容で、皆さんと考えていきたいと思います!
【先回りがなぜ大損なのか?】
具体的なシーンで考えてみたいと思います。
先回りとしてよく取り上げられるのが
- 子どもがやろうと思っていることを先に手出し口出ししてしまう
これによって子どもの主体性や考える力、あるいは失敗体験などが減ってしまうというデメリットがよく挙げられますが、もっと根本的に手出し口出しされた子どもの心理を考えてみましょう。
例えば、お片付け。
遊んでいて区切りがついたら片付けようと思っていたところに、親から「いつまで遊んでるのー!片付けなさいー!!」と指示が飛んできたとします。
きっと多くの子はこう思うと思います。「あー!今やろうと思ってたのに!!」これを心の中で思う子もいれば、口に出して主張する子もいると思いますが、少なくとも今からやろうと思っていたことであれば自ら率先してやったときの清々しさとは正反対の『言われてしまった後のやらされている感』をズーンと感じる子は多いと思います。
大人でもそうですが、最終的にやるという行為は一緒だとしても自分からやったのか指示されてやったのかで心持ちは全然違いますよね。
そして、場合によっては、指示をされた後に行動するのはなんだか親の言った通りに動いたみたいで色んなプライドが邪魔をして素直に動けなかったりします。
結果、余計に反発して片付けするのをあえてダラダラ先延ばしにしたりしてしまう。これが僕なりの言葉で言うと『先回りの大損』です。
特に、先回りをして子どもに声かけをしすぎてしまうときというのは「子どもに早く動いてほしい!」と思っているときが多いのではないでしょうか。
早く動いてほしくて声かけをしているのに、それが結果動きづらい状況を作ってしまっているのは本当に損ですよね。
じゃあどうすれば良いのか?
「その子どもの心理はわかるんだけど、そんなこと言って声かけをしないと一生片付けしないんです!うちの子は!」ほんとその通りですよね。どうしたら良いかはわかりません!笑
わからないというより、実際に声かけをするのか?待ってあげるのか?はもう臨機応変としか言いようがありません。
本当に時間がなくて早く片付けしてもらわないといけないときは、子どものモチベーションなんか考えていられませんから声かけするしかないでしょうし、時間に余裕があるときは子どものタイミングを待ってあげても良いかもしれません。
何が言いたいのかというと、先回りをして指示をしたり声かけをしすぎることは子どもの成長云々の前にシンプルに『子どもが逆に動きたくなくなるきっかけになっているかもということを頭の片隅に入れておくことは大事』だよね!ということです。
いかがでしたでしょうか?
ここまでがほぼ結論なのですが、これで終わってはあまりにも学びが少ない気もするので、次回後編で『子どものモチベーションを奪わないために皆さんと大切にしていきたい3つのこと』をご紹介したいと思います。お楽しみに!