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炊飯器の保温でなぜ美味しい?1分でジューシーなチャーシューができる裏ワザレシピ

お天気ママ料理研究家&気象予報士

しっとり柔らかいチャーシューはとっても美味しいですよね。でも、お家で作ると、「硬い」「パサパサする」「旨味が逃げている」なんて、残念な経験をしたことはないですか?
でも大丈夫。とっても簡単で、しっとりジューシーなチャーシューを作る裏ワザレシピありますよ。

そこで今回は、実質の調理時間1~2分で、とっても簡単で美味しいチャーシューができる裏ワザとレシピを紹介します。

裏ワザは炊飯器の保温機能

まずお肉は、温度が60度を越えるとたんぱく質の変性が始まり、さらに温度が高くなると脱水して固くパサパサになる特性があります。でも、お肉を安心安全に食べるためには、中心温度を63度⇒30分以上、65度⇒15分以上、70度⇒3分以上キープしなければいけないというルールを守らなくてはいけません。

そこで活躍するのが炊飯器の保温機能です。
保温の温度は、メーカーによって多少違いはありますが70度前後です。お肉をお湯と一緒に入れて置けば、美味しくて安全な63~70度をキープできるので、簡単でしっとりジューシーなチャーシューを作ることができますよ。

■保温&ジッパー付きビニール袋でつくるメリット

・調味料は最小限でできるので節約
・肉汁が流れ出ないので旨味が逃げない
・手間なし簡単
・出来上がりはビニールのまま冷蔵保存可能

材料

■3~4人分
豚肩ロース塊(ネット付き)=350g
A.にんにく・しょうがチューブ=各小さじ1/3
A.醤油=大さじ2と1/2
A.砂糖=大さじ2
A.こしょう=3ふり
B.片栗粉=小さじ1/4
B.水=小さじ1

※お肉が500gの時は、調味料と時間を1.5倍にする。

作り方

①-湯を沸かす

豚肉の2倍くらいの量のお湯を沸かす。600~700ml。

②-味付け

豚肉は【A】といっしょにジッパー付きのビニールに入れ、空気を抜いてしっかり閉じる。

③-保温調理

炊飯釜に、①と②を入れて、重しにお皿を1枚のせて、保温モードで2時間おく。

※お湯の量は豚肉がかぶるくらい。豚肉の2倍くらいが目安です。

④-粗熱をとる

豚肉は炊飯釜から取り出し、ビニールに入れたまま常温に置き、粗熱が取れるまで1時間置いておく。

※肉の中心温度を保つために必要な時間なので省略不可。

⑤-たれづくり

ビニールにたまった汁を小鍋に入れ、煮立たせてアクを取り除き、【B】を混ぜたものを加えてとろみをつけてたれにする。

⑥-切る

豚肉はお好みの厚さに切り、たれをかけて食べる。

※切りたてのほうが、色が鮮やかできれいです。すぐに食べない場合は、③のあとビニールごと冷蔵庫で保存してください。

補足

※肉の中心温度を65度前後でねらった炊飯器のレシピです。
※炊飯器は5.5合炊きを利用したレシピです。1升炊きの場合は、湯は豚肉がかぶるくらい入れて、時間は調整してください。
※500gの豚塊肉の場合、調味料と保温時間は、1.5倍にしてください。

まとめ

炊飯器の保温機能を使えば、肉の中心温度を「安心安全」と「美味しい」のいいとこどりで、65~70度をキープすることができます。とっても簡単に、しっとりジューシーなチャーシューができるので、ぜひ試してくださいね。

動画でも詳しく説明していますので、そちらもぜひご覧ください。

料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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