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洗濯に時間をかけたくない人へ!簡単に家事が効率アップする時短ワザを10個紹介します

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。

家事の中では洗濯だけは大好きな私ですが、時間に追われると手を抜いてしまいます。少しでも効率的にするために長年実践してきた洗濯の時短ワザをご紹介します。 丁寧に暮らすことやエコロジーの視点から見ると「どうなの?」と思われるかもしれませんが、日々の生活では手を抜かざるを得ない場面もあると思います。忙しくて洗濯に時間がかけられないと言う人のための、明日から始められる時短技10選です。

脱水は2分以内

洗濯機の初期設定では脱水時間が5〜8分になっていることが多いです。実はこれ、長すぎるのす。夏場の外干しでは1分、部屋干しでは2分、冬場の部屋干しでも3分の脱水で十分なのです。脱水時間をそれ以上長くしても乾く時間に大きな違いはありません。脱水時間を短くすればシワもできにくくなりますし、アイロンをかける手間も省けるようになります。

※乾燥機にかけて急速に乾かす場合は脱水時間は長いほうが早く乾きます。

スピードコースで洗う

多くの洗濯機にはスピードコースがあります。それほど汚れていない衣類ならスピードコースで洗ってみましょう。スピードコースの水量を1ポイント上げれば、通常コースと同じ洗浄力が得られます。夏以外は汗も少ないですし、スピードコースで十分に汚れが落ちるのです。

洗濯機の機種や洗濯物の量によって異なりますが、ボタンひとつで10分くらい時短できるようになります。

シミ抜きいらずの粉末洗剤

液体洗剤を普段使っている方は多いと思います。ニオイが気になる場合は、液体洗剤では落としきれないニオイもあるので、漂白剤入りの粉末洗剤をおすすめします。(ニオイに関しての記事洗剤では落とせない?何度洗っても甦るしつこい「ゾンビ臭」を簡単に落とす方
漂白剤でつけ置きするよりもお手軽ですし、時短にもなります。

蛍光剤入りの洗剤は衣類の色によって使えない場合があるので、粉末洗剤に慣れていない方は蛍光剤無添加の漂白剤入りのものをおすすめします。

ハンガーにかけるのは複数枚一緒に

濡れた衣類をハンガーにかける時は、首元がヨレヨレにならないように裾(すそ)から入れるのが鉄則です。1枚1枚を裾から入れていくと面倒ですが、複数の衣類に手を通しておけば作業がスピードアップします。

衣類の首元から手を入れて

複数枚を腕に通したのちにハンガーにかけていくと効率的です。

ハンガーにかけたままクローゼットに入れる

洗濯物を干したハンガーのままクローゼットに収納します。ハンガーを掛け替えることや洗濯物を畳む手間が省けます。その場合はサビやカビに強い形状のハンガーを選んでください。

小物はピンチに挟まない

下着や靴下などの小物は平干し用ネットに投げ込んで干すと時短になります。ピンチに挟んで、乾いたら外してという手間は省けます。

とくに冬場は暖房の風が当たるところに設置すると、暖房使用時はあっという間に乾きます。普段は乾燥機を利用していますが、暖房の時期は電気代を節約するために平干しネットを使います。

洗濯槽は塩素系クリーナーで手間要らず

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って洗濯機を掃除する方法をよくネットニュースなどで目にします。 酸素系漂白剤は落ちた汚れが目に見えるので達成感を感じるものの、お湯を用意しないといけなかったり、剥がれた汚れをすくい取らないといけないので、時間がないときは面倒だと思う人も多いんじゃないでしょうか。私もそう思ってしまいます。 面倒でやらなくなるくらいなら、洗濯槽用の塩素系クリーナーを試してみましょう。

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム) カビを剥がしとる
塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)はカビを溶かす

酸素系漂白剤は汚れを剥がし取るのに対して、塩素系漂白剤はカビを溶かして流します。 カビは溶けて排水と共に流れてしまうので、浮いたカビをすくい取る手間が省けます。

洗濯槽が傷むのではないかと心配になるかもしれませんが、実はほとんどの洗濯機メーカーが推奨しているのは塩素系の洗濯槽クリーナーだったりします。

洗濯機のスタートボタン(あれば洗濯槽クリーンボタン)を押すだけで手間要らずです。 1回の洗浄ではツンとした臭いが残ってしまうので、ツンとしたニオイが気になる場合は洗い終わった後に何も入れずに水だけでもう一度洗濯機を回します。その後で洗濯した衣類が漂白されてしまうことはありません。

混ぜるな危険と書いてあるのが怖いかもしれませんが、混ぜて危険なのは「酸性」の薬剤です。洗濯関係の洗剤で「酸性」のものはほんとどなく(例外はありますが)、一緒に使うこともないので怖がらなくても大丈夫です。

酸素系漂白剤を使ってもカビ臭さが抜けないという時も塩素系漂白剤を使ってみることをおすすめします。

ストレートアイロンでシワ伸ばし

冬はシャツの上にセーターやカーディガンを着ることが多いと思います。冬場のシャツは見えるところが少ないので、アイロンが面倒な時は気になるところだけ頭髪用ストレートアイロンを利用します。

衣類を挟んでスライドさせるだけなので簡単です。これ専用にストレートアイロンを衣類用に買ってもいいんじゃないかと思うほど便利です。

ただ、外でセーターを脱ぐ可能性がある場合はご注意ください。

ゴミ袋でシワ伸ばし

アイロンをかけたくない、もしくはアイロンをかけるのが難しい衣類を干す時に、衣類の中に膨らませたゴミ袋を仕込むとシワなく仕上がります。

口で空気を入れて膨らますのが大変な時は、ビニールプールや浮き輪などを膨らませる空気ポンプを使うと簡単です。

まるでアイロンをかけたようにシワなく仕上がるのでアイロン嫌いな方はぜひお試しください。

撥水スプレーを使う

撥水スプレーは雨の日以外でも大活躍します。 黄ばみやすいシャツの襟や、汗をかいてシミになりやすい脇、汚れやすい靴やカバンに撥水スプレーをしておくと、汗や汚れを弾いてシミができにくくなります。

撥水スプレーにはシリコン系とフッ素系がありますが、幅広く使えるのはフッ素系です。 フッ素系の撥水スプレーは水を弾きますが、蒸気は逃がすので衣類や靴に使っても蒸れません。

まとめ

これらが私が実践している洗濯の時短ワザ10選です。他にも「外干しをやめて部屋干しにする」や「ドラム式洗濯機(または乾燥機)を使う」などの洗濯の手間を減らす方法はありますが、条件や環境によっては使えない場合もあるので、今回は誰でも使えるワザに絞って紹介しました。どれもすぐに実践できるワザですので、気になったものがあればぜひ試してみてください。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「大人のおしゃれ手帳」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。 苦手を「できる!」に変える洗濯の裏技やグッズを紹介します。

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