ぺちゃんこになったダウンジャケットを復活させる簡単すぎる方法!電気も道具も不要
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。衣替えをして久しぶりに出したダウンジャケットがぺちゃんこ。心なしか暖かさも感じない。そんな時に誰でも簡単に復活させる方法を紹介します。ダウンのボリュームがなくなったと感じる人はぜひ試してみてください。
ダウンジャケットのボリュームが減った理由
・ダウンジャケットはかさばるから圧縮して収納していた。
・クローゼットが満員御礼でギュウギュウ詰めで保存していた。
ユニクロのウルトラライトダウンなど最近の薄手のダウンには収納袋が付属していて、袋に詰めて収納していた方もいらっしゃると思います。コンパクトに収納できるのはメリットですが、圧縮された状態で長期保存すると、綿毛のような羽毛が絡んで偏ってしまいます。そうなると圧縮状態から解放されても、うまく羽毛が開かないんです。
ダウンとは、水鳥の胸や腹部の柔らかい羽毛のことを言います。羽毛の隙間に空気をたくさん含むことで暖かさを保持する性質があるので、空気が抜けたぺちゃんこのダウンでは暖かさが半減してしまいます。
そんなぺちゃんこダウンは強制的に羽毛に空気を含ませることで暖かさと膨らみを復活させることができます。
強制的に羽毛に空気を含ませる方法は乾燥機やドライヤーを使って熱と風を加える方法もありますが、今回は道具を使わないもっとも簡単な方法を紹介します。その方法とは「乱暴に振り回す」ことです。
ダウンジャケットのボリュームを復活させる方法
ダウンが湿気などで湿った状態ではうまく空気を含んでくれませんので、まずは風通しの良い日陰に1日くらい干しておくとより効果的です。
1、襟(えり)を持って振る
陰干しした後のダウンジャケットの襟(えり)部分を両手で持ち
空気を含ませるイメージで上下に大きく10回ほど振ります。
2、裾(すそ)を持って振る
ダウンをひっくり返して裾(すそ)部分を両手で持って
上下に大きく10回くらい振ります
3、袖(そで)を振る
ハンガーにダウンジャケットをかけて、袖を持ちます。
袖をウエーブさせるように大きく振ります。
ビフォー・アフター
▼外観のビフォー・アフター
▼内部ダウンのビフォー・アフター
ジャケット内部のダウンが空気を含んで膨らみ、ブロックを埋め尽くしているのが分かると思います。これだけ膨らむと暖かさが段違いです。道具も使わずに目で見て分かるくらいふんわり感と暖かさが復活しました。
ぺったんこダウンを復活させる簡単すぎる方法まとめ
・風通しの良い場所で陰干し
・ダウンに空気を含ませる
「ダウンジャケットを乱暴に振る」そんな簡単な方法でふんわり感を再生させることができます。陰干しや振り回すことを試してみて、暖かさとボリュームを取り戻してください。
ダウンジャケットを洗わずに長期保存してしまったという場合は皮脂や汚れが羽毛に絡み付いてうまく膨らまないので、一度洗うことをお勧めします。