Yahoo!ニュース

【家庭菜園・自然農でお金を稼ぐ】方法③情報を売る

かーびーファームインタープリター/自然農YouTuber

今回の記事について

前回、前々回の続きで
【『自然農でお金を稼ぐ、仕事にする』方法③情報を売る】についてです。

まだ前の記事を読んでいない方は先にでも後にでも良いので読んで頂けると理解が深まると思います。

※今回の記事の内容はYouTubeチャンネル『ちょこっと自然農』にて動画でアップ済です。

↓こちらも前々回の記事に載せた動画と同じものなので視聴済の方は飛ばして下さい。

※枠内の文は前回記事の冒頭部分と同じものです※
タイトルと内容に自然農だけではなく『家庭菜園』も含めたのは、両者に共通することがあり自然農を収益化するノウハウはそのまま家庭菜園を収益化する方法としても使えるからです。自然農と家庭菜園の共通点は、少量多品目栽培、生産販売の為の栽培よりも自給的栽培が向いているということです。『仕事としての農業』の基本というか前提となる、農産物を栽培して販売することに不向きな畑のやり方でお金を稼ぐと言うことです。

先のその3つの方法を挙げておくと
1.農産物を売る
2.体験を売る
3.情報を売る
※但し、本職の農業ほど稼げる方法ではなく、月に数千円~数万円程度の収益化です。

週末農業をやっている方、いずれは就農しようと考えている方、退職後は田舎で農業やってみたいと思っている方、家庭菜園もやっていないけど農業関係で副業をやってみたいと思う方は読んでみて下さい。もちろん、最初は小さく週1~2日程度で始めて、稼げるようになってきたらそれを月収数十万円の仕事に育てていくことも可能です。

それでは本題に入ります。

今回は【3.情報を売る】です。

3.情報を売る

情報を売るとは?

形のある物、例えば野菜を売るというのはみんなイメージできますが、『情報を売る』と言われてどういうことかイメージできる人の方が少ないと思います。

現代は情報化社会と言われるように、だれでも情報発信ができるようになりました。今や何かしらのSNSをやっていない人の方が少ないのではないでしょうか?

情報発信は多くの人がしていても、それでお金を稼いでいる人となると極端に少なくなります。なので、
『情報を売る・情報で稼ぐ』と言われてもイメージできない、
なんとなくはわかっても具体的に何をどうやったらどのくらい稼げるのかを理解している人はほとんどいないと思いますので、今回はその辺りを私がやっていることを例に紹介していきます。

情報で稼ぐ『手段』と『仕組み』

『情報発信で稼ぐ』と言われてまずイメージに上がるのは今では【YouTube】が多いと思います。他にもブログやメルマガ、Twitter、Instagram、LINEなどなど。

今、挙げたのは手段(ツール)で、仕組みではありません。まずはその違いについて説明します。

仕組みは大きく分けると2つ
①情報を広告媒体として別の物を売る
②情報その物を売る

①は更に
A.他人の商品を売る手伝いで収入を得る
B.自分の商品を販売して収入を得る
で考えることが出来るので3つのパターンとして考えると良いです。

例えば、『YouTubeで稼ぐ』で、多くのYouTuberが得ているのは①Aです。

YouTubeはグーグルが自動的に広告を表示することで、グーグルが企業から得た広告収益の一部を動画配信者(YouTuber)に振り分ける仕組みになっています。この広告収入がYouTuberの代表的な収入ですがもう一つ大きいのが企業案件です。これも仕組みで言えば①Aです。

動画で商品紹介をしてそのアフィリエイトリンクを利用するのも①Aです。
例えば、畑を耕すやり方を動画で説明してそれに使った道具のアフィリエイトリンクを動画の説明欄に載せておくとかです。

YouTubeでは他のパターンでも収入を作れます。

自分のチャンネルで自社商品の広告をする場合は①Bです。
私の場合でいえばタネの販売がこれですね。

私もやっているメンバーシップという月額有料会員を募る場合はです。
メンバーシップというのは、いわばファンクラブのような仕組みで、会員になる人は、そのYouTuberの提供する特別な商品(限定動画やグッズ)などが欲しいのでお金を払います。
その月額会費の内約7割がYouTuberの収入になります。

