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【佐賀市】今も残る昔ながらの純喫茶。モーニングは9時、450円から!一歩入ると圧倒される空間へ。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

先日もふいにできた午前中の1人時間。時刻は9時。軽めに、でもゆっくり過ごせるお店で一息つきたい…それならやっぱり喫茶店のモーニングでしょ!ということで、やってきたのがこちら。

駐車場側から撮影。線引きのない砂利道で10~12台ほど駐車可能。
駐車場側から撮影。線引きのない砂利道で10~12台ほど駐車可能。

「珈琲倶楽部 壱番館」。国道34号(環状北線)沿いの交差点「土井」近くにあります。国道沿いに看板があるものの、通りから入口が見えず少しわかりづらいのですが、朝9時から営業されています。

駐車場から左奥に進むと入口です。街灯やステンドグラスの窓など、レトロで綺麗。

中に入ると、重厚な雰囲気と昔ながらの装飾に圧倒されます。といっても威圧感はなく、隠れ家の奥へと進んでいくようなワクワク感もあり。

先日、筆者が行った際はたまたま空いている日だったようで、奥の席を利用することに。卓上には灰皿があります。たまたまこの日は他に吸っている方はいませんでしたが、店内は全席喫煙可なため、子どもと一緒に行くのは難しいかも。

モーニングは9時~11時平日のみ

コーヒーとトーストだけのシンプルな「モーニングA」(450円)と、それにハムエッグやサラダがついた「モーニングB」(600円)。そのほか時間を問わないセットメニューや単品、ドリンクメニューも充実しています。

後者の「モーニングB」(600円)を注文しました。シンプルな組み合わせだけれど、贅沢感もある…食器など、そのどれもが絵になる“喫茶店に求めるもの”が揃っている感じ。

卵2つ分、塩気の効いたハムエッグ。添えられたサラダは、甘めのドレッシングで味付けされています。この“甘じょっぱさ”がまた堪らない!

表面はさくっと、中はふんわりに焼かれたトーストはバターが染みていながらほんのり甘く…パンの甘みなのか?軽くシュガーもまぶしてあるのか…尋ね損ねましたが、深みのあるコーヒーとも相性抜群でした。優雅に食べるモーニングタイムは、1日の始まりをぐっと格上げしてくれます。加えて店内の雰囲気!今でもレトロな純喫茶を堪能できる場所は、佐賀市でもかなり少ないのでは。

こちらは、店内に今も残る電話ボックス!「昔はお店で待ち合わせをする方も多く、ここから連絡を取っていたんですよ~」と店主さんが教えてくださいました。現在は回線を引いておらず電話として使用することはできませんが、昔の名残りを感じる貴重なコーナーとなっています。

入口。奥に進むと左にも席があり、真ん中にカウンター席、さらにその右奥にも席あり。
入口。奥に進むと左にも席があり、真ん中にカウンター席、さらにその右奥にも席あり。

そして個人的に気になっていた「壱番館」という名前。尋ねたところ、店主さんが昔、10年ほど住んでいた横浜にあった喫茶店「十番館」を踏まえてつけられたんだとか。「九州ということで、南から数えて1番目の喫茶店…というイメージでつけました」とお話してくださいました♪

ランチメニューでは特にハンバーグが人気だそうで、ぜひそちらも食べてみたい!特に昼時は満席状態が続く人気店ですが、来年から少し営業日が変わるそうです。現在は火曜日が定休日ですが、来年からは月曜日、火曜日がお休みに。

タイムスリップしたかのような空間と、美味しい喫茶メニューを味わいたい方にイチ押しのお店です。

【店舗情報】

店名:珈琲倶楽部 壱番館

場所:佐賀市兵庫町藤木1300‐5

営業時間:9:00~17:00

   モーニング→9:00~11:00

   ランチ→11:00~13:00

 ※どちらも平日のみ

定休日:火曜日

電話番号:0952‐30‐8977

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年、2児の母。趣味は料理、ドライブなど。記者の経験を生かし、フリーライターとしてローカル情報や経済コラムなど執筆中!日々のお出かけでふらっと立ち寄った場所などで、掲載の許可と取材にご協力頂いております♪よろしくお願いします。

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