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チルド焼そばの再現カップ麺「マルちゃん焼そば」と「セブンプレミアム」何が違う?

オサーンカップ麺ライター
東洋水産「マルちゃん焼そば」(左)とセブンプレミアム「ソース焼そば」(右)

今回レビューするのは、東洋水産のカップ焼そば「マルちゃん焼そば」。あのチルド焼そばの大定番「マルちゃん焼そば3人前」の味をカップ麺に落とし込んだ商品となっています。

「マルちゃん焼そば3人前」に似ているカップ焼そばといえば、同じく東洋水産が製造するセブンプレミアムのカップ焼そば「ソース焼そば」もカップ麺ファンの間ではおなじみ。

そこで今回は、ともに定番チルド焼そばの味と似ている東洋水産「マルちゃん焼そば」とセブンプレミアム「ソース焼そば」を比較し、何が違うのかを見ていきたいと思います。

東洋水産「マルちゃん焼そば」は定価税別236円。スーパーなどの店頭では120~200円ほどで売られているのを確認しました。一方のセブンプレミアム「ソース焼そば」定価税別108円。主にセブン&アイグループのスーパーでの取扱いで、価格はセブンプレミアムの方がだいぶ安価ですが、買える場所が限定されています。

「マルちゃん焼そば」と「ソース焼そば」の内容物を比較

東洋水産「マルちゃん焼そば」の内容物
東洋水産「マルちゃん焼そば」の内容物

東洋水産「マルちゃん焼そば」の内容物は、「粉末ソース+ふりかけ」「かやく」「特製油」の計3袋。カップには少し浅黒い縮れのついた油揚げ麺が入っています。

セブンプレミアム「ソース焼そば」の内容物
セブンプレミアム「ソース焼そば」の内容物

セブンプレミアム「ソース焼そば」の内容物も、「粉末ソース+ふりかけ」「かやく」「特製油」の計3袋で、カップにはこちらも少し浅黒くて縮れのついた油揚げ麺が入っていました。

内容物は、別添袋の色や大きさは違うものの、両者かなり似通っていることがわかります。

東洋水産「マルちゃん焼そば」

東洋水産「マルちゃん焼そば」
東洋水産「マルちゃん焼そば」

まずは東洋水産「マルちゃん焼そば」。パッケージにチルド焼そば「マルちゃん焼そば3人前」が描かれており、公式にチルド焼そばの味を再現した商品となっています。

東洋水産には「俺の塩」「ごつ盛り」さらには「やきそば弁当」や「焼そばバゴォーン」などといった人気のカップ焼そばブランドがありますが、その上「マルちゃん焼そば」まで抱えているなんて本当すごいですね。

東洋水産「マルちゃん焼そば」完成
東洋水産「マルちゃん焼そば」完成

チルド焼そば「マルちゃん焼そば3人前」をイメージした粉末ソースに、中細よりはちょっと太めで縮れのついた油揚げ麺と、挽肉、キャベツ、そしてあおさと紅生姜の入ったふりかけが合わせられています。

ソースはスパイス感が強めで、酸味よりもキリッとした塩気が強くてほんのり甘く、チルド焼そば「マルちゃん焼そば3人前」の味を忠実に再現。粉末焼そばソース特有の昔懐かしい味わいです。別添の「特製油」の量が多く、炒め調理の臨場感がありました。

麺はチルド焼そばに比べると硬めでコシが強く、角麺形状なのも合わせてチルド麺とは異なっており、特にチルド麺を再現しているわけではなさそう。麺量は90gで一般的なカップ焼そばと同量。

具は挽肉とキャベツ、そしてあおさや紅生姜のふりかけですが、家庭の焼そばの再現と考えると挽肉は多少違和感があります。

ソースの再現性がとても高いので、誰が食べてもチルド焼そば「マルちゃん焼そば3人前」を再現しているとわかりそうな商品でした。

セブンプレミアム「ソース焼そば」

セブンプレミアム「ソース焼そば」
セブンプレミアム「ソース焼そば」

続いてセブンプレミアの「ソース焼そば」。こちらは公にチルド麺「マルちゃん焼そば3人前」の再現を謳っているわけではありませんが、チルド焼そばファンにとっては以前から欠かせない存在のカップ焼そばとなっています。こちらも東洋水産製。

セブンプレミアムではコンビニ用に大盛タイプのカップ焼そばもあり、そちらも東洋水産製でチルド焼そばの味にとても近い商品としてお馴染みです。

セブンプレミアム「ソース焼そば」完成
セブンプレミアム「ソース焼そば」完成

スパイス感のある粉末ソースに、中細より太めの油揚げ麺と、キャベツ、あおさや紅生姜の入ったふりかけが合わせられています。

ソースの味は本家のチルド麺と似ており、上でレビューしたカップ焼そば「マルちゃん焼そば」とも瓜二つ。まったく同じなのではないかと思われます。こちらも「特製油」で炒め感が付与されていますが、マルちゃん「ソース焼そば」よりは少なめ。

麺も「マルちゃん焼そば」とよく似ており、量も同じ90g。ソースと麺は両カップ麺でほぼ共通化されていました。

具はキャベツのみで挽肉は入っていません。また、ふりかけはあおさと紅生姜ですが、量は「マルちゃん焼そば」よりもちょっと少なく見えます。

「マルちゃん焼そば」と「セブンプレミアム」何が違う?

ともにチルド焼そば「マルちゃん焼そば3人前」の味をカップ焼そばで再現した東洋水産「マルちゃん焼そば」とセブンプレミアム「ソース焼そば」の両商品を食べ比べましたが、再現性の高いソースややや硬めの麺は両者同一のものに見え、量も同じ。
「特製油」の量や、具として入っている挽肉の有無、ふりかけの量に違いが見られ、内容物は東洋水産「マルちゃん焼そば」が優勢。

一方で、価格設定はセブンプレミアム「ソース焼そば」が定価で半額以下、店頭価格でも数十円ほど安価で、価格の面では優位に立っていました。

それほど価格に違いなく買えるならばどちらを買っても良さそうですが、店頭価格が大きく開いている場合はセブンプレミアム「ソース焼そば」の方がコスパで勝り、価格の開きほど内容物に差はないように感じました。

いずれにせよ、両商品ともチルド焼そばの再現性が高く、チルド焼そばの味が好きならば間違いなくオススメできる商品です。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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