この3パターンの仕組みがわかると、最初に挙げた各種SNSが手段(ツール)だというのも理解し易くなると思います。

無料のメルマガ(メールマガジン)は①B、もしくは①Aですが、有料メルマガは②です。
ブログも同じくです。

無料で視聴できるSNSは①Aか①B有料コンテンツは②とまとめる事ができますね。

ものづくりをしている人は相乗効果で戦える

今回のそもそものテーマは『自然農・家庭菜園を収益化する』でしたが、農産物に限らずものづくりをしている人は『物、体験、情報』この3つを販売することが出来ます。
最後を『情報を売る』にしたのはこの3つの相乗効果について伝える為です。

・野菜(物)は売りやすいけど、数に限りもあるし大きくは稼げない。
・体験を売るにはそれだけの知識や経験が必要になるし広告が必要。
・情報は拡張性が高い(数に限りが無く広げられる)けれど、それだけで収入を得るのは地道な積み重ねが必要になる。

この3つは組み合わせることで、それぞれのデメリットを補うと同時に価値を高めることが出来ます。

YouTube発信はオワコンだけどやる価値がある理由

YouTubeでいえば、今はもう発信者が増えすぎて広告収入だけで何十万何百万円も稼ぐのは難しくなったけれど、自社商品(実物や体験イベント、講習会などなど)の広告用に使えば、その価値は文字通り何十倍、何百倍にもなります。

具体的に言うと、YouTube広告収入は人にもよるけど再生数×0.1~0.7円くらいなので、
例えば動画が2,000回視聴されても広告収入は数百円かせいぜい1,000円前後にしかなりません。

↓広告収入で稼ぐのは難しくなってるよという内容の動画です。

でも、興味のありそうな人たち2,000人に商品の広告を出そうとしたら数百円どころか数万円は掛ります。しかも動画は自分好きな内容、好きな長さで、何度でも無料で発信できます。

だからこそ、自分の商品(実物でも体験でも情報でも)を持っている人はSNSのフォロワーを増やす意味・価値が何十倍にもなるわけです。

逆に言えば、現代ではSNSを活用せずに商売をするのは非常にもったいないことでもあります。とはいえ、得手不得手もあるので発信活動が苦手だけどものづくりには自信があれば、広告は外注すればよいし、発信が得意ならそちらに力を入れれば良いわけです。

私のように両方とも半端だとしても、両方できる人自体が少ないのでそれはそれで稼ぐことも出来ちゃったりします。

↓こちらは『それでもYouTubeをやった方が良い理由』についての動画です。

お金を稼ぐためにやるべきこと

最後の最後に一番重要なことを書きますが、お金を稼ぎたいならとにかく作業量を増やしてアウトプット。商品を作りだし続けることです。

多くの人は、見聞きするだけで行動に移さず、一部の人は行動を始めても数日、数週間、数ヶ月も続けられない。

でもそれって当たり前のことで、アルバイトでも会社勤めでも、それでお金を稼ぐ為にはどれだけの準備や訓練をしてきたのか。副業にもそれと同じくらいの意識を持って取り組んで続ければ少なからずお金は稼げるようになると思いますし、挑戦して上手く行かなかったとしてもそれは貴重な経験になるはずですから。

よかったら小さな一歩でもよいので行動を初めて見て下さい。

ではではまた次の記事で。

ファームインタープリター/自然農YouTuber

愛知県西尾市にて自然農を実践してます。 農を切り口にして自然の面白さや大切さを伝える情報発信や体験イベントも行い、 農の楽しさを伝える『ファームインタープリター』を自称してます。 『野菜を売らない百姓』でもあり、 売らなくても良いからこそ自然農にまつわる色々な実験や研究をやって その様子をYouTubeにて発信しています。

かーびーの最近の記事