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【防災】南海トラフ地震に備える!うちの子「公衆電話」ちゃんと使える?災害時に知っておくと便利なこと

川崎みさ暮らしの講師

もと海上保安官で2児の母、6年前の西日本豪雨で被災した川崎みさです。

現在、南海トラフ臨時情報(巨大地震)が出されています。東北では台風による大雨で被害が出ており、また新たな台風の到来も予想されてることから、日本全域で普段より一段レベルの高い災害への備えが呼びかけられています。

夏休み真っ盛りのいま、備えの意識は子ども達にも必要です。いざという時、子どもが身を守るための選択肢がひとつでも増えるようにと、被災後に子ども達に公衆電話の使い方を教えました

うちの子「公衆電話」ちゃんと使える?

「公衆電話」は災害時、電話が込み合っている場合でも優先的に取り扱われ、また停電時でも電話をかけることができる身近な防災設備です。しかし、スマホが普及してからわたし自身も公衆電話を使う機会がなく、子ども達も一度も使ったことがありませんでした。

公衆電話の使い方を一緒に確認する

「公衆電話」で使えるお金は「10円」と「100円」だけ。わたしも久しく使っていなかったので、公衆電話を前に「そういえば使える硬貨が限られていた」と思い出しました。子ども達から「テレフォンカードってなに?」と、聞かれたことに世代ギャップを感じながら、「まず受話器を上げてからお金を入れる」など、使う手順を一緒に確認。

海上保安官時代に、「使い方を知っている」のと「実際に使ったことがある」とでは、いざという時の対応力が各段に変わることを学んだので、場所を確認するだけでなく子ども達に祖父母の家に電話をかけてもらい、実際に公衆電話を使う練習もしました。

公衆電話を使うのに必要な3つのもの

1.公衆電話の場所の把握
2.10円か100円の小銭の用意
3.かける先の電話番号

災害時は電話が込み合い、スマホからの通話は繋がりにくくなることが予想されます。そんな時に「公衆電話からなら通じるかも」という選択肢を、子どもが知っているだけでも、親としてはちょっと安心。防災教育と言うと大げさかもしれませんが、いざという時のために子どもの選択肢をひとつでも増やしてあげたいと、わたしは思っています。

「災害は起こる」前提で備える

災害時に、必ず親と一緒にいるとは限らないので色々な想定をして準備しておく。これが、被災経験で得た一番の学びです。南海トラフ地震だけでなく、日本はもともと災害が多い国。「災害は起こるもの」を前提に、日頃から防災・減災を意識して暮らすことが子ども達を守ることにつながると思っています。

最後までご一読くださりありがとうございます。
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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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