はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪市西区九条にあるカレーの名店を紹介しましょう。初めての方はマジで美味しいので覚悟しておいてください。

大阪メトロ九条駅の2番出口スグ！黄色いビルの３Fにその店はあります。

ぴあMOOK『究極のカレーAWARD関西』で総合グランプリ受賞や食べログ100名店に選出など、カレー好きな関西人なら、その名を聞けばピン！と来るはず。

そう、アアベルカレーです。

駅前とは言え、派手な看板もなく、階段で雑居ビルの３Fなので隠れ家的に見えますが、さすがは人気店！行列は覚悟で、すんなり入る事が出来ればラッキーです。

圧倒的な人気を誇るアアベルカレー

ミュージシャンとしての顔も持つ店主の安倍さんに、現在に至るまでのお話を聞いてみることにしました。キッカケは、インド帰り友人の影響という。

「カレーは簡単」「インドでは家庭料理や」と友人が作った本格的なスパイスカレー。それが面白く、自分でも作ってみようと思ったのが全ての始まりなんだとか。

そして、音楽活動の傍ら「平日の昼間だけならカレー屋も出来るだろう」と間借りでお店を始めるが、カレーグランプリに輝き状況は一変したという。

受賞前は親しい友人が食べにくるような感じだったが、受賞後は自分の作ったカレーの味を求めて多くの人が次々と来るように。そこで、カレーをもっと深く知ろうと移転のタイミングにインドの旅へ。

その収穫は大きく、今までは「この具材はカレー向きではない」など色々と考えていたが、インドを旅し「何でもカレーにできる」と考えるように。

そして誕生したのがアアベルカレーの「週替わりカレー」だ！

日本でカレーをつくるなら、四季を活かしたい。野菜も魚介類も季節で変わる。これは四季のないインドには出来ないこと。それは週替わりカレーだけでなく副菜にも活用され、不動の人気を持つアアベルカレーの最大の特徴となっています。

アアベルカレーに来たら…

「アアベルチキンカレーと週替わりカレー２種あいがけ」を注文したい。そして「スパイスたまご」のトッピングがおすすめです。

スパイスたまごとは…

スパイスの香りを落とした油で揚げ焼にした半熟のゆで卵のこと。

しっかり味は付いているが、スパイスの名をもらってるほど辛さは感じません。むしろ口の中に辛さを感じ始めた頃に食べるとホッと癒される名脇役といった感じ。

「アアベルチキンカレーと週替わりカレー２種あいがけ」を簡単に解説すると…

トッピング注文した「スパイスたまご」を中心に定番の「アアベルチキンカレー」が右下、その左横が「週替わりカレー」です。この週はホタルイカと茄子のマサラでした。

そのまま時計回りに、豆粉のせんべい（パパド）、豆のカレー（ダル）、スパイスで味付けされたサラダ（カチュンバル）、ヨーグルトの和え物（ライタ）、炒め物（サボジ）、そしてインドの漬物（アチャール）となります。

食べ方は自由ですが、ここは最初に全部混ぜたりせず、少しづつ混ぜ、味の変化を楽しんでみるのがおすすめ。

食べ進めるごとに味わいは変化し、具材が重なるにつれ奥行きが生まれてきます。スパイシーながらも食べやすく、バランスが良い。まるで魔法のよう。

多くの人を虜にするアアベルカレー味

うん、うまい♪

ちなみに、「週替わりのカレー」は公式SNS(TwitterとInstagram）で確認できます。

今週はどんな味が楽しめるのか？それを見るのも楽しい。そして食べに行くと、想像の上を行く美味しさが待っています。

機会があれば、ぜひお立ち寄りを！