【ゴルフ】ピンに寄る ショートアプローチの打ち方
寄せワンの確率
グリーンの近くからのアプローチショットでは寄せて1打でカップインする、寄せワンのイメージを持つゴルファーは多いだろう。しかし、平均スコア90ゴルファーの寄せワンの確率はあまり高くない。
「打つ前の距離に対する残った距離の比率」と「距離ごとの1パット率」を合算すると、平均スコア90ゴルファーの寄せワン率は、10ヤードのアプローチショットで50%、20ヤードのアプローチショットで20%となる。
では、寄せワン率を上げるためには何が必要なのだろうか。アドレスとスイングに分けて解説する。
ショートアプローチの打ち方
アドレス
スタンス幅を狭くした方が良い。20ヤードまでであれば、首幅程度のスタンス幅を基準とする方が良いだろう。ショートアプローチで、ロングショットと同程度のスタンス幅にしてしまうと、体が回りにくくなるためスイングバランスを崩してしまい、ダフリやトップが出やすくなってしまう。
スイング
短い距離だと、体を固めて小手先でボールを打つスイングになりやすい。しかし、短い距離でも、小手先に頼らずに体を使って打ちたい。
どれだけ短い距離を打つ場合でも、クラブの遠心力や重力が発生する。ということは、その力と引っ張り合うように体の力を使うことでスイング軸が生まれてその軸が安定する。遠心力や重力が発生するにも関わらず、体を固める(止める)と、スイング軸ができずに、遠心力や重力にスイングバランスを崩されてしまいやすい。
1つの距離を磨く
ロングショットは、スイングの大きさではなくクラブ(番手)を変えて打つ距離を調整する。一方、ショートアプローチでは、スイングの大きさを変えて距離を調整する。
そうなると、いろいろな距離を打ち分ける練習がマストに感じるかもしれないが、それ以上に1つの距離を徹底的に磨く練習が重要になる。1つの距離を磨くことで、距離感のベースができて、その前後の距離も合わせやすくなるのだ。
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