【実家の片づけ】プロが薦める!親子喧嘩しないように片づけるポイント3選
「実家が物だらけだと親の怪我や探し物の不安がある」「親に家の物を片づけてほしいのに喧嘩ばかりしてしまう」このような悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
汚部屋を片づけて整理収納アドバイザーになった筆者も過去に何度か片づけがきっかけで親子喧嘩を繰り返しました。今回は筆者が経験した失敗から、親子喧嘩をしないように片づけを進める3つのポイントをご紹介します。
1.自分の物を減らす
いくら自分の親とはいえ、実家は親の家です。「物が多い」と親に指摘する前に自分の物が置きっぱなしになっていないか確認しましょう。
卒業アルバムやCD、洋服など自分が忘れている物でも親は勝手に捨てる訳にはいかず悩んでいるかもしれません。まずは子どもである自分の物を減らして実家の収納スペースをスッキリさせましょう。自分の物なら捨てても怒られないのですから。自分の物を減らすことで暮らしの質の変化を親子で実感できますし、親孝行にもなりますよ。
2.親の暮らしを否定しない
「ごちゃごちゃした状態でよく暮らせるね」
「物が多いから探し物ばかりするんだよ」
親も好きで物だらけの家で暮らしている訳ではありません。もしかすると体調がすぐれない日が続いていたり、ちょうど「片づけようかな」と思っていたところだったかもしれないのです。
目にうつる事象だけで暮らしを否定するのは相手を傷つけるばかりか、怒らせて子どもの発言や片づけに抵抗感を覚えるかもしれません。
「ここだけでもスッキリすると転ぶ心配がないかもね」
「よく使う物だけはここに置くと忘れないかもね」
否定や命令ではなく親の暮らしをより良くする提案であれば、相手も「気にかけてくれているんだな」と聞く姿勢をとってくれるはずです。
3.片づけを強要しない、急がせない
過去に筆者は汚部屋を片づけて暮らしが快適になる経験を親にも体験して欲しいばかりに強要していました。また、親が病気や怪我で体が動かなくなった時のことを考えて「今のうちにスッキリしてもらわないと」と打算的な思いから片づけを急がせていた面もあります。
その下心や相手を思う気持ちがないことが透けて見えていたからか「そんなに片づけろと言うなら、親の私は困っていないんだからやらない!」と怒らせてしまったのです。結局、私が片づけを強要したり急かすことは親のためではなかったと反省しました。
あくまで実家の片づけは親がするべきこと。筆者と同じように体を動かせる訳ではないし目も衰えているのです。ゆっくり取り組むように心がけてからは、少しずつ親だけでも片づけるようになりました。
自分がされて嫌なことは親にもしない
大切な親だからこそ「良かれ」と思っても、相手の気持ちや考えを無視して片づけようとすれば喧嘩になります。筆者が過去に何度も親子喧嘩をした原因は思いやりが欠けていたからだったのです。
「自分が親の立場ならどう思うだろうか」と気にかけることが片づけにとって大切なポイントだと学びました。ぜひ、参考にしてみてください。
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