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初心者さんも大成功!1時間でフライパン米粉パン!オイル・サイリウムなしで毎朝食べたいふわふわ腸活パン

保健師ノンオイル料理研究家茨木くみ子保健師・ノンオイル健康料理研究家

こんにちは保健師ノンオイル料理研究家の茨木くみ子です。
今日は、パン作り初心者さんでも失敗なく美味しく作れる、油脂・サイリウムハスク不使用の本格米粉パンの作り方をご紹介させ頂きます。
「米粉パンは食べにくい」という印象の方は多いと思います。
しかしこのレシピでしたら、ふわふわで食べやすい米粉パンを、ご家族そろって召し上がっていただけると思います。

ふんわり、小麦パンに近い食感です。
ふんわり、小麦パンに近い食感です。

4個分 (1こ185kcal 脂質0.3g)

湯種

・片栗粉 11g ・水 65ml

材料1
・米粉(ミズホチカラパン用)180gの1/2量
・ドライイースト  3g
・砂糖      15g
・ぬるま湯   100ml程度

材料2
・人肌程度に冷めた湯種

材料3
・米粉の残り  
・こんにゃく粉(こんにゃくマンナン)3g (小匙すりきり1杯)
・塩  2g

【下準備 】
湯種を作る。フッ素樹脂加工の鍋に湯種の材料を入れ、耐熱ゴムベラで混ぜながら加熱する。均一にとろみが付いたらバットなどに出し冷ましておく。

【作り方】
1. 材料1をボウルに入れて30秒程度混ぜ、乾燥予防し室温で2分程度おく。

水はレンジなどで温め35度程度のぬるま湯を使用します。
水はレンジなどで温め35度程度のぬるま湯を使用します。


2.  材料2を加え混ぜる。
3.  材料3の米粉の残り・こんにゃく粉・塩をよく混ぜたものを加え混ぜ、手を止めずに混ぜる。(べたつきこねにくい時は1分ほどおくと給水し扱いやすくなる)
4.  台の上に出し固さを必要時調整する。手につくがこねられる固さがちょうどいい。なめらかになるまで2~3分ほど手でこねる。

生地の固さは手に付くがこねられるくらいがちょうどいいです。
生地の固さは手に付くがこねられるくらいがちょうどいいです。

5. 4個に分けて乾いた手で丸める。付くようなら軽く打ち粉する。一つずつクッキングシートの上にのせる。水でぬらした指先で、パンの表面をつるつるにする。

6. 乾燥予防し、温かいところで二次発酵させる。1.3倍くらいになるのを待つ。

すっぽりポリ袋の中に入れて発酵させると乾燥しません。
すっぽりポリ袋の中に入れて発酵させると乾燥しません。

7. フッ素樹脂加工のフライパンを温め、パンを置く。水を大匙1程度いれ蓋をして弱火で3分蒸し焼きにする。ふたを開け、裏返し、再度水を大匙1程度入れ、蓋して3分蒸し焼きにする。クッキングシートをはがし、水を入れて蓋をして2分蒸し焼きにいる。フライパンの中の水分を飛ばしパリッと焼き上げる。

水を入れて蒸し焼きにするとパンはふっくら、火も通りやすいです。
水を入れて蒸し焼きにするとパンはふっくら、火も通りやすいです。

8. 粗熱が取れたらラップして冷ます。

少し熱いうちにラップすると米粉パンの湯気がパンの表面に付きふっくらソフトになります。
少し熱いうちにラップすると米粉パンの湯気がパンの表面に付きふっくらソフトになります。

※レシピの無断転載・コピー・アイディアの使用はおやめください。

【ポイント】
・材料3のこんにゃくマンナンは粉にまぶして使用してください。(清水化学株式会社「こんにゃくマンナン」はインターネットで購入可能です。)
・生地の固さは手に付くが、こねられる程度がちょうどいいです。水と米粉で必要時調整してください。
・成形時に手に付く場合は軽く打ち粉して作業して下さい。
・発酵は冬場はオーブンの発酵機能35度程度がお勧めです。夏場は常温でも20分程度で発酵します。
・フライパンはフッ素樹脂加工のものを弱火で温めてからパンを置きます。

【保存】
翌日までは涼しい常温に出して置きます。
それ以上は冷蔵庫で3日程度か冷凍で2週間程度
食べるときはレンジで温め直し、半分にカットしてトースターで温め直すととても美味しく戻ります。

パン作り、わたしのポリシー

わたしは以前より油脂・サイリウムハスクを使用しない米粉パンの研究をしてきました。最近、こんにゃくマンナン(こんにゃく粉から体に有害な物質を除去した安全なこんにゃく成分)を使用することで、サイリウムハスクを使用しなくても小麦パンに負けない美味しいパンができるようになりました。
わたしのパン作りのポリシーは、安心食材で作ること。
せっかく手間暇かけてパンを手作りするのですから、長く食べ続けてきた材料を選びたいと思います。
サイリウムや小麦が身体に合わない方がいらっしゃるとのことお役に立てると嬉しいです。

日本人に馴染み深い、こんにゃく粉

こんにゃく粉は古くから日本人の生活とともにあります。こんにゃく芋を水洗い、スライス、乾燥させ、それを細かくして作られています。
こんゃく粉の製粉は江戸時代から始まっており、現代のこんにゃく・しらたきの大半はこんにゃく芋、もしくはこんにゃく粉から作られています。

こんにゃく粉から不純物を取り、きれいにしたものが、「こんにゃくマンナン」
こんにゃく粉には体に負担をかける亜硫酸、ヒ素、重金属などの不純物が混ざっています。それらを精製し取り除いたものが「こんにゃくマンナン」です。
身体に負担をかけることなく、農薬やこんにゃく臭・じゃりっとした食感もなく、安全で質の高いパンを作ることができます。
古くから日本人の食卓に上ってきたこんにゃくの原料のこんにゃく粉をさらに安全なものにした「こんにゃくマンナン」はパン作りに安心して使用できる食材と思っています。

こんにゃくマンナンで腸活パン (こんにゃくマンナンの健康効果)

こんにゃくマンナンはこんにゃく芋に含まれる水溶性の食物繊維です。
水分を保持したまま腸に移動できるため、便のかさを増やし、腸内細菌のエサ、家となり、腸内フローラを整え、便秘の改善・血糖値の上昇抑制効果・血中コレステロール値を下げる効果など健康な身体づくりに期待されています。(臨床試験も多数行われています。)

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最後までお読みいただきありがとうございました。

茨木くみ子

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保健師・ノンオイル健康料理研究家

産業保健・特定保健指導・子育て相談などの相談業務を長くしてきました。また自身が過食症・摂食障害を克服し約-20kgのダイエットに成功その体験から日本人に合った健康な食生活は和食だったことを再確認。高脂質な洋食・中華・洋菓子・パンを日本人に合った低脂質な和食に近づけたレシピをご紹介しています。著書多数最新刊「ふとらないクリームのお菓子 」「ふとらない米粉のお菓子」【現在の活動】オンラインや自宅で料理教室にて健康情報や料理レシピを発信保健師業務は「うららか相談」にて個別相談を受けています。料理制作動画はYouTubeにてInstagramでは最新情報とライブをしています。

